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毒魔



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【この小説が収録されている参考書籍】
毒魔 (新潮文庫)

毒魔の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

邦題はイタダケナイが、内容はバツグン

”まずいときに、まずいところに居合わせる”主人公と細菌兵器によるテロということで、「ダイ・ハード」プラス「24」かなと思い買ってみた。
”世捨て人ジャーナリスト”フランク・コーソのシリーズ第4弾だそうだが、シリーズを読んだことのない自分には、
”おなじみ”のハズの登場人物に感情移入がなかなかできず、中盤まで結構飛ばし読み。

ところが、後半以降急速なストーリー展開とともにがガンガン気持ちが入っていく。
そして、淡々とした表現の中にとびきり熱いものを感じる終盤約60ページが、
陳腐なテロ・パニック作品とはっきり一線を画す見事な出来栄えであり、最後にはとびきりの余韻を感じざるを得ないエンディングが待っている。

原題「RED TIDE」のほうが冒頭から終盤まで鮮烈なイメージを与える続ける「赤」のイメージを端的に表しており、
その点でも邦題は全くいただけない。(・・これだけでも結構損しているのでは・・)
しかし、本書の持つエンターテイメントとしてのレベルの高さと現実への問題提起力は、それで損なわれることはない。

全シリーズを読みたくなること請け合いの快作だ。
毒魔 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:毒魔 (新潮文庫)より
4102021140

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