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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全412件 301~320 16/21ページ
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映画から入りました。 さすがに映画より緻密で、 それぞれのランナーに寄り添った描写が心地よい。 ラストよりも、 過程の中で見えてくるドラマに、 時々ウルッとした。 箱根駅伝という、 多くの日本人が知っていて、 なぜか見ている国民的スポーツ。 そういう意味でも、 スポ根的なテーマでありながら、 なんとなくそう感じさせない作者の文体が、 万人に受け入れやすい形になっている。 最後まで読んで、 やっぱりあり得ない、 なんて思ったりもしたけど、 手に汗握って読んだのも事実。 それはひとえに、 10人の駅伝選手の、個性の良さだろう。 さらっと読んで、 さらっと泣いて、 そんなさわやかな“風”みたいな一冊。 | ||||
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「速い」に価値を見いだすとすれば、頂点に立つのはだだ一人。その距離を一番短い時間で走りきった者だけが勝者。極めて明快である。しかし、箱根においては『強さ』こそが価値を持つ。「速い」に価値がないわけではない。「速さ」は勝つために必要だ。しかし、箱根においては10人全員が走りきらねばならない。襷を次の走者に繋がなければその時点でレースは終わってしまう。たとえ10人のうち9人が区間賞を取ろうとも、最後の一人が完走できなければ意味が無くなってしまう。どんなに練習を重ね、速く走れる力をつけていても、体調、精神状態、コース、レース展開、天候などランナーを取り巻く状況はその都度違う。速さだけではロング・ディスタンスを戦い抜くことはできない。駅伝選手に求められるのは本当の意味の強さである。いつも自己ベストのタイムで走れるわけではない。どんなに己の状態が悪くとも、その状態の中で可能なベストタイムをたたき出す。しかもけっして途中で投げ出すことなく責任を果たす。たとえ己のタイムが区間最下位のタイムであっても、己がその時の状況の中で出せる最高のタイムで走りきること、それこそが駅伝選手の矜持だ。選手は『強い』と称されるこを誉れにして「天下の険」を走る。 何度も泣きました。 | ||||
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素晴らしい読み物であると同時に、走るというとてもパーソナルな行為、そして自分との戦いを、 しかし仲間と一緒に戦う、という形の現れとしてうまく伝えていたと思います。 また読み返したい本です。 | ||||
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スポーツ物にしては淡々と進む文章の中に、夜空にきらめく星のように、 ひときわ美しく心に響くフレーズが随所に散りばめられています。 そんな中でも、一番好きなのは、ハイジの走りの描写です。 ケガで一度は挫折しながらも、走ることをこよなく愛し、 真剣に誠実に走り続けてきた青年の生涯最高の走り。 特にゴール直前の「だが、スピードは衰えない」というフレーズには 鳥肌が立ちました。 小説を通して読むと、この短い言葉から、ハイジが箱根にかけた覚悟と 熱い想いが、痛いほどに心に突き刺さります。 映画は分かりやすい演出に変更されていて、この作品に幅広く興味を 持ってもらう入り口としては良いと思いますが、映画では十分描ききれなかった ハイジという青年の本当の凄さを、是非この原作で味わってほしいと思います。 | ||||
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最相葉月さんの解説を含めて約680頁の大作だが、それこそ箱根の山下りのユキのように、走の9区での超人的な快走のように、加速がついて一気に読める。私は映画を観てから原作を読みたくなり、本書を手にとった。映画は俳優たちの走る姿の美しさ、スピード、そして箱根駅伝全体を再現した映像が素晴らしく、今年の日本映画の大きな収穫として評価する。しかし2時間強の上映時間ではどうしても愛すべき個性的な10人の竹青荘の住人たちの内面の掘り下げが物足りない。原作のエッセンスを凝縮した映画化・脚本作成の努力を多とするが、原作から落とされたエピソード、それに原作を改変した部分が映画にはあるので、映画と原作を両方楽しむことを薦める。どちらもまだの人は私のように映画で長距離走者のスピードのイメージを掴んでから原作に取り組んでもよいだろう。 10人がそれぞれに挫折・コンプレックスを抱えながら走ることの意味を探り、成長していく過程が生き生きと描かれている。個人がそれぞれに解答を見つけなければならない孤独の旅路だが、そこには時に衝突しつつも信頼以上の絆で結ばれた仲間がいるという幸福感。男同士の嫉妬や敬意を交えた人間関係の表現が見事で、いい台詞が多い。裏方も含めて予選会や駅伝本番の様子もリアル。ランナーの思考や感覚、特にユキと走の感じる走りの高みの描写が秀逸だ。これだけ読後の幸福感に包まれる本は最近ちょっとなかった。ある意味読者の予想を裏切らない展開だが、それでよいと思う。 来年正月の箱根駅伝はきっとこれまでの倍以上楽しめそうだ。 | ||||
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スポコンものには滅法弱いので、「素人同然の10人が箱根を目指す」というだけで充分に興味を惹かれ、多少強引な展開があってもぐいぐい引き込まれていきました。 起承転結のはっきりしたこの作品は大変読み易い。 本レースにおいてはそれぞれの人物像を書き分けるのに苦労があったように感じますが、人物とその背景が上手に描かれてます。 本書の最初の一行を読んだときから誰もがラストを想像できていると思いますが、どのあたりで話を締めるのか?どんなレース結果になるのか? 走者が繋がる度に期待感が増していきます。 今年の箱根駅伝を見るのが楽しみになりました。 | ||||
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映画を先にみて、人物の描き方が中途半端に感じたので、原作を読みました。 映画化によって削られた部分、付け加わった部分、それぞれ善し悪しはあると 思いますが、箱根駅伝でのハイジの描き方には雲泥の差があると思いました。 見た目に分かりやすい感動に仕立てた映画、映像的には地味だけど、 読んでいて震えるほどの本物の魂の走りを描いた小説。 私は小説の方がずっと好きです。 よくある安っぽいスポ根物とは一線を画し、結果が全てではない、 スポーツの本当の喜びを描いた傑作だと思います。 陸上をテーマにした小説では、「一瞬の風になれ」がベストだと思っていましたが、 高校生と大学生の人生経験の差、もしくは挫折の深さの分、こちらの方が 奥が深く感じます。 | ||||
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読みながら、先の展開が読めてしまう、それでもページをめくる手を止められない、そんな本です。 箱根駅伝の解説書といえるぐらい豊富なディテール、また読者に、いながらにして大手町〜芦ノ湖間の旅に出ているような気分を味わわせてくれる風景描写…とにかく盛りだくさんの本です。 確かに、素人集団が1年足らずの練習でいきなり箱根駅伝の本レースに出場するなんて現実にはあり得ないでしょう。でも、この物語の肝の部分は、いよいよレースが始まり10区それぞれを走りぬく10人の主人公たちの心の風景であり、その前提となる設定は言ってみれば前座に過ぎません。トップ・アスリートが集う競技会に‘にわか’ランナーがいきなり出場できちゃうことが甘いことであっても、人間がなぜ「走る」という単純な行為に魅了されるのかという疑問にしっかり答えようとしているのです、この本は。 いいじゃないですか、夢物語でも。 少なくとも、この本を読んで箱根駅伝を予選会からじっくり観戦したいと思った人は多いはず。私もその一人なのですが、走るという身近な行為をさらに、爽やかなほどに身近に感じさせてくれる、そんな本です。 三浦しをんさんの本はこれが初めてだったのですが、彼女の他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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この本をはじめて読んだのは数年前。三浦しをんさんのまほろ駅前〜が面白くてほかのもどうかな・・と思ったのがきっかけでした。 感想は「いいじゃん!青春」 最初はハイジさんがいうからぁ。位で駅伝に足を踏み入れる面々が 一人ひとりが自分の弱さとか、ほかの人に助けられて教えられる強さに気づく。 王道ですよね。青春ものの。 でもくさくないのは、みんな熱血漢ではないから。 内に秘めたものはあるのでしょうが、あんまり表に出さない。 でも家族が応援に来てるのを見てうれしいような気恥ずかしいような気持ちになったり うすうす気づいていたけど、双子がお互いの違う面を見出して、違っていることを客観的に捕らえるようになる。 いいじゃないですか。20歳前後ってこういうのありますよね。 カケルがメンバーのやる気を信じられなくて、じりじりする。 「早いことがすべてなのか?だったら飛行機に乗ればいい、新幹線に乗ればいい」 とハイジに言われてしまうシーンも、熱血じゃないけど建前じゃなく本気で箱根を目指してんだ!という気持ちが伝わるシーンです。 青竹荘の面々はちょっと抜けてて、親しみがわくんですよね。 ハードカバーは挿絵もほのぼのしていて、イメージが膨らんで楽しいです。 映画も気になりますが、ぜひハードカバーので読むことをお勧めします! 毎日がつまらなくなったとき、元気のでる作品ですよ。 | ||||
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10人の部員で、たったの1年足らずの練習で、箱根駅伝に出るのは、たぶん荒唐無稽なストーリーなのだろう。 にもかかわらず、魅力的な登場人物たちのおかげで、とても読み応えのある小説になっていると思う。とくに、後半の、駅伝を走りながら、1人ずつに焦点をあてて、彼らの心情やバックボーンを丁寧に描いていくところにとてもひきつけられた。 こういう物語にありがちな強引で安易な部分がなく、緻密な組み立てに魅了された。 来年の箱根駅伝のテレビ中継は、違った目で楽しめそうな気がする。 | ||||
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1日で読み切ってしまいました。 ハイジの執念にも似た情熱、カケルの孤高の才能。 映画でもカケルは美しい走りをしています。 小説では10人ひとり一人にきちんと焦点を当て、 彼らのドラマをじっくり堪能でき、満足でした。 「走る才能のあるなしは関係ない。 走ることが好きだから、走るんだ」 陸上に向かない骨格に成長していく自分をみて 陸上を諦めてしまったニコチャン。 「母親を幸せにしたくて勉強したのに あっさり義父に母親を幸せにされた」というユキ。 「双子として、お互いを目標に切磋琢磨してきたけど もう弟は違う目標を見つけてしまった」というジョータ。 彼らのエピソードもやはりなくてはならない、 私の大好きな部分です。 なぜなら、彼らは「それでもいいじゃないか。」 と受け入れ、納得するからです。 「陸上の神様に愛されなくても、走ることが好きだ」 「母親を幸せにしたかった。子供のように拗ねているのはやめよう。 今母が幸せなんだからいいじゃないか」 「弟が違う道に進もうとしていることは寂しいが、 大事な弟であることには変わりはない」 私もバスケをしています。 学生の頃は、才能のなさを言い訳にして 練習は毎日参加したけれど、 監督に認められることなんてどうせないんだ、 拗ねてひねくれて、どうしたら試合に出られるのか 考えることを放棄していました。 社会人バスケを始めて、学生時代に 放棄したことを強く後悔しています。 バスケの神様に愛されなかったけど、 バスケが好きでたまらないからです。 プロでもないのに一生懸命練習して何になる? と思うこともあります。 その答えがこの本の中にあった気がしました。 走ること(バスケ)が好きか? それでいいじゃないか、と。 | ||||
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スポ根ものってマンガがいちばん見ていて分かりやすいと思っていたけれども。 三浦しをん流は面白かったです。 取材を重ねて書き上げたとはいえ、小説はやっぱり想像力の賜物。読ませるリズムが盛り盛りです。好みのシーンを拾い読み拾い読みしてます。 主人公の「走」と書いて「カケル」という名前。ああなるほど。なにに納得したのか自分でもよく分からずひとりで頷いてました。素敵な命名です。 スポーツもので困るのはキャラの名前が多すぎて覚えられない点ですが。これもその難点はありましたが。走力レベル同様だと思えば楽しく(笑)覚えられました。 個々のキャラのバックグラウンド、区間をひた走るときの心情描写、こういう時じゃないと書けないだろうと思いました。活字でないと読ませられないだろうとも思いました。漫画化されてるけれどそっちは未読。 スポーツをやったことのある人、部下バカだった人なら共感できる部分が多かろうと思います。気分がハイになる時なんかは特に。上下関係も少なからず色色あったり。 これが高校生の設定だったりしたらクサすぎて読めたもんじゃないけれど。 もうすぐ年末、そしてすぐ年明け。 箱根駅伝を来年はじっくり見ようかなと思いました。 襷+繋ぐ+走る=∞ なんですね。 追記/映画を観てきました。脚色部分が冒頭から暴投気味(笑)だったけれど面白かったです。個々のキャラの顔が結構合ってました。泣けてくるシーンあり、眺めてうっとりできるシーンありです。 | ||||
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同じ大学に通い、同じアパートに住む人々が、たった10人で箱根駅伝に挑もうとする話である。 駅伝にはさほど興味はなかったのだが、作者に興味があったので読んでみた。 私は駅伝に関しては全くの素人だが、そんな私でも現実的にはきっとありえないことだろうと想像できる。しかし、内容が緻密でよく練られていて、もしかしたらこういう奇跡が起こるかもしれないという期待を抱かせてくれる。 全体的にテンポよく読め、特に後半になるとぐいぐい引き込まれていき、一気に読んでしまった。 久々に読書のワクワク感を感じさせてくれた1冊となった。 | ||||
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駅伝を描いた小説を読んだのは初めてでしたが、 とても感動しました。 愛嬌のある10人の個性がうまく描かれていて感情移入しやすく、 終盤は本当の駅伝を観てるかのように応援していました。 そして自分も頑張れば何かできるんじゃないかと勇気をもらいました。 広くみんなに(特に若者に)読まれてほしい作品です。 | ||||
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陸上経験者3名(うち2名は全国トップクラス)+陸上経験ゼロの素人7人=10人が、箱根駅伝出場を目指して“疾走”する物語。 ストーリーは非常にありがち。しかし、普遍的なテーマである「青春」。 走るって、何だろう? 自分なりの「目標」(≠結果)に向かってがんばるってどんな気持ちなんだろう? あなたは、この小説を読み終えたとき、どう感じますか? 是非、手にとって読んでみてください。 | ||||
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この本を読書中「駅伝の小説を読んでいる」と何人かにいったら 大抵「それ、おもしろいの?」といわくありげな表情をされたのだが、 おもしろかったよ!気持ちよかったよ!と今なら胸を張って宣伝できる。 おいおいおい!と突っ込みたくなるような部分は多々あるし、 小説かというよりは他の方がすでに描かれているように脚本っぽいので 会話もセリフっぽく日常生活のリアリティには欠けるが、 そういうの全部抜きにしてみたら、純粋に羨ましくて眩しかった。 走っている中での気持ちの動きも丁寧に描かれていた気がする。 670ページにも及ぶ長編小説だが、 その長さが苦にならないほど疾走感がある青春小説。 アオタケの住人たちのようにさほど興味のなかった駅伝だが 来年はぜひ見てみたい。 こう思わせるのもハイジさんの戦略なのだろうか。 | ||||
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私自身は運動が苦手だけど、走りたくなってしまう。とにかく走るのが楽しいと思えてきました。思ったとおりのハッピーエンド?ではあったけど、楽しく読めました。 | ||||
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熱くなりました!青春ですね♪ ほとんど初心者の中の10人で箱根駅伝を目指すものですがー たとえるならROOKIESの駅伝版…みたいな感じでしょうか? 600ページ以上あるくらいの分厚い小説なのに丸1日で じっくり読めました。 時がたつのも忘れるかの様に この作品に没頭しました! 自分は中学のとき駅伝経験者なので これを読んで 当時を思い出しました。 駅伝の良さを改めて感じられました。 10月に映画化されるみたいなのですが…。こんなに長い原作を 2時間の映画に詰め込んで大丈夫なのかと 少し心配していますが、映画も もちろん見に行きます! | ||||
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中・高・大学と、陸上競技(長距離)一筋に生きてきた僕なりの感想です。 ランナーしか知りえないランナーの心情をとても丁寧な筆致で描いていて、僕も20年前を思い起こして「そうそう、そうなんだよ」と何度も心の中でつぶやきました。三浦氏は丁寧な取材を重ねるうち、「走る」ことの奥深さと、「走る」ことに無償の情熱を捧げる若者たちの虜になったであろうことが、容易に想像できます。 さて、ストーリーはというと、どうしたって「あり得ない」とか「やっぱりこうきたか」とか思う部分が少なくありません。小説なんだから仕方のないことかも知れませんが。そこの部分はやはり「真実」にはかなわないと思いますが、「駅伝」(ないし「スポーツ」)を題材にしている時点でのリスクと言えるでしょう。どうしたって「クサく」なってしまいますよね。 と、いうことで、ストーリーはやや凡庸ながらも、走ることに打ち込む若者の姿を丁寧に描く真摯な姿勢に、とても共鳴しました。現役&元ランナーが読むに耐えうる作品です。 | ||||
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駅伝は一人で走る孤独と全員で襷をつなぐと言う連帯感が必要な競技です。この独特なスポーツを題材にし、恋愛や友情をちりばめた小説ですから、感動しない訳がありません。一人一人がただ箱根駅伝に出場すると言う目標を持ち、ただ走ることで、人と人との繋がりや気遣いなどに気付いて成長していきます。たった10人での無謀にも思える箱根駅伝への挑戦です。 読み終わったあとには自分も一緒に走った後のちょっとした息苦しさと爽快感が味わえます。ただ、残念なのは個人的に三浦さんの文章は小説と言うよりも脚本に近いと感じることです。逆に言えば映像化しやすい文章のため、本書も映画化されているのだと思います。あくまでもこれは個人的な好き嫌いなので、逆にそのような文章の方が読みやすいと言う方にとってはとても面白い本だと思います。 | ||||
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