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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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こんなに簡単にいけるものなの?選手は月間1000キロ近く走り、なおかつ怪我に打ち勝ったものの中で選ばれたモノが走るのが箱根の晴舞台のはずでしょう。 登場人物はどれだけ練習したの? 最近のスポーツものは試合やレースにでるために、どれだけのものを犠牲にして、厳しい練習をしているかを省略しすぎてる。 箱根は才能に恵まれたアスリート達が、努力に努力を重ねないと走れない舞台。 作者はそのことがわかってるのかな? | ||||
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謳い文句が「最強の直木賞受賞第一作」。表紙の装丁も魅力的で、期待して読んだ。箱根駅伝に賭ける大学生達の青春を描いたストーリーだが、私は乗れなかった。 走ることへの純粋な思いゆえに陸上競技から離れていた主人公が、どうして再び競技に参加しようと決意するのか、というプロセスがあまりにも安直で予定調和。上級生の誘いを断りきれない場面で「そう考えてもなぜか体が動かなかった。」だけでは読者は納得できない。 おそらく作者は「オンボロアパートに偶然住み着いた10人の大学生が箱根駅伝で活躍するサクセス・ストーリー」という設定を先にイメージしてしまったのだろうが、一昔前の少年マンガや青春ドラマの焼き直しを見るようでシラけてしまった。だって陸上に縁のないマンガオタクや留学生、司法試験に現役合格したガリ勉君までが、「面白そうだから」という理由だけで、箱根駅伝に挑戦してしまうのであるから。実際の箱根駅伝を目指して何年間も真剣にトレーニングしている学生がこの物語を読んだら一体どう感じるだろうか。まだしも10人がバラバラに生活する同じ高校の生徒で、箱根駅伝ではなく県の大会くらいであれば、リアリティも説得力も増すと思うのだが。 箱根駅伝に出よう、と言い出す上級生に対して他の9人が随分と簡単に同調してしまったり、アパートの大家は実はかつての名選手だったり、都合の良いこじつけが多すぎるように感じた。 また、駅伝当日の場面は丁寧な取材に基づいて素直な文章で書かれており、好感が持てるのだが、こういうスポーツ青春ものの常で、物語の展開が読めてしまうのが難だった。ひたむきに走るというのが、長距離走の醍醐味であるから致し方ないのだろうか。 キャラクターや文章のスタイルは好感が持てるのが救い。 | ||||
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