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図南の翼 十二国記
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図南の翼 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 21~40 2/6ページ
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十二国記で一番好きな作品です♪ 数えきれないほど読み返してます なに不自由ないお金持ちの女の子が 自ら動くお話し 色々な助けがあり ファンタジーてんこ盛りで 読んでいて気持ちいい( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ 最近でた4冊もこの時の クオリティなら楽しめたのに まぁ若いくて元気いっぱいの時に 執筆された作品って感じます! | ||||
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十二国記シリーズは一冊も読んだことがなく、オススメされたので、今回はじめて読んでみました。最初は文体に慣れずとっつきにくかったのですが、読み進めていくうちに引き込まれ、一気に読めました。想像以上に面白かったです!話しの運び方がうまいし、物語の壮大な構想力にひかれます。同じシリーズの本も読んでみたいです。 | ||||
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私達は、何者かになろうと背伸びをし、もがき、自己形成・キャリア形成をします。 誰もやらないなら私がやる。どんなに無謀でも、文字通り命をかけました。 クライマックスの叫びは、あの場面・あのタイミングこそ響きます。かつ、歯を食いしばって旅をした陽子の姿も重なりました。何も好きで強いわけじゃないんですよね。 思春期に入るタイミングでもいい、新入社員でもいい、「私にも言い分があるんだ!」と言いたくても言えない時期、理不尽なことにぶつかったとき、それでも成長したい時に、味方になってくれる一冊です。 | ||||
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どっぷり世界観に浸り、ページをめくる手が止まらず、一気に読みきってしまいました! 以来何度も読み返しています。 異世界ファンタジーにもかかわらず、途中からはまるで史実の人物の伝記を読んでいるかのような臨場感と説得力でした! タイトルと内容もぴったり! 十二国記最高傑作というのも頷けます。 | ||||
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荒廃する国に住む12歳の少女が、王となる審査を受けに、妖魔の森へと歩を進める物語。ものすごく簡単に言うと、こんな話。豪商の末娘として可愛がられ、利発で気の強い女の子。ただ、彼女の価値観は周囲の人間とはかなり異なるものだった。 最後に主人公が、なぜ王となろうと思ったかを切々と語る部分は、2回も読み直してしまった。子供のセリフなので、いろいろつたない表現にはなっているが、読んだ全員が、自分が置かれている状況を振り返るきっかけになると思う。どうしてそんな歪んだ価値観の中にいて、まっとうな善悪を抱え続けえて前を向けるのか。それが、王が王たる所以と切り捨てずに、今の自分が胸を張れるかどうか、ちゃんと考え直す手本にしたい。 | ||||
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国王不在で荒廃しつつある国を憂う12歳の少女が、誰もが尻込みするサバイバルロードに挑む冒険物語。独特の世界観に縛られる異世界ファンタ-とは言え荒唐無稽な設定だが、同行するさまざまな大人たちと接して自己の価値観を揺さぶられ失敗も犯しながら少女は着実に成長していく。何度も絶体絶命の危機を脱しながら、彼女が本当に国王になるべく選ばれた人間である事がわかった時は素直に感動した。ハッピーエンドで読後感は素晴らしい とにかく壮大な十二国記の世界で、少女の成長と言うただ一つの切り口で描いただけのストーリーだが、グイグイ引き込まれてあっと言う間に読み終えた。十二国記の最高傑作と言う世評も過言ではない。毎回異なる切り口でストーリーを描き分け、巻を追う毎に凄みを増す作者の筆力に脱帽である。 | ||||
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十二国記の最高傑作。登場人物が実に良い。珠晶を筆頭に、頑丘、利広。室季和とのやりとりも好きだ。北方謙三の解説がまさにその通り。ロード・ノベルであり、ディスカッション・ドラマでもある。加えて、途中で真君を出してきたり、利広のエピローグを入れたりと、小ネタもまた心憎い。何度読んでもワクワクできる、名作。 | ||||
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最後まで完全無欠で面白かったです。途中で出てくる王の論理など現在の政治にも当てはまるポイントがあり、そこを再討議する機会を作っているので、こちらも考えさせられます。 | ||||
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この珠晶=恭国の供王、シリーズの前巻に芳国から祥瓊を引き受けたシーンで少しだけ王として登場しましたが、その時は、麒麟をひっぱたくは、祥瓊に対する対応の意地悪さに「生意気な子供が王になんだ…」と思いながら。 そしていよいよ、珠晶が王になるまでの経緯をこの著書で読み、祥瓊への対応・嫌いだ!と言う感情の「意味」が解りました。 12歳にして、黄海の昇山を目指す心意気と勇気。蓮山に辿り着くまでの苦難や命の危険等々。なかなかの根性の持ち主。 はぐれて1人になっても、妖魔に傷付けられた身体で石を運び、塚を作る。失敗に終わっても「とにかく行ける所まで行ってみるしかないか!」「やれるだけ、やってみるしかないわよね!」「くじけても、しょうがないわ!」と、ドンドン色んな事をやって、進もうとする所など。12歳の子供とは思えない強さ。 命がけの苦難の中でも、少しでも希望が見えたと思うと「やっぱり私って運がいいわ!」と思える所など。やっぱり本人も本心からは気づかない王の気質があったのです。 生意気で、気高くて、ちょっぴり自惚れ屋さん。しかし「私って馬鹿だわ……」とも自分自身で感じる・気づく所。 黄朱の命や犠牲に対する感情は、最初は人間らしく情がある。でも旅をするにつれ、危険に合うにつれ、黄朱の「生き延びる」真の意味を理解していく。他社の血が流れなければ、王座にはつけない!とも理解していく。 サバイバル的な旅の内容、大金持ちの何不自由のない子供が、この世界に飛び込む。 とても良い内容だったと思います。読んでるこちらも、祥瓊への冷たい対応の、本当の「意味」も解りましたし。 読み終えて、利広はやっぱり王の子だったんだ!(高貴な雰囲気は感じていたので)。 珠晶が王になった後、頑丘は本当に宮下に入ったのか?どうなったのか?が気になる所ですが。(また後巻に出てくるかな?と期待して)。 頑丘の騎獣=駮を繋いで、犠牲に……の場目は正直驚きましたが…。駮が無事だった場目が出てきた時には、安堵しました。(良かった!)。 そして、私が1番?びっくりしたのは!「犬狼真君」で更夜が!!(延王・延麒のシリーズで、更夜が去って行ったその後も気になっていたので)。そこがまた良かったです。 この後もシリーズを最終巻まで読んで行きます。十二国記は、やっぱり読む価値ありです! | ||||
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単独の物語としての完成度がずば抜けて高い 主人公の葛藤や悩みや、読者が感じるだろう疑問をすべて一冊の中で完結させている作品 (十二国自体は出来事の節目で節を区切るが、人物の内面は色々抱えたまま進む群像劇スタイル) 私的には十二国記を終わらせた作品だと思っている もちろん続刊も出ているので現実には違うのだが、これまで陽子や泰麒の弱さや葛藤、 尚隆や六太の見せる強さと危うさといったものにたいして、この作品で珠晶が見せる 現実と理想を妥協や諦観なくきっちり紐解いていくアンサーがあまりに強烈過ぎて 今までのキャラクターが色褪せてしまった(と当時の自分は感じた) 実際この後しばらく続刊が出なかったりもしたのは著者多忙もあったろうけど ある種、この作品で書ききっちゃったんじゃないかなーとか邪推 | ||||
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大好きなシリーズ 今回も引き込まれるように一気に読みました。続きが読みたい。 | ||||
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以前アニメで見てましたが、『図南の翼』はアニメ化されてなくて、とても残念な気持ちでいっぱいでした。 結局、どんなストーリーか知りたくてしょうがないから、小説を読むことにしました。 結論を言うと、大変快い買い物でした! | ||||
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十二国記シリーズの中で一番好きな作品です。 最初、図書館で借りてよんだのですが、また読みたくなって買ってしまいました。 もう5回ほで読み返しています。 | ||||
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十二国記を再読していると、この物語が一番明るい気がします。 それでもやはり教わることがたくさん。 当たり前のように軽やかに手を差し伸べる珠晶の姿に、強さも優しさも勇気も誇示する必要はないのだと改めて思ったりします。 | ||||
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言わずと知れた中華風異世界ファンタジー 十二に分割された地上を天に選ばれた王が統治し、雲上には道教モチーフの神々や神獣が実在する世界 しかし民衆は地球の近世以前の生活をしており、飢餓、病、貧困に加え封建時代の因習と獣より恐ろしい妖魔に苦しめられています 人間に扱える都合のいい魔法などなく、神々の世界にアクセス出来るのはごく一部の人間だけ よって、その力を持つ有能な王の有無が国の安定に直結しています。王は人間の中から選ばれますが、適性を失えばすぐに崩御します 主人公、珠晶の暮らす国も長い間王を失いジリジリと衰退の道を辿っていました 珠晶は周囲の大人に王に志願しないのかとたずねますが、現状である程度の生活を得ている彼らは(いつかそれが失われるかもしれない と知りながらも)あえて困難な道に踏み出そうとはしません。それでも荒廃による惨事が起きれば彼らなりに嘆き憤り、自身と家族の無事を願います 幼い珠晶にはそれが欺瞞に思えて仕方がなく、とうとう12歳の若さで王になるための試練を受けに危険で困難な旅に出発します 「他人事の顔をして安全な所から世を嘆くなんて馬鹿みたい!」 この青臭い憤りと実直さが読むたび心に迫ります 学生時代には彼女にばかり共感していましたが、年を重ねれば「そんな簡単な事じゃないんだよ」と彼女をたしなめた周囲の心情も理解できます 荒んだ時代に自分の仕事を全うし子供を養い教育する、それだけで立派で凄いことです。自分も日々の生活に追われる事はままあります しかし、敢えてそこで「しかし」、何かを言い訳に見ないフリをしている物がないか、誰かのせいにしている物がないか、振り返ることは無意味ではないのでしょうね 「他人任せにしない生き方」、カッコいいです | ||||
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まず、珠晶が12歳(こちらの世界では小学生だよね)の少女という設定には無理があり、なかなか馴染めず、陽子の時のようには共感できなかった。 「自分が常に正しい」かのような高圧的な物言いも好きになれなかった。 しかし、口先だけではなく、きちんと行動を起こし、自分の間違いに気付いた時にはその間違いを認め、次に何をすればよいか、その間違いの責任をとるために自らの危険も省みず、堂々と行動する点には恐れ入った。 あくまで自分の信念に従い、それを一貫して貫こうとする姿勢にはとても好感が持てました。 「何も行動を起こさずに、ただ眺めているだけで、何かを批判したり愚痴を零したりすることは簡単。しかし、本当はその問題に対して行動を起こした人だけが、そのことに対して初めて愚痴を言える権利を持つのだ。」これが、珠晶の主張。 一理あると思うし、そう考える気持ちもよく分かる。何もしないで愚痴ばかり零す人や他人の批判ばかりする人は巨万といるから。やるべきことをやった人だけが口を出せる世界になればどんなに良いか。 でも、それでは実際には何も言えない人が増えるばかりか、批判する権利を持った人が極端に少なくなり、多角的な視点から大勢で批判/議論すべき問題が立ち行かなくなるだろうと思う。 また、今回の話で「王気」に関する疑問が膨らんだ。 「王気」はどのようにして発生するものなんだろうか? 麒麟は「王気」をどのくらいの距離まで捉えることが可能なんだろうか? 珠晶の「王気」は初めからあったものではなく、昇山の途中から発生したのだろうか? 珠晶が王にふさわしい人物に成長した時?? それとも、麒麟との距離が遠かったから、昇山前には供麒のレーダー(?)に引っ掛からなかったのだろうか? 他の王の例を見てみると、これらのどれも説明にならない気がする。 慶の予王や陽子は、初めから王にふさわしい人物ではなかったし、ましてや王になることを希望していたわけでもなかった。それでも何故か、「王気」を発していた。昇山をしていないにもかかわらず(陽子に至っては異世界にいたにも拘らず)、「王気」を辿った景麒により発見されている。 かなり謎な「王気」。。 更夜が真君として登場したことはとても嬉しく感じました。ずっと気になっていたキャラだったので…ろくたも元気そうで何より。 性格からして、敵を沢山作ってしまいそうな珠晶の、登極後の国を軌道に乗せるまでの話も書いてもらいたいですね。すごく大変そう。 | ||||
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定型の答えがあるわけじゃないけど、読み終えてからそんなことを考えてしまいました。 世間知らずと言われても、昇山をやってのけてしまうから彼女は王になったのか。 私も珠昌に負けじと(王になれるわけじゃないけど)日々のことを考えたり 挑戦してみたりしてます。 図南の翼は1巻読みきりなので、これから十二国記に入っていくのもいいかもしれません。 | ||||
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X文庫でしたっけ? そっちの方を新潮に移行した感じです。 個人的には、講談社文庫版の方が、表現が洗練されており、読みやすくて好きです。 特に「風の万里〜」のシリーズは、キメ台詞がなかったりしまして、切ない思いをしました。 本筋は変わりませんが、新潮にしては読みにくい、と思います。 「丕緒の鳥」 は、講談社文庫よりなので、とても読みやすかったのです、が、それ以外の移行している巻は 講談社文庫から入った私にはかなり違和感があります。 当巻もX文庫寄りなんじゃないでしょうか? 「大馬鹿者!!」 はありましたし、利広のたぬきっぷりも健在ですが、 ひらがな、カタカナが漢字になっているのは、講談社っぽいのですが、 文章の言い回しの幼さといいますか、拙さが読みにくいです。 | ||||
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3時間で読めた。 風の万里 黎明の空で出てきた珠晶が王になるまでの話。 あの幼女がどうして王になったのか、その話にきっと引き込まれます。 今までの王達は物語の主人公でも蓬山に昇山はしなかった。 今回は黄海という妖魔の住む世界に足を踏み入れるロード・ムービーとなっている。 幼い少女が何を持って王になろうとしたのか、危険な黄海で何を観て何を学んだのか、ぜひその目で確かめてください。 王気を備えているだけあって、その強運と人を引きつける魅力、そして供麒に「大莫迦者っ!」と怒鳴りつける剛気。 祥瓊をなぜ嫌ったか納得できます。 | ||||
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十二国記シリーズで『風の万里 黎明の空』と並ぶ傑作だと思います。 本作では荒廃した国土に苛立った珠晶の王を目指す過酷な旅と、その成長が描かれますが、一応単体で作品として成立しており、一冊のみなので中だるみも無く面白いので最初の一冊としてもオススメです。大人にこそオススメできる良質な物語です。 これほどの精緻な世界観の作り込みと、深いテーマ、秀逸な描写はファンタジー小説の最高峰と言っても過言ではないと思います。必読です。 | ||||
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