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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全412件 21~40 2/21ページ
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この本が刊行されてから、もうすぐ20年が経とうとしています。 この本に出会うまでは毎年親が箱根駅伝を観ているのを「何が面白いんだ」という気持ちで眺めていました。だからこそ、初めて読んだときはとても新鮮な感動がありました。 「走る」という現実的で身近な行為が、夢や魔法のようなワクワクする魅力的なものとして描かれています。箱根駅伝の知識がちょっと身に付くことや青春スポ根物語も魅力の1つですが、1番の魅力は「走る」ことの表現だと思います。 陸上競技に詳しく最新の記録などを知っている人は、時の流れや非現実さを感じるかもしれませんが、箱根駅伝に全く興味がない人・走ることに興味がない人にとっては今でも新鮮な感動を与えられる本だと思います。 正月から親がテレビでニューイヤー駅伝やら箱根駅伝やらを見ていてつまらない、そんな時に是非読んでみて欲しいです。きっとお正月が楽しくなりますよ! | ||||
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キャラクターと展開のおもしろさで、一気に読んでしまった。 現実には有り得ない展開ではあるけど、ぐいぐい引き込まれていって、本当にこんな世界があったらいいのにとすら思った。 最初は灰二のキャラクター性に惹かれて読み勧めていったが、中盤からは10人全員が愛おしくて仕方なかった。 当然ながら、今までの生い立ちは人それぞれ、走る意味も違う、そしてこれからの人生もきっとまったく異なる。 それでもゴールを目指して襷をつないでいく仲間となった奇跡が眩しい。 走ることと人生は似ているのかもしれない。10人のこれからに幸多からんことを願って。 | ||||
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読書が好きな人間にとって自分の好きな作家が好きなテーマについて描くのは人生の喜びの中でもかなり上位に入るのではないでしょうか? これが出版されたときは三浦しをんは最も「上手い」と思っていた作家なので期待して読みました。ただ私は箱根駅伝の超絶なファンですので‥著者がスポーツとは無縁のオタクであることを知っていましたし「本当に箱根の世界を書けるの?」と一抹の不安がありました。しかし相当な取材と下調べをしたことが読んでみてすぐにわかったので「やっぱりオタクのパワーを舐めたらいけない‥」と感服致しました。 駒澤大学が強くて上武大学が出てきた時代ですね。最近の箱根しか知らない方は9区が裏エースだったこととかわからないかもしれないですね。走る登場人物の特性ががもう各区間にピッタリ当てはまっていて‥めちゃくちゃ面白いです。 五区の距離が伸びてからは往路重視になってしまったので(最近また戻りましたが)読んだ当初は「この時代の箱根は面白かったよなぁ‥」ってしみじみ思っていました。(山登りの五区が最長区間になったときは所謂クライマーがいる大学はここでものすごく差をつけていたので、そうでない大学は往路の1、2、3区で稼ごうと主力を投入していたんですよね。他にもエースを五区に投入したり‥勿体無い。) 私はユキが好きなのですが、六区って復路のスタートだし難易度が高い区間です。下りだかといって飛ばしすぎたら後がきついし抑えすぎても勢いに乗れない。そこを冷静で頭の良いユキを持ってきたのがいいですよねぇ。 (余談ですが六区は下りな分スピードが上がるため世界レベルのスピードが体感できる区間です。谷口浩美、森下監督、学生選抜として出ていた河内など後に世界レベルの大会に出場できる選手など六区経験者が何気に多いです。) 増田明美さんがこの本を絶賛していたのも頷けます。 | ||||
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まったくの素人集団が一年足らずで箱根駅伝を目指す、というベタな設定ですが。その素人たちが走るタイムがすでに素人離れしている、という展開もベタですが。執筆に六年を要したという作者渾身の本格青春小説です。生きる意味を問い続ける。うれしくて、659頁の長編を二度読みしました。 「俺はずっと忘れていた。忘れたふりをしてきた。こうして走ることの切なさと歓喜を。」(ニコチャン先輩) 「俺は知りたいんだ。走るってどういうことなのか」(ハイジ) 寛政大学箱根駅伝出走者 1区 王子〔柏崎茜〕(2) 2区 ムサ〔ムサ・カマラ〕(2) 3区 ジョータ〔城太郎〕(1) 4区 ジョージ〔城次郎〕(1) 5区 神童〔杉山高志〕(3) 6区 ユキ〔岩倉雪彦〕(4) 7区 ニコチャン先輩〔平田彰宏〕(5) 8区 キング〔坂口洋平〕(4) 9区 走〔蔵原走〕(1) 10区 ハイジ〔清瀬灰二〕(4) | ||||
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「努力ですべてがなんとかなると思うのは、傲慢だということだな」 作中に出てくるセリフですが、このセリフを自虐や嫌み、諦めのような感情を抱かずに、読者が素直に受け止められる、とても良い作品です。 目の前に、天賦の才能と努力のどちらも満たした人がいたとき、その人を尊び、フラットに接し、支え、頼ることは、実はそう簡単ではないものです。スポーツでも、学業でも、仕事でも。 それができる人の貴さを、努力の分だけ速くなる長距離、しかもチーム性のある駅伝というスポーツで描いたところに価値があると思います。 | ||||
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家族のために購入。自分も気に入り、何度も読んだ。 | ||||
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ここ何年か読んだ本の中で一番に面白かったです。私も趣味でハーフマラソンに参加しているのですが、次回の大会の時はこの本を読んでテンションを上げて望みたいと強く思いました。 | ||||
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たいへん面白い駅伝小説です。主人公や、他のメンバーたちの内面や関係性も細かに描かれています。彼らが、屈折や意地や割り切れなさなどを内部に抱えながらも、走ることによってそれらが浄化されていく感覚が伝わってきて、感動します。個人的には、運動が苦手な王子に親近感を感じます。天然な花子ちゃんもいいですね。 | ||||
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記録ではない頂点を取る事の大切さを教えてくれた。仲間と一緒に目標に向かう事の楽しみを感じさせてくれる。 | ||||
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2022年1月1日購入、今年の1冊目はこの本に決めた。 祖父が駅伝選手にも関わらず私は駅伝に全く興味がなかった。 そんな私が何故かこの本を手にとってみた。 「走るの好きか?」 新年早々に自分に問いかけてみた。 この言葉を読了後に読み返すと、「生きるの好きか?」と問いかけてるような気がした。 実際に走るのも、人生を走るのも昔は好きだった。 最近はたまにしか走らなくなったし、ランナーズハイになる前に呼吸が苦しくなる。 人生でも走り方を忘れてしまったし、走り方すら忘れてしまった。 そんな自分がまた走ってみたいと思わせてくれる一冊だった。 速い選手は憧れる、けれど目指すべきは強くて走るのを楽しめる選手なんだろう。 | ||||
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箱根駅伝を目指し、その困難に立ち向かったり、達成したりと青春真っ只中ストーリー。 何かに夢中になって目的に向かって努力する姿に勇気づけられます。 | ||||
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箱根駅伝が好きで、この本を知って即買いしました。 読んで良かったです。 後から映画も観ましたが、やはり小説の方がいいですね。 | ||||
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駅伝を全く知らない人、陸上競技に全く関心ない人にも等しく、風が強く吹いてきます。 再読に値する青春小説です。 | ||||
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涙なくして読み終えることは出来ない。しかも号泣。目が腫れる。三浦先生、凄いです。 | ||||
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素敵な小説だ。 その条件は、ストーリーに共感出来る事。 そして、登場人物に感情移入できる事。 両方を満たしている。 そんな事はできねーだろ、と思う展開。 だけど、読み進めるうちに 一緒にそれをやってる気になるのだ。 そして、 登場人物。 走(かける).ハイジ、ジョージ、ジョータ、 王子、彼らに会ってみたい。 話をしてみたい。 アオタケに一泊してみたい。 何だろう、この感じ。 敢えて 具体的なストーリーは書かない。 読んでみてください。 | ||||
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何故か、秋になると読みたくなる本です。 いろんなことを考えさせてくれます。 読む歳で感じることが変ます。変わらないのは、いつも泣いてしまいます。 読み終わると心が温かくなります。 中学生の時くらいから読んでいたらと考える本です。 背中を押せる人になりたり、そういう人に近くにいて欲しい。 そうなるためには・・・・ 是非、読んで頂きたい本です。 | ||||
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女性が箱根駅伝を題材にして書かれた小説ということで、どこまで書けるかなと思っていた。読み進めるうちに、引き込まれていった。そして何より、よく取材をされている。1区から10区まで、走りのポイントをよく抑えていると思った。 取材先を法政大学陸上競技部に選んだのは適切だったと思う。伝統校ではあるが、常にシード権を勝ち取っているかといえばそうではない。苦しい予選会を勝ち抜いての出場が多いだけに、選手の気持ちがよく理解できる。 来年の箱根駅伝の見方が違ってくると思う。 | ||||
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ひたむきに走る姿に、生きていくために「置いて行かなければならなかったもの」や「諦めなければならなかったもの」があった事を思い出させてもらいました。まだ、手が届くだろうか。 | ||||
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全体的に綺麗で満足でした。 | ||||
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読み始めてから、読むのをやめたくない。でも、読み終えたくはない。そんな本に、久しぶりに出会えた。乾いた大人でもそう感じれた、感動の1冊です。ありがとうございました。 | ||||
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