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ばいばい、アース
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【この小説が収録されている参考書籍】
ばいばい、アースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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【全巻読んだ感想です】 1、2巻は普通に読めたけど、3巻に入ってから途端にペースダウンしてしまった。 原因としては 第一に、世界の成り立ち(SF的要素)が分かって来てしまう事。 第二に、文章に疲れてしまう事。(湯あたりみたいな、もうお腹いっぱい的な) 文庫本上下2冊ぐらいでまとめてくれれば面白く感じたかもしれない。 冲方さんのファンは読むべきだと思いますが、そうでもない方は・・・・ 饒舌な文章とルビの洪水でイライラしてくるか、 気持ち悪くなってくる可能性大です(笑) 終わり方も何かモヤッとしていて、 ファンタジーで始まりSFで種明かし、 ここで終わってくれればスッキリ、と思うのですが、 最後にまたファンタジーに戻ってしまうのがチョット、という感じです。 しかしまぁこれだけの世界を二十歳そこそこで構築したというのですから、 やはり常人ではないのでしょうねぇ・・・・ 《注意》 最後の解説にネタバレありますのて、解説は最後に読みましょう。 でも4巻まで読み進めばだいたい想像はついてますよね。 | ||||
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文庫本全四巻、およそ1200ページにも及ぶ大長編ダーク?ファンタジー小説です。 綿密に練られた設定に縁取られた舞台の完成度の高さ、その素晴らしさはさすが冲方丁です。 この世界において異質な存在である、特徴のないのっぺらぼうな姿をした主人公のベルが 自分のルーツを探し求めるといったストーリーには強く惹かれるものがあります。 また、なによりそこから生まれる特殊な葛藤が面白く、話の肝にもなっていて目が離せません。 ただ、著者の初期の作品なので仕方のないことなのかもしれませんが、話の端々で中弛みするとこがあります。 臨場感あふれる戦闘シーンは魅力のひとつであることは間違いないのですが、あまりに多すぎて(特に後半)飽きてしまうのも一因かと。 この著者の作品には「天地明察」などの読みやすい作品と、圧倒的な情報量により、 やや読みにくくなってしまっている作品の二つに分かれると思うのですが、これは、どちらかと言えば後者でした。 著者のファンである私でも、この長さをボジティブに捉えることができなかったので、ファン以外の方のにはオススメしません。 | ||||
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衝撃的な内容とテンポを繰り広げ、あっという間に読み切った1巻の続編。 2は精神面への展開を始めているので、すこし落ち着いた内容。あくまで前巻と比べたらですが。 星3つにした理由は、どうしても前巻と比べてしまうから。 1巻のスピードを求めていたから肩透かしを食った感じになってしまった。 しかし、この世界の深みにハマるためには必要不可欠な内容。 物語の終末をなんとなく感じながらも、読むのをやめられない。 かっぱえびせんの謳い文句の様な味がある文章。 アクションファンタジーが初めての方、敬遠されていた方にもオススメできるシリーズです。 | ||||
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「天地明察」「テスタメントシュピーゲル」などで大ブレイクしている著者の初期作品。今となっては珍しくなったハードファンタジーで、兵団を楽隊に見立てていたり独特の法律や規制がある王国の描写など、この著者らしいオリジナリティに溢れています。ただ読み手側と同じ価値観をもつものがおらず、誰も説明してくれない設定が多いので、「え? どういうこと?」と思うところも多々。ちょっと敷居が高い印象。 | ||||
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全編通しての感想は4巻に書きます。 ここではネタバレしない程度に、1巻の感想です。 面白いことは面白いのですが、、、 他の方が書いているほど壮大でも深くもないと思います。 どこかで見たような世界を、どこかで聞いたようなキャラクターが、 よくある展開のシナリオに沿って進んでいく話しです。 上記は、この本を否定しているわけではなく、王道ということです。 ストーリーの王道は、なぜ王道となるか。それが面白い(一般的に好まれる)からです。 この本では、まるでその王道から離れているように見せかけるマジックとしてルビ(ふりがな)を使っています。 筆力の無さ(本文内で表現できていないこと)をごまかしているように感じるルビでした。 前述したように、王道の話しなので普通に面白いです。 ですが、私はおすすめしません。 全巻読了後の私の評価は、ひいき目に見て星1個です。 この1冊で完結ならばおすすめできるのですが。 | ||||
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はじめのうちは面白くて読んでいたけど3 4巻になるとマドロッコしくなって飛ばし飛ばし読んだ世界観と恋愛感情が面白いはずなんだけれどつまらない尻つぼみに、外の世界に飛び出したい主人公気持ちばかり拡大されてて面白くなくなって残念 | ||||
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4巻末尾にある作者後書きが全てを物語るというか、凡そ作家たるものこのくらいの暴挙を通すくらいの図太さが無ければ、異才とは呼ばれないんだろうという程度の異色作。 違う言い方をすると、どうせ文学的地平の限界を試すならジョイスとベケットから始めればいいんじゃね? とも思えるけれど、書いちゃったものは仕方無い。寧ろ発表時の上下二巻合計6090円也、という如何にもマニア向けな体裁の方が、この作品の形としては真っ当でしょう。これをわざわざ文庫にしちゃうのはどうなんだろう。 話としては、合理的に解釈しようなんてしちゃいけないという約束にまず読者が同意出来るかどうかからスタート。領土欲でも物欲でも名誉欲でも無くただ単に己を証すため、という甚だ不謹慎な理由で剣と魔法に訴えるイカれた戦士たち。そんな荒唐無稽が通るのもこれが誰かの夢の中にも似た箱庭遊園地の中の物語だから。従って最初から最後までリアルな動機は出て来ず、そもそも必要と看做されていない。大変パワフルなメタ小説という評価は出来るけど、その割には大事なプロットが英語のアナグラム頼みだったり突然シラーの「歓喜に寄す」におもねったり、妙に卑近なんだよなあ。まあイメージと言葉の力に酔える読者であれば幸せ。 ただ、主人公が何処までも真っ直ぐなので、読後は元気になるという効能はありますね。 | ||||
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マルドゥック・スクランブルを読んで結構面白いと感じ、 〜ヴェロシティでは、何だこの読み難い文章は、と少し落胆しました。 これを読むと、ヴェロシティとは違う意味でまた読みづらい。 なにやら、熱い思いを紙にぶちまけたようで、文章が 練れていないように感じました。 おいしくなりそうだけれどもまだ渋柿かな?といった感じ。 お話の構成については、3巻を読んで、これ本当に収拾つくの?と思ったら、 案の定私に取ってはやや中途半端な感じで終わってしまいました。 ここで終わるんなら文庫で4巻もかける話じゃないよなぁ、 というのが正直な感想です。4巻かけて10巻の物語に対応 できる土台を作りましたが、土台の構築で終わりました、 という様に思えます。 部分的には気に入ったところも沢山あるのだけれども、 全体像が期待はずれだったことで、星は3つとしました。 熱い文章が読みたい時には良いかもしれません。 | ||||
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最後までぐわーっと読み切ってしまいました。とにかく、下巻はバトルバトルです。もう、最後の方は良く分からん!!が連発…。それぐらい、深い世界でした。作者の、神という存在に対する懐疑が描かれていたような…。作者自身がアドニスなのではないかと、私は思います。そして、私達の誰もがベル。人はいつか、旅立たなくちゃいけないっていう。それが、私なりの感想です。☆三つなのは、読者を置いていってしまうような作者の文章構成のせいですかね~。って、なんだか作者を否定することばかり書いてますけど、実はそうではなく、逆に作者の世界観に圧倒されるばかりです。私としては、マルドゥックスクランブルの方が断然おすすめですね。読者をほったらかしにしない、エンターテイメント性がありましたから。というわけで、レビューでした☆果たして、これが参考になるんでしょうかねえ? | ||||
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