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風の万里 黎明の空 十二国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
風の万里 黎明の空 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 41~60 3/6ページ
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やっぱりいい。小野不由美ワールドです。ガンバって読んでいきたいと思います。 | ||||
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それぞれに苦悩を抱えた3人の少女が迎える結末。 ファンタジーの世界だけでなく、 現代社会にも通じるような苦悩を抱え、 それぞれに闇を抱えてきた少女たちが、 一つの目的に向かって光を見出していきます。 個人的には 陽子がいつ「王」であることを明かすのか、 本当にドキドキしました。 そして終盤の見事な「王」っぷり。 さわやかな読後感に大満足です。 | ||||
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4時間ほどで読めた。 三人の女性の視点で物語は進んで行く。 王としてのあり方を悩む陽子。 自分の境遇を許せないでいる二人が陽子に会いに慶国に向かう。 陽子は自分の境遇を乗り越え、現状を打破する為に行動できる女性。 一方、自分に同情し、現状を打破せず行動できない女性が対照的に描かれている。 しかし、二人はそれぞれ慶国の道中に人と会い世間を知り、自分だけが辛いのではない。 自分だけが不幸でかわいそうなんだとは言わなくなる。 ここでこの女性達に焦点を当てたのは何故だろうか。 これからどう王である陽子と絡んでくるのか楽しみである。 | ||||
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2時間で読めた。 慶王と慶王を会いにきた二人の女性の物語。 三人の女性が成長を遂げます。 陽子は自分が信頼できる人がいないので、どうしたらいいか途方に暮れていました。 しかし、陽子が行動するときいっしょに動いてくれる人は信頼に値する人物。 もしも信頼できる人、頼れる人を探すなら自分が困っているときに助けてくれる人、いっしょに動いてくれる人なんだと思いました。 国の有り様を通して信頼できる家臣も見つけ、陽子が初めての勅令出しました。 これから慶国がどのような導くか楽しみ。 あまりの面白さに上下巻とも一気に読みきれました。 | ||||
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内容の素晴らしさは他の方も書いている通りなので省きます(星は解説を省いた評価です) ■巻末にある金原瑞人さんによる解説には、「ナルニア国物語」「指輪物語」の核心に触れるネタバレがあります!■ 何の前置きや注意書きもないままに突然、 ナルニア国物語は〜〜という結末で、指輪物語は〜〜という結末。十二国記はどんな結末を迎えるのか。 という旨の文章が出てきます。 両作を未読の方、今後読もうと思っている方は、この解説は絶対に読んではいけません。 第二刷以降からこのネタバレが削られることを切に願います。 | ||||
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シリーズすべて読みましたが、みなとても面白く読ませていただきました | ||||
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シリーズすべて読みましたが、みなとても面白く読ませていただきました | ||||
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(上下巻通してのレビューです) 十二国記本編第四作で、第一作『月の影 影の海』で即位した景王陽子の続編にあたります(ただし、作者あとがきによれば、前作『東の海神 西の滄海』は外伝で、この『風の万里 黎明の空』が本編第三作とのこと)。『月の影…』の陽子を思わせるような、苛酷な運命に翻弄される少女たちや、圧政に虐げられる慶の民。事件は現場で起きている、と言わんばかりに、陽子が自国の民と共に闘います。長い迷いの末に陽子が目指す道を示す言葉、 「人は誰の奴隷でもない。そんなことのために生まれるのじゃない。――わたしは慶の民にそんな不羈の民になってほしい。己という領土を治める唯一無二の君主に。」 思わず、こんな王のもとで生きたい、と思ってしまいました。 | ||||
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シリーズ全部読みましたが、この章が結構面白いです。。 たまに読み返しています。 | ||||
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面白いですね。 時代は陽子が王座に着いた直後に戻ります。 それだけググっと期待がUP。 王になれども人が変わるわけではないので まだまだ政務の勉強中といったところ、当然ですね。 そして一見無関係に思える芳国元公主の少女と才国の海客の少女の二人が 何の因果か慶を目指す描写を描いている。 どちらも旅の中で様々に自分に足りないものを突きつけられて変わっていく。 まだ変わりきれてないかなぁというくらいで陽子と出会いそうな予感。 彼女達は王となった陽子に何を見るのか? また陽子は彼女達に何を学ぶのか? とても気になる下巻を早く読まねば。 | ||||
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とても面白かった。 本巻は戦記物の様相を呈している。 上巻に登場した各々が出来ることを行い結果をつかむ。 そしてその過程は陽子を1つも2つも大人にした。とても綺麗な纏め方ですね。 読み終わって「よかったっ!!」と思いました。 それもこれも、月の影影の海での過酷な描写があったからこそかもしれません。 とても魅せ方が上手いですね。 ただ1点気になったのは、 いくら元部下だからといって1万5千もあの3役に見つからず 密かに集められるのか大いに疑問が残る。 民衆蜂起も数に入れていたとしてもだ。 まぁでもそこは気にしすぎても仕方が無い(これを差し引いても★5) | ||||
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一度目に読んだときには、王の重責に悩む陽子、公主だったのに下層の民に落とされた祥瓊、そして日本からの海客で自分の割の合わない運命をいつも嘆く鈴、この三人がそれぞれの道をたどってめぐりあい、みごとに慶国の腐敗を収めるというクライマックスに向けての盛り上がりに興奮しました。なんという胸のすくような話か、と思い、作者のストーリーテリングのうまさに舌を巻きました。 そしてシリーズを全部読み終えてからの二度目。すると今回新たに見えてきたのは、少女たち個人の運命だけでなく、国家組織という大きなものの抱える問題でした。 王になった陽子は政治について何も知らないので、官吏たちの議論に太刀打ちできず、流されてしまいます。祥瓊は信じられないような底辺の民の生き方を味わい、不老不死の仙籍にいる特権的な王や官吏や軍人たちとの対照を知ります。そしてもともと底辺の民だった鈴は、自分の運命を嘆き、ひがむうちに、虐げられたもののために抵抗しよう、復讐しようと、声をあげます。 どれも、とても大きな、この世界の構造そのものにかかわる問題です。そしてそれは、具体的な悪人何人かを粛正すればすむという問題ではありません。 ラストでは、州侯と昇紘ふたりに悪が集約され、ふたりを倒して一件落着になったように見えます。が、ほんとうの問題は、たまたま役人に悪人がいるということではなく、官僚組織や政治というもの自体が、利権の追求や既得権の固執をどうしても含んでしまうものであることのようです。この問題は『黄昏の岸 暁の天』でさらに追求されてゆきます。 王と麒麟という神話的カリスマ権力がどれだけ、現実の官僚組織を心服させられるのか・・・・それに、不老不死の人たちがいる一方で、働きづめで老いて死んでゆく人たちもいる・・・物語の設定自体の重さもこたえました。 これだけの現実的な大問題を抱え込みながら、きちんと成長物語としての決着をつけた作者の腕前には感心します。キャラクターが生き生きと描かれ、今回は景麒の寡黙な不器用さもキーとなって読みどころです。 メインキャラクターの奇跡的な活躍と、背景の世界のリアルな重さ。『十二国記』の凄さは、この両面をみごとにバランスさせつつ、ぎりぎりですりあわせたところにあると思います。 今度(2012年)、シリーズがようやく再開されるようですが、このバランスの問題が、次なるステージにおいてさらに深化して描かれるであろうことを、大きな期待をもって待ちたいと思います。 | ||||
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私は勉強でもなんでも歴史というのが苦手で、 たまたまアニメが好きで目にしたこの『十二国記』 最初はただの暇つぶしでした。 でも違う。 アニメを見て、 原作を読みたいと心から思えた。 泣いたり、 笑ったり、 喜んだり、 落胆したり。 1つの物語でこんなに激しく喜怒哀楽をしたことがない。 親に「 きもい 」 って言われるくらい、泣いたし笑った。 この物語は、 本当に凄い。 誰しもが抱える歪みや憎み苦しみ怒り戸惑い、 そんなものが沢山つまっている。 この本の主人公ヨウコには沢山学びました。 まだまだ言いたい事がいっぱいあって…… でも、出会えて良かった。 本当にありがとう。 この物語大好き。 因に、 『十二国記』は全て良い話です。 泣きました。 | ||||
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十二国記、第六巻 風の万里 黎明の空(下)です。 この巻は、陽子が王としての覚悟を抱きなおす巻であり、 自身の無力さを痛感し、そのことによって、成長し突き 進む巻です。言い換えれば、陽子を主人公とした十二国 記シリーズ区切りの巻といったところです。 読みどころ3つ挙げますと、 (1)陽子「景麒だけは、私を信じなくてはいけない」 (2)―景王御璽。 (3)陽子「――これをもって初勅とする」 陽子は皆さんのご存知の通り、昇山して王の資格を天に問 い王位を与えられたものではありませんが、この巻は、そ の、昇山して天に問うのと同じぐらい困難で意義のある試 練が、陽子に昇山と同価値の力を与えるために、天が陽子 に課したように思えてならない巻です。陽子にとって景麒 にとって誇らしく、景の民にとっては涙の出るほど嬉しい 待ち望んだ巻だと思います。 | ||||
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十二国記、第五巻 風の万里 黎明の空(上)です。 この巻は、主人公として、陽子と海客で仙人の鈴、 峯王仲韃の娘で仲韃の死をきっかけに仙籍を剥奪さ れた祥瓊の三人が設定されています。そのため、物 語を今までの巻以上に多くの面から読み理解するこ とができる味の豊富な巻です。 読みどころ3つ挙げますと、 (1)景麒の溜息。 (2)延王「俺は雁を滅ぼしてみたくなる」 (3)新・峯麒の行方。 この巻の魅力は、陽子を通して景の国政の内実が描 写され、それ以外を鈴や祥瓊などの登場人物を通し て、景という国の実情や問題、陽子からは見えない、 確認できないことを読者に確認させ、両端から、登 場人物と共に慶の国政と国情を実感として繋げてい くところなんです。読んでいるうちに、本当になん ともいえぬ感動が湧いてきますよ。 | ||||
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女子高生が突然一国の王になったら・・・・そりゃ悩むでしょう! でも陽子はそれを真剣に受け止めて、解決しようともがきます。 実際に国を見て、問題を見つける・・・・。日本の政治家にも見習ってほしい! とにかく陽子がかっこいい!元女子高生とは思えない迫力と威厳。 最初は景麒もいじわるな事ばっかり言うなぁと思ってましたが 景麒も陽子を信頼しているのがわかって、安心しました。 初勅のシーンはとてもかっこよかったです!早く続きが読みたい! | ||||
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他の12国記も読んでいるので、迷わず上下巻購入。 ちょうど届いた日に風邪をひいて仕事を休んでいたので、体の具合が良くなったときに 読み始めたら止まらなくなり、一気に上下巻読んでしまいました。 陽子・祥けい・鈴が近づいていく様子もとても面白いのですが、やはり3人が揃って自分の信念のために戦いに 参加する処。そして祥けい・鈴が陽子のために民衆に啖呵を切る(といっていいのか?)所。でも一番の見どころは 陽子が禁軍を前に王は自分であるというところを見せる、ここが一番カッコイイ! 熱があっても寝られなくなりました。文章がすごすぎる・・・お勧めです。 | ||||
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時代は陽子が景王に即位した直後。 華々しく即位の儀が執り行われ、民たちの間には今度こそ良い時代がやってくるはずと喜びと期待が満ちている中、陽子は苦悩しています。短命の女王が続いたため官吏には「女王」に対する不信感があり、相手にされていない。唯一の拠り所の景麒は無口で無愛想、不満を顔に出してしまい陽子を不安がらせる。海客のため、国と政治の事がさっぱり分からない。。。まさに八方ふさがり。 ありきたりなファンタジーなら信頼できる仲間と有能な官吏が主を支えて協力して国を運営していくのでしょうが、作者は楽な道を与えてはくれません。「月の影〜」で友達になった楽俊は雁国の大学へ行ってしまったし、協力を得た延王・延麒はあくまで他国の王と宰相なので陽子に積極的な協力は出来ない。陽子は孤立無援の状態に置かれてしまいます。 「風の万里・黎明の空」は陽子だけでなく、長くなってしまうためくだりを割愛しますが海客の鈴と元・芳国公主の祥瓊の2人の少女が苦難を乗り越え、成長していく物語が展開されています。 陽子・鈴・祥瓊がどう行動し、それぞれの困難を乗り越えていくか? 自分に足りなかったもの、目をそらして見て来なかったもの、やる前にあきらめてしまった事・・・3人の歩んだ道を通して、はっと気付かされる事が多くありました。 自分の進む道に行き詰ってしまっている人に是非読んで頂きたいです。 | ||||
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ファンタジーはどこか現実世界において感情移入するものがなければ本当の意味で楽しさは味わえないもの、というのが私の考えなのですが… この作品は現実世界にも目を瞑りたい影の心理がリアルに描かれている作品の一つ。 なによりこの「風の万里〜」は人が持つ「地位、名声」が他人にどれだけそこへの「期待」「妄想」「嫉妬」といった感情を抱かせるかをテーマにしていると思う。 「実際になってみて違う―、実際会ってみて違う―」よく世間で人と出会えば起こりうることだ。そのギャップを知り、自分の甘さを知り成長していく陽子、鈴、ショウケイの三人の成長ぶりは今でも好きだ。 高校時代はこの本を読んで、ざくざく心の弱さにしみた憶えがある。 ファンタジーなのに現実をがんばってみよう!って思わせてくれる素敵な作品でした。 そんな意味で、これが十二国記の中でも一番好きな理由です。 | ||||
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最初は“ゴーストハント”シリーズだけでした。それも漫画の方。 いつになってもでない続編。イライラしながら待っていました。 その最中、愛する台湾で作られた日本の漫画“花ざかりの君たちへ”が原作のドラマが気に入り漫画全巻揃えました。 その中で小野先生の“屍鬼”が紹介がされておりました。古本屋迄探しても下巻が見つからない時期があり(普通の本屋で売っていることは知らなかった)、探しながら“黒祠の島”で人間の狂気に、全巻揃えた“屍鬼”では様々な心理描写に嘆息しました。 その後、“屍鬼”と一緒に買った、最初に読んでしまった“魔性の子”は広瀬から醜い人の描写に驚き、“東の〜”で尚隆・六太が心を温め、“図南の翼”で珠晶の潔く自己の過ちを省みる姿に心打たれ、“風の海〜”は泰麒から麒麟の事を学んだ。 その後に“月の影〜”で極限のどん底に落とされた陽子が楽俊に巡り会ってからの自己確立の芽生えには感動しました。 その後のこの“風の万里〜”は、不幸に浸り自らを救う事を知らなかった鈴が、自他国の事・公主としての務めの事が分かっていなかった祥瓊が、王として下すべき何もかもが分からなく信の置ける臣下もいない陽子が、それぞれに動き始めて自らの過ちに気付いていく。そして自分の為だけではなく、信ずる正義の為に周りを助けながら、愚かだった自分と決別していく。 そして最後の場面での景王陽子の初勅。目に浮かべてみたら涙が止まりませんでした。 本当に、この巻だけは中学・高校の社会科での必ず読まなければならない読書本として指定しても良いと思います。 まだの方、是非読んで下さいね〜。 | ||||
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