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緋の収穫祭



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【この小説が収録されている参考書籍】
緋の収穫祭 (創元推理文庫)

緋の収穫祭の評価: 4.30/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

イギリスの狭いコミュニティでのドロドロstory

Boltonの作品は他のもの2つ読んでいます。「3つの秘文字」?では生殖医療に関するテーマで、この作品では精神科医がヒロインでした、
もうひとつの作品「毒の目覚め」では獣医と、医療関係者が好きなのでしょうか。
さてこの作品では奇妙な少女というか、病気の少女が出て来ています、甲状腺ホルモンの分泌が少ない病気ですが、これは自分がこの病気なので、へー、と思いつつ終盤を読んだのですけど…甲状腺ホルモンの病気関係無かったんじゃないのかな、という感想。
犯人が精神異常であった、というサイコパスもののちょっとaproachが変わってる感じでしょうか、厳密に言うとサイコパスではありませんけど、精神を病んでしまった犯人が突き進んだ結果で幼女が何人も犠牲になるという陰惨なstory。
ニンゲン、健康である、と一見思われるヒトですら、何かのstress解消はするのですから、まして病んでる精神のニンゲンだったら…
ちょっと前にHollywood dramaで観てた「Dexter」みたいかな。
Dexterとこの作品の犯人が圧倒的に違うのは、犠牲の対象が悪人か、無垢な幼女であるかの違いであると思います。
しかし、おえー、ですね、犯人が精神を病んでしまった原因には。吐き気がします。無理。
本来守られるべき対象である子供を…いつだったかニュースで知ったAustriaの事件を思い浮かべてしまいましたーエスターライヒの方ですー
確か、このエスターライヒ、Austriaの田舎町で、自分の娘との間に子供ができて、できた子供たちを地下室だったか、小屋だったかに
監禁してたとかいう鬼畜的な事件でした。おえー。トラウマになりそうな事件でした。
日本でも、田舎町ってどこか閉鎖的なコミュニティになってしまいがちです。
その狭い、狭いコミュニティの中で生きていると、下界ではある「自浄作用」がまったく機能しなくなってしまう。
そのコミュニティでの「rule」が絶対であって、例外は認められない。めったなことでは、悪事であっても白日の元にさらされることは無い。
そういう恐怖がありますね。イギリスにも田舎町はありますよね、人口は日本の半分程度ですから、けっこう田舎町はあります。
聞いた話しでは、日本人とかのAsia系の人種を一生生で「目にする」ことが無い老人たちがいるということです!マジで?
いや、あるんですよ、村には100%白人しか住んでいないんです。映画やTVではAsia人を見たことはあるけれど、第二次世界大戦でも
Asia地域には派遣されてなきゃあ、見たことは無いっていうこともあるんですね。
この作品にはAsia系の人種はいっさい登場しませんし、よくあるHollywoodもののようにAfricanとか申し訳程度に出て来るChineseとか
stereo typeで出て来て無いところが良い。そういう「実体」ってけっこう大事です。
狭いコミュニティの中で起きたドロドロのstory、悪くはありません。
ただ、甲状腺ホルモンの病気関係無かったというのが…negative2。
緋の収穫祭 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:緋の収穫祭 (創元推理文庫)より
4488207073

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