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風が強く吹いている



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【この小説が収録されている参考書籍】
風が強く吹いている (新潮文庫)

風が強く吹いているの評価: 4.59/5点 レビュー 458件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全421件 201~220 11/22ページ
No.221:
(5pt)

ただ走るそれだけのこと。でもこんなに感動するものなんだ。

走るって行為がどんなことか考えていなかった。

箱根駅伝を舞台にしたこの小説がなぜ人気なのか不思議でした。
もともと私は箱根駅伝には興味がなく、毎年日本中が熱中する理由がわかりませんでした。
見ても見ても走っているだけ、他のスポーツみたいに争い競う姿が地味。

そんな私がこの本を読んで、走るというのは孤独で自分自身の戦い、速さは重要だがそれ以上に強さも必要なことを知った。

駅伝を走る選手がどれほどの思いで走っているかを知った。

1番になることが重要ではない。変わらない理想や目標に向かい走り続けることが大切なんだ。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
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No.220:
(4pt)

肩入れしたくなるのは、主人公だけではない

即席メンバ10人で箱根駅伝に挑む物語。それぞれの個性を活かし、1つのチームとして難題に立ち向かうその姿は、シナの5にんきょうだい、7人の侍、サイボーグ009に通じるものがある。物語は、今にも崩れ落ちそうな古いアパートに、最後の1人が越してくるところから。

肩入れしたくなるのは、主人公だけではない。挫折、自信、あきらめ、希望と、ゆれる感情に左右され、あがきもがく若者たち1人1人だ。
大手町、権太坂、防砂林、小田原中継所、小涌園。まだ復路が残っている。物語も人生も。
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No.219:
(5pt)

青春小説、スポーツ小説の比類なきNO1作品である

何回感動の鳥肌が立ったか・・。自分が読んだ青春小説というジャンルにおいては、比類なきナンバーワンだ。内容は、素人集団の箱根駅伝出場までの奇跡の物語。リアリティはないのかもしれない。が、信じさせてくれる、そしてなにより人生のある時期にだけ特別に放つ、いわゆる青春の輝きがうらやましい。仲間の大事さ、かけがえのなさがコレでもかコレでもかと伝わってきた。また10人個々のキャラクターの描き方が抜群。興味なかったけど、間違いなく箱根駅伝を見る目が変わった。
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4101167583
No.218:
(5pt)

孤高の天才ランナーと、それを受け入れた元天才ランナー!

設定はわかりやすいが無理があり、、物語の先はある程度読める。

しかし、箱根駅伝を素人たちが目指す中で、どのように登場人物の10人が、人間関係を作って行き、また、、ランナーとして成長して行くのかを追っていかずにはいられなかった。故障で、いろんな人間の気持ちがわかるキャプテン清瀬と、自分の走りを誰かに強制させられたくない天才ランナー走との人間関係の描写が絶妙で、一気に読み切ってしまいました。
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No.217:
(4pt)

とても面白かった

誰でも経験する若い頃、何に対しても恐れを知らず、やれば出来るだろうと考える浅はかさが若さでもあると思う。古い下宿と登場人物のキャラクター設定などは素晴らしいが、駅伝では重要な要因となる走るコースの周りの風景がなかなかイメージできないのはどうしてだろう。     本を読んだ後でビデオを見たら、それが補われて、とても面白かったです。
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No.216:
(5pt)

その1秒を削り出せ

長距離ランナーであるハイジが、走(かける)と運命的に出会い、「アオタケ」というぼろアパートに住む他の8人の大学生も巻き込み「箱根駅伝」を目指すという、現実にはあり得ない、荒唐無稽な話です。 
 でも、兎に角10人のキャラが立っていて、面白くて、著者・構想執筆6年という力作だけあって、練習風景などもリアルな感じで、あっという間に、その世界に惹き込まれ一気読みでした。
 今や日本のお正月の風物詩になった「箱根駅伝」。
 近頃は、さすがにスタートからフィニッシュまで全部というわけにもいかないけれども、今年も気になるランナー、東洋大の設楽啓太・悠太兄弟の区間はチェックしていたので、この本の登場人物の双子と重ね合わせて読みました。
 予選会、そして、特に本番での10人の走りの描写、心情にはそれぞれ共感できる箇所があり、私まで緊張したり、苦しくなったり、テンションが高くなったり、涙を流したりしてしまいました。
 東洋大の優勝は、スペシャリストなし。純粋に各々が、自分のために、チームのためにタイムを削り出すために走り、勝利しましたが、「アオタケ」もまさに「その1秒を削り出せ」の走りでした。
 この本は、「箱根駅伝」を走るランナーの「ひたむきさ」「清々しさ」を見事に描写し、読者に「爽やかな風」「感動」を届けてくれます。
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No.215:
(5pt)

一気読み

あっという間に読みきってしまった。
陸上部の中学生、高校生、そしてその家族に読んでほしい作品です。
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No.214:
(5pt)

面白い

読み始めたときはあり得ない設定だと感じたが、住人の練習に向き合う姿、ハイジ皆の心をなぜかつかむ不思議さに引き込まれました。読み始めると止まらない作品です。
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No.213:
(4pt)

苦しくても前に進む力

涙を流しました。

私事で恐縮ですが、失恋したあとに読む小説として、非常に向いていたと思います。
長距離走は人生のアナロジーだとよく言われますが、それにしても走ることにおける強さには、強く感銘しました。

「苦しくても前に進む力。自分との戦いに挑みつづける勇気。目に見える記録ではなく、自分の限界をさらに超えていくための粘り。」

こうした強さを私も身につけていきたいと感じました。
気持ちの良い青春小説です。
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No.212:
(5pt)

本でももっているのですが。。

三浦しをんLOVEで図書館で10回以上借りて、ハードカバーを購入。映画も見ました。そしてキンドル版がでたので購入。何度読んでもいいです。
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No.211:
(4pt)

読むと、走りたくなります(笑)

陸上素人の大学生たちが箱根駅伝を目指す話です。
個々の選手のタイムの設定など、市民ランナーの私からすると、細かいところでは気になることが結構あります。
でも、ストーリーを追っていくと、面白いですね。読んでると、走りたくなってきます、ほんとに(笑)
これからランニングを始めようと思っている人、箱根駅伝が大好きな人に、是非!
なお、箱根駅伝のルールなどが、著作時期の関係から2006年の変更以前の設定になっています。
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No.210:
(5pt)

駅伝の季節に間に合うように読みました!

DVDも見てしまいました。配役の妙を楽しみにしていましたし、脚本も作者の意図を工夫して表現していて味がありました。でも、やはり若い人たちには原作を読んで何かを感じ取って欲しいですね。
一方で、現実の彼ら(選手の皆さん)はもっと厳しいトレーニングをしているのだろうと思うと、素人が安易に「お勧め」して良いのか?というジレンマを感じます。でも!私は好きな一冊です。
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No.209:
(4pt)

お正月におすすめ

山口晃展を見にいき、この本の装丁に使われている絵を見つめていたら無性に読みたくなったので
文庫版を買いもとめた。

王子、ムサ、双子のジョータとジョージ、ユキ、神童、キング、走、ハイジ、
同じ木造ボロアパートに住む十人が箱根駅伝を目指すお話。

理工学部の留学生、ムサが「黒人は足が早いというのは偏見です」というセリフがおかしくて良い。

年末年始にかけて本物の駅伝を見る直前に集中して読みふけった。
素人ながらマラソンを経験したことのある身からすると、そんなに簡単に足は早くなるまいと
思うところもあれど、物語としての魅力は十二分。
登場人物たちの心の成長にリアリティと真実があるから、走りの技術的な部分を忘れて読める。

この本を読み終えたあと、自分のランニングコースを箱根駅伝に見立てて全力疾走してしまった。
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No.208:
(5pt)

来る“箱根”に、すっかりファンになってしまい

とても面白く、
ホント、後半は駅伝観ているように、
登場人物の個々の物語に吸い込まれるようにゴール(読了)しました。
いいですね、
襷をつなぐ、
いろんな思い、それぞれの過去も、これからの期待も。
熱い!
なんか、一人で盛り上がって、
イヤー、いいですよ。
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No.207:
(5pt)

誰でも精一杯生きることはできる。

諦めさえしなければ、何処かに到達することができる。誰でも精一杯生きることはできる。
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No.206:
(5pt)

走ることへの真摯な心

純粋に走る事で、まわりの人間の心にも変化が起こり
心を一つにでき、奇跡を起こす。
人は気持ち次第で、いろんな物事を動かしていけるのだなと思いました。
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No.205:
(4pt)

疾走感

駅伝というスポーツを生かして、登場人物の内面を順番に描いていく構成がおもしろかった。
登場人物も適度に現実味があり適度に個性があるので、好感が持ちやすかったです。
駅伝の知識はほとんどなかったのですが、適切なタイミングで説明を入れてくれるので理解しやすかったです。
ただ駅伝が始まってからは自分も走っているような感覚に陥ってしまい、夜中に一気読みしてしまったので、10人それぞれのくだりは若干長く感じました。
すべてを包み込むようなエピローグ、よかったです。
何気に、春の夜や夏の日のさりげない季節感の描写が、ふっと自分の過去の体験に重なるようで引き込まれました。
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4101167583
No.204:
(5pt)

箱根駅伝がおもしろくなる!

「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)で高校陸上の小説にはまり、
今度は大学駅伝の話にはまりました。
主人公の清瀬灰二と後輩の蔵原走とのやりとりにしびれます。
その他の登場人物も個性的で、ユーモアもあります。
映画にもなりましたが、小説の方が100倍おもしろいです。
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4101167583
No.203:
(4pt)

走りを、手段としない人間がいる

走ることは、手段であって目的となりにくいような気がする。趣味や健康のためと、走りを手段と考えている人は多い。それなのに、手段としない人間がいる。

 本書は、陸上素人大学生が箱根駅伝に出場する話「風が強く吹いている」を書いている。その中で、風邪の高熱を引きずって走る神童が登場する。彼の中では(モヤのかかった脳みその中で、まえへ、まえへ、とただその言葉だけが、呪文のように木霊していた。)

そして、かつて天才と言われ、脱落した走は思った。「とても静かだ。月光が射す無人の街を走っているようだ。」彼は、ランナーズハイを超えたゾーンを体験したらしい。また主将ハイジは、選手生命を捨てて走っていた。その時、自分の右足の骨が、ぱきりと音を立てるのを聞き、痛みが脂汗となって流れるのを感じた。箱根駅伝に出場したランナーが、それぞれの走りを体現している。

多くの者にとって、走ることは手段であって目的となりにくい。それなのに走る。では、走るとはないか。ランナーにとっては、手段ではないようだ。その答えを知りたくて、彼らは走るのかもしれない。
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4101167583
No.202:
(5pt)

やっぱり…

やっぱり泣いてしまった。最後のスパートは一緒に走っているような感覚に陥ります。
色んな人間関係が丁寧に描かれていて、親しみが持てたからでしょうか、アオタケのメンバー全員大好きです。映画も観てみたくなりました。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583

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