■スポンサードリンク
メビウスの殺人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
メビウスの殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
8の字屋敷で起こった、蜂須賀菊一郎殺しと河村美津子殺し。 最後に真相説明するのは、警視庁の速水恭三警部補の弟の慎二。 2つの事件とも、巧妙な殺人方法が取られている。河村美津子殺しの密室に関しては、ちょっと上手く行きすぎとは思うが。 菊一郎の死体が引きずられていた理由、常夜灯が交換されていた理由、左利きの話、空中に浮かんだボウガンの謎、ボウガンの意外な隠し場所等、すべてが合理的に説明されている。 8の字屋敷の特性も、犯行に上手く活かされている。 (この作品だけではなく、他の有名ミステリーもネタバレ) この作品は、作中に挙げられているような有名ミステリーのパロディーが随所に見られる。 凶器としてボウガンを使ったのは、『ユダの窓』。菊一郎殺しのトリックは『三つの棺』。この事件での河村美津子の役割は『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』。真犯人の設定は『スタイルズ荘の怪事件』など。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックというかその部分が弱い、隣のビルに飛び移るというのも、殺人事件ではあるかもしれないが、 弱いな~。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ライトノベルかと思うほど軽いノリの作品でした。 トリックも3つの棺の焼き直しだし。 探偵による密室の講義とやらも、可能性を整理しただけだし。 日本ではやはり本格ものは難しいのでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺戮にいたる病があまりに素晴らしかったので購入しましたが、こちらはおおはずれ。こんなに偶然、偶然のオンパレードが続くと白けてしまう。これなら私でもかけそうだ。もうひとひねりあると救われると思うのだが、盛り上がりのない作品になってしまった。残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
我孫子武丸の作品を読むのは本作で三作目。速水三兄弟シリーズを読み終わりました(当然、現時点で出版されているものは、ですが)。 速水三兄弟シリーズでなのか、我孫子武丸の作品全般でそうなのかはわかりませんが、相変わらず読みやすい文章ですらすら読めます。本作は連続殺人を扱っており、「8の殺人」や「0の殺人」でも多くの人が死んでいる。にもかかわらず全然怖い雰囲気がしないのはこの作者のよさなんでしょうね。 この作品はミッシングリンクがテーマなので殺人トリックを考えることがない。殺人トリックについて頭を絞りながら読むのが好きな私にとっては好みの作品とはいえません。また、ラストに明かされる真相も正直「ここまできてなにそれ!?」と思ってしまうようなものでした。 でもあとがき二ある「この作品はスラップスティック版殺戮にいたる病である」という作者のことばを聞き、読んでよかったぁと思いました。なぜなら名作と言われる「殺戮にいたる病」はまだ読んでいないからです。速水三兄弟シリーズとはがらっと違う作品みたいなので今から楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人側の視点と警察官の視点が切り替わり、スピーディーに物語が進行していくので、読みやすい作品だが、この真相は、ミステリーとして見ると物足りない。 もう一人の犯人の正体、ミッシングリンクの意味、現場に残された数字の意味など、いずれも肩透かしであった。 椎名が独房で最後に考えたことを真相とした方が、まだしも面白いと感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
我孫子武丸氏の作品を読んだのはこれで二作目だった。(一作目は「弥勒の掌」) この小説は、アンフェアと言わざるを得ない。 真実が突飛すぎる上に、殺害現場に示される謎の数字の意味もあっけないものだった。 伏線を最後まで引っ張り、読者を最後まで読み進めさせる筆力は認めざるをえないが、 結末は期待を裏切るものでしかなかった。あまりに非現実的であり、 快刀乱麻の解決を楽しみにしていた読者のひとりであった私はがっかりした。 解説には「好みで評価が極端に分かれるだろう」と書かれているが、 筆者に遠慮した末の言葉の選択ではないだろうかと邪推してしまう。 登場するキャラクターの個性や会話はおもしろく、それが奏功して読了できたのだと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者自身もスラップスティックギャグミステリーだと述べているように、真相が明らかになるにつれて事件の設定のバカバカしさが露呈していくのだが、これがいわゆるユーモアミステリーなのかというと、全く違う。 設定はバカバカしいのに、それが却って話自体の猟奇性、反モラル性が逆に際立ち、読後感の妙な悪さがそれを証明していると思う。決して軽いタッチのミステリーではないところが本作の真髄。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「8の殺人」「0の殺人」と来て、著者の三作目に当たる1990年発刊の初期三部作の 最終作。この速水三兄妹が登場する初期シリーズはどの作品もドタバタ喜劇っぽくて 重くならないのだが、本作で企てられる犯罪はけっこう猟奇的である。いわゆるゲーム 殺人だ。撲殺と絞殺が交互に繰り返される連続殺人に苦慮する長男・恭三。被害者に いかなる共通点も見られず、捜査は難航する。ユーモア推理風だから、さほど深刻に ならずに読めるが、これシリアス路線で書いたらサイコ・スリラーっぽくて使えるんじゃ ないかなどと考えていたら、作者によるあとがきで後の「殺戮にいたる病」という作品に 活かされているらしい。未読なので、そのうち読んでみたいが。犯罪の背景にパソコン 通信が出てくるのが後のネット犯罪を暗示していて興味深い。例によってリアリティの 点ではツッコミが可能な場面も多々あるのだが、この作品群に関しては指摘するだけ 無粋であろう。更にいうと、殺人の謎のいくつかと殺害方法の真相は説得力が弱いと 言わざるを得ず、その意味で物足りない。真剣にその意味を推理していただけにねぇ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たった今、読み終えたんですけど。。。 結末が「う〜ん」という感想です。 途中まではすごくおもしろく、8の殺人や0の殺人よりも断然謎めいた感じが好きだったんですが 最後は納得がいかないかなぁ。。。 あっさりし過ぎというか、ちょっと無理して終わらせた感じというか。 もう少し続きがあってもいいと思いました。 本当に途中まではハマりましたが、ちょっと残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
メビウスという題名が読んだ後に 納得できました。 「殺戮にいたる病」と姉妹本の ような感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「8の字殺人」「0の殺人」と同じメンバー。 無差別殺人と、その動機がメイン。 相変わらず、コメディっぽく、読みやすい。 (通勤電車:行き帰りで読み終わるのでは?) ただ、最後の殺人の真の動機というか、展開というか ちょっと納得がいかなかった。 折原一さん風と言えばわかるかなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
速見三兄妹シリーズの第三作目です。今回は無差別殺人事件です。濃いキャラクターのどたばたギャグは健在。 作者は、この作品を書いているうちに『殺戮にいたる病』を思いついたそうです。明るい『メビウスの殺人』に暗い『殺戮にいたる病』と、明るさは全く違いますが、そういえば似た雰囲気を持っていると思います。『殺戮にいたる病』を読んだ人には、『メビウスの殺人』のどたばたギャグのノリに吃驚すると思います。逆に『メビウスの殺人』を読んだ人には、『殺戮にいたる病』のスプラッターな描写の数々に戦慄を覚えると思います。『殺戮にいたる病』は「我孫子武丸の最高傑作」と評価と人気が高いです。どちらも良質の作品ですからお薦めします。ぜひ、どちらも読み比べて見て下さい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!