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ばいばい、アース
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【この小説が収録されている参考書籍】
ばいばい、アースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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現在絶版状態となっている「ばいばい、アース」それでも、どうしても欲しい私は、あるサイトを見つけました・・・ 勝手にこんなこと書いてもいいのかな〜・・・? えっと、復刊ドットコムというサイトで、ばいばいアース復刊希望投票数が100票に到達すると、復刊交渉をしてくれるというものです。 古本屋に行くたびにこの本を探してる人もそうでない人も、是非投票お願いします>< あと、24票なの〜;; | ||||
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最後までぐわーっと読み切ってしまいました。とにかく、下巻はバトルバトルです。もう、最後の方は良く分からん!!が連発…。それぐらい、深い世界でした。作者の、神という存在に対する懐疑が描かれていたような…。作者自身がアドニスなのではないかと、私は思います。そして、私達の誰もがベル。人はいつか、旅立たなくちゃいけないっていう。それが、私なりの感想です。☆三つなのは、読者を置いていってしまうような作者の文章構成のせいですかね~。って、なんだか作者を否定することばかり書いてますけど、実はそうではなく、逆に作者の世界観に圧倒されるばかりです。私としては、マルドゥックスクランブルの方が断然おすすめですね。読者をほったらかしにしない、エンターテイメント性がありましたから。というわけで、レビューでした☆果たして、これが参考になるんでしょうかねえ? | ||||
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私はマルドゥックスクランブルを読んでから、この本に手を出したんですけど、マルドゥックスクランブルの二巻に、あとがきを書かれた人が、このばいばい、アースことを、読者を拒否するかのような話の長さと、値段の高さ。それに加えて、あまり説明のないままずーっと続いていく異色の世界。とかなんとか書いてて、まぁそれにはかなり納得のいく話で、そのため私は☆ひとつ減らしちゃいました。 でも、すっごい引き込まれるんですよ!!恐いぐらい!!上巻は気付いたら4日で読んでしまいました…。いまいちイメージできないな…と思うところもあるのに、なぜか読む手が止まらない…そんな本は初めてでした!やっぱ沖方さんの世界観とここまで読者を引き込む文章力はすごいです。まさに圧巻ですね。今はまだ上巻しか読んでないのですが、あぁ~終わって欲しくないなぁ…。個人的にはキティ大好きです☆シアンも。あとカタコームで生き残ったメンバーも。それに、アドニスとベル!!気になりますよぉ。早く下巻を読みたい!でも終わりたくない!そう思わせる作品ですね、コレ。 | ||||
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「マルドゥック・スクランブル」で日本SF大賞を受賞した冲方 丁氏の最大(大きさ・重さ・値段・スケール)の作品。 序盤から素晴らしい筆力で描写された魅力的な世界とキャラクターに引き込まれる。背丈ほどの大剣を扱うハイティーンの少女、などというまるっきりテレビゲームの設定のような主人公が、ちゃんとちゃんと動き、話し、出会い、戦っていく様子が文章の力だけで描かれている。「ばいばい、アース」というものすごく思わせぶりなタイトルと物語との関連を見出すうちに、それこそ「夢中」になる。 「強敵のインフレ化」を避けられなかった後半のバトルシーンの失速。そして手を出すのを躊躇うほどの値段。この二点が星をひとつ削った理由だ。廉価版として文庫が出ればいいのに、と強く願う作品だ。 この作品は「居合う」ことの喜びと辛さ、悲しさを教えてくれた。 雑誌のインタビューによると、近々本作が三~四分冊で文庫化されるらしい。既読者が驚くような仕掛けがあるらしい。まさに生きていく楽しみができました。 | ||||
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あまり期待しないで読み始めたのが、その世界観の深さと人物描写の巧みさ、ドラマ性や文体にすっかり魅せられ、途中で中断できずに出張先まで持って行きました(重いのに!)。長耳族が演算魔法を繰り出す場面のスピード感、軍師や指揮者が演出する戦闘場面の高揚感など、この作家の力量に、正直腰を抜かしました。日本にもこんなファンタジーの書き手がいたのか?!と驚かされます。現在在庫切れ(絶版?)になっていて、気安く人に薦められないのが残念です。 | ||||
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とにかく長い作品なので、ある程度覚悟して読まれることをオススメします。が、読む甲斐は多分あります。 漢字とルビを多用した文章は、多分マルドゥック・スクランブルに似ていますね。恐らくはかなりドイツ語寄りの語彙と、あと英語と、アナグラムとかちょっとした言葉遊びとかダブルミーニングとか、その気になって読めばかなり楽しめます。言葉とその意味によって規定されてくるその世界観はありがちなファンタジーとは違って実に興味深く面白いです。よく読むとSFの断片を見ることが出来ますし。ていうか、設定の根本はSFですよね? 物語自体も非常に深さと広がりがあって、主人公のベルだけではなく、複数の登場人物の苦悩、葛藤と成長が見られます。ベルとアドニスのありようが非常に!象徴的で深く印象に残ります。 言葉でしか描けない表現と、深みを持った物語が堪能できます。 | ||||
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デビュー後第一作。 異形の少女、ラブラック=ベルが大剣を携え、「自分の世界」を探す旅に出るため、「剣の国」での試練に挑む物語の前編。 前後巻、重ねると広辞苑より厚い2段刷り、電車で読むと手が痺れます。 ページ数もさる事ながら、これだけ緻密に、また広大に、ストーリーを練れるファンタジー作家はそうはいない。それをはっきりと思い知らせるだけの底力を持っている。 「アニメ絵の装丁が入ったアニメやゲームの原作=ファンタジー」と思っている方、読んでぎゃふんといって欲しい。 | ||||
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これは一つの卒業なのだろう。 いわゆる学生という存在がいて、「自分」という大いなる謎の中で日々を楽しく忙しく暮らし、去っていく。 自分がどこから来て、自分が何になるのか。日々の中でかろうじて掴み取ったものだけを胸に抱いて、大きな門を潜る。 だから門出という言葉があるのではないか。 …読み終えた晩、そんな事を思いながら、この重たい本を閉じました。 この本はいわゆるモラトリアムなのだ。 自分が何に適して、何に成らんとするかを模索する、 そういう環境にある人は共感できると思う。 | ||||
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