■スポンサードリンク
ハーモニー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ハーモニーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作『虐殺器官』は、かなり頑張って最後まで読んだ。 結果、わからなかった。 でも本作は、女の子主人公だし、厚くないし、読めるかなー…と、思ったんですが……… 登場人物達の名前(【トァン】とか)で挫折。そっと図書館の書架に戻しました。 おそるべし、ゼロ年代。 アニメ化されるそうだが、このネーミング(【ミァハ】とか)…声優さん泣かせだな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アイディアを核に据え自らの体験を基に枠組みをつくりネットの海に流れている情報を肉付けしていく。 精巧に、精密につくりあげられた世界は素晴らしい技巧だけれどもそこにはいくつもの欠落がある。 社会に出る前の少女の不安定さ、生物が本能的に持つ死への恐怖、それを乗り越えて死に至るまでの動機 この小説は主人公が女性である必然性はどこにあるのだろう? また性の壁を乗り越え女性の一人称視点で描かれる必要性はどこにあったのだろう? はっきり言おう。 現実の女性の心理を描き出すだけの豊富な実体験がないのなら 女性の一人称視点を男性作家が描こうとするのは自殺行為に等しいと。 リストカットを行う少女の心の揺れを描写できないのなら、 自死を選択するカリスマは血が流れ心を震わす人物から 物語を進めるためだけに必要なただの道具に変わり果ててしまう。 作品を投げかける相手が女性心理を理解することに興味を持てない男性諸氏だけならば価値を損なうことはないだろうが。 SFである以上評価の本質はそこにはないかもしれないが。 惜しむらくは作者が病気という名の枷により体験と知識との間に著しい不均衡をきたしたことだろう。 もっと多くの人、物、感情に触れよりよい小説を書いてほしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
XMLか知らないけど読みづらいものをだしてSFぶってもただ読みづらいし、 公共の敵と書いてパブリックエネミーとルビをふるこのセンスは、まさに中二病。 英語でいい換えればカッコいいと思ってるところがまた痛々しい。 だからSFって人気ないんじゃないですか? それに冒頭で女子高生が、いきなりなんでこんなに説明口調でながながと独白するのやら……。 舞台設定や小道具には注目する点があるのだろうけど(とはいえARとか普通すぎるけどね)、 一般小説としては、なんか素人のWEB小説に近いと思うレベルだった。 ただこれはこの作家だけの特徴でなく、ゼロ年代(笑)のSF小説家の人らは、 こんな風にルビに外国語をふって、やたら高尚ぶって、やたら事細かに『説明文章』を書くことが好きらしい。 そんな舞台説明より、さっさと物語を展開させろと思うのはおかしいことだろうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
購入してびっくり。マークアップランゲージがそのまま見えてしまっていて、まともに読めません。Amazonさんに問い合わせたら「仕様」だそうですので、改定されるまでKindle版の購入は控えたほうが良いかもしれません。 紙の書籍を確認したところ、著者の演出でした。大変失礼いたしました。 読了後、再度評価したいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本人初のフィリップ・K・ディック賞受賞ということで手に取ってみたのですが、いささかラノベ的過ぎると感じました。 論理武装し、リアリティで固められたセカイ系、と一言で表現できる代物です。とにかく、ハヤカワのテコ入れ具合が異常だと感じます。 ゼロ年代、伊藤計劃以後、というある種の区切りがSFファンの中で形容されているようですが、少なくともその言葉がさす意味が分かりません。 世界を憎んだから、世界を攻撃する。すくなくともセカイ系を容認した日本SFは衰退していくと思います。むしろ、小松左京氏亡き今、すでに終わっているのかもしれません。 これを読んでSFを語るぐらいなら、舌を噛み切って死んだほうがましです。それに、このレベルの作品なら、海外でごろごろと転がっています。 日本という国の視野の狭さが滲むようなレビューの数々に、寒気がしました。 内容については語るに及ばず。最後まで読み進められず、投げました。文は読みやすいかもしれません。けれども、生理的に受け付けることができませんでした。 虐殺器官のほうはすんなりと読めましたし、イーガンの訳文をさらにマイルドにした、という感じでした。が、今回のこれは少なくとも、ラノベです。ラノベだから嫌い、というわけではありませんけれど。 星五の評価の乱立は、少しほめすぎやしないかと思います。すごいSFとみんなが言うから読んだ、よくわからなかったけど、みんながすごいというから星五の評価にした、という感じに見えて仕方ありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
虐殺器官が殊の外おもしろかったので期待して読んだのですが、はっきりいってがっかりの一言……。 「トァンとキアン、そしてミァハという名の女子高校生3人が、優しすぎる世界に反撃するために自殺を試みるというところから物語は始まる」 この一文を読んで拒否反応を起こす人にはお勧めしませんが、エヴァンゲリオンが好きな人は楽しめるかもしれません。 (ここからは個人的な感想です) 作中にムージルやらボルヘス、フーコーらの名前が出てきますが、彼らの作品を読んでいるという博学多識なミァハという人物が、ただの中二病の少女にしか見えない……。 カリスマ性も特に感じられませんし……。 虐殺器官と違って、残念ながらこの作品には魅力的な登場人物が全くいないなと思いました。 (以下若干ネタバレ) その他、ミァハが率いる異端派のワーキンググループのメンバーが1人(ヴァシロフ)しか登場しないのは如何なものかと……。 少なくとも、あと2、3人は出して欲しかったです。 ミァハに心酔している(ヒトラーを心酔していた将官のような)人物などなど。 ワーキンググループのメンバー以外にも、意識が消滅している状態の人物も登場して欲しかったですね……。 トァンとミァハの会話の場面も、何か動きが欲しくてミァハにステップを踏ませたり、突然両手を叩き合わせて音を鳴らしたりさせたんでしょうけど、もっと上手い表現があったのではないかと……。 ミァハを、会話の最中にステップを踏んだりする人物にしたかったんでしょうか? どうしてもそうは思わないので、この場面はあまりにも酷かったと思います……。 ★2つでもいいんですが、過剰に評価されていると思うので★1つにしておきます。 この作品を楽しめなかった人も多数いると思うので、そういう人はレビューを書いて欲しいです。 故人に対して遠慮してる部分もあるとは思いますが、それと作品の評価は違うんじゃないかと……。 このレビューが、購入を迷っている人の参考になれば嬉しいです。 最後に本音を言うと、これが21世紀の日本のSFを代表する小説ならば、もう日本のSF小説に未来はないなぁ、と思いました。 それくらい、おもしろくなかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
着目点が自分が古い人間だからかもしれないのですけど、「よくある」ことのように思えて…。 心象風景の表現がたりなかったのでしょうか、それとも…。 とにかく私にとっては「SF]ではなかったです。 ファンの人すみません。 このお話の中では、読書をダイビングして泳ぐことができませんでした…。 お亡くなりになった方の作品なのに、申し訳ないです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!