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(短編集)
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中井英夫全集1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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序詩のP・ヴァレリーの詩句に因んだタイトルに惹かれて一読してみたら、なんだか気障で斜に構え、コ利に凝った探偵小説で、なにが虚無で、なにが供物なんかも不分明で、ちっとも面白くないインテリゲンチャンごっこの本だった。 探偵小説には犯人が出てきて、最後には捉まったり、自殺したりするのだが、この小説で叔父を殺した蒼司選手がピンピンしていて巴里に逃亡するという結末になっているので、そこが斬新というのだろうか? 書くも書いたりと驚嘆はしても、それがなになるのだ?と、あほらしい限りである。 これは探偵小説という時代遅れのジャンルそのものを茶化したつもりの、希代の博学の知(痴)的、かつ衒学的戯れではないだろうか? | ||||
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「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」と読んできて本書でついにその全てを読み終わった。これは…大して面白くないね。三作品の中で一番読み易いが、読んでも読んでも話が一向に進展せず、探偵気取りのド素人どもの下らない推理合戦が延々と続く。それが余りにも長過ぎて終いには飽きてき、あまつさえうんざりする。 特にわざとそう書いているのかしらんが、久生とかいうクソ生意気な女が不快極まりない。この見当外れなことばかり抜かす、そのくせ一向に態度を改めず終始偉そうにしている馬鹿女のせいでイライラが止まらなかった。自分の心に余裕がないことは認める。 んで最後の犯人の動機ときたら何だ?まるでアミバが「やつは…やつはこの俺の顔を叩きやがったんだぁ!」みたいな理由。←北斗の拳参照。そりゃ殺す奴なんて、どんな理由でも殺すけどね。いろいろあった伏線とかもただの偶然とか意味なかったとかいうオチ。 小学生が読んだら楽しめるんじゃない?いい大人がこんなの読んだって楽しめないでしょ。てか噴飯ものでしょ。 | ||||
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時は昭和29年。東京は竜泉寺のゲイバーのサロメの舞で幕をあける摩訶不思議な殺人事件の数々。上流階級の子女たちの推理遊戯に振り回されていると、ふいに現実がぱっくりと鮫のような真っ赤な口を開けて僕たちに迫ってくる恐ろしさ。昭和30年代、暗い戦後の断末魔のような奇怪な現実の事件の数々が、殺人事件よりもはるかにシュールでホラーです。読み終えて思わず文中に登場した洞爺丸事件、紫雲丸事件、女子中学生集団水死事件、森永砒素ミルク中毒事件など、手当たりしだいにネットで調べている自分を発見……。まるでぬらぬらとした鮫の口に喰われてしまったみたいです。ミステリーにして、アンチ・ミステリー?!現実と非現実が手をとりあって頭の中で輪舞を踊ってる。鬱の状態のときにはすすめられないですが、<虚無>にどっぷり浸りたい夜には最適かも…。 | ||||
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戦後の推理小説ベスト3と言うことで、確かにトリック自体は見事なのかもしれない。しかし、犯行動機は文学的すぎるし、登場人物の日常や、心の中の葛藤はほとんど見えてこない。推理小説好きの小金持ちたちが、道楽としか思えない感覚で謎解きをしていく過程も緊迫感を欠く。実は最後の方で、そうとも言えない部分が出てくるのであるが、それに至るまでがあまりにも冗長である。トリックの巧妙さより、犯罪の裏にある人間ドラマや、登場人物の心理描写などを重要視する私にとっては、文体になじめないせいもあり、退屈な作品であった。これこそが真の、純粋な推理小説と呼べるのかもしれないが…。内外の推理小説を数多く読んでいる人にとっては、おもしろい作品であるのかもしれない。 | ||||
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