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ばいばい、アース
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【この小説が収録されている参考書籍】
ばいばい、アースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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おかげで、全巻読めました。 | ||||
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以前、いくつか項目を分けてレビューを記入したのですが削除されてしまいました。 そのため詳細は割愛いたしますが、以下に記載した以外にも不満点は複数ある作品だったことを先に書いておきます。 ひとつだけ書くならば、やっぱり「完全回復薬」が物語劣化の現況かと。 「かすかに息のある」と説明文を入れさえすれば助かる。 「間に合わず」と説明文を入れさえすれば消せる。 小説内のキャラクターを助ける道具、ではなく、筆者の都合あわせに便利な道具にしかなってない。 漫画かゲームのシナリオなら許せる範囲なのですが、読み手側が汲み取って脳内に世界を構築する「小説」になると、完全回復薬の出てくる話はつまらない結末にしか行き着きえないのかもしれない。 枚数を乗り越えて得るカタルシス、壮大な世界、精緻な世界のファンタジーを求めて手をのばすなら、私は止めます。 手に取るならば、ライトノベル感覚で読みましょう。 | ||||
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冲方丁先生の作品はほとんど読了しておりますが、未だにこの作品が一番のお気に入りです。 | ||||
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【全巻読んだ感想です】 1、2巻は普通に読めたけど、3巻に入ってから途端にペースダウンしてしまった。 原因としては 第一に、世界の成り立ち(SF的要素)が分かって来てしまう事。 第二に、文章に疲れてしまう事。(湯あたりみたいな、もうお腹いっぱい的な) 文庫本上下2冊ぐらいでまとめてくれれば面白く感じたかもしれない。 冲方さんのファンは読むべきだと思いますが、そうでもない方は・・・・ 饒舌な文章とルビの洪水でイライラしてくるか、 気持ち悪くなってくる可能性大です(笑) 終わり方も何かモヤッとしていて、 ファンタジーで始まりSFで種明かし、 ここで終わってくれればスッキリ、と思うのですが、 最後にまたファンタジーに戻ってしまうのがチョット、という感じです。 しかしまぁこれだけの世界を二十歳そこそこで構築したというのですから、 やはり常人ではないのでしょうねぇ・・・・ 《注意》 最後の解説にネタバレありますのて、解説は最後に読みましょう。 でも4巻まで読み進めばだいたい想像はついてますよね。 | ||||
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こんな小説を読んだのは、初めてです。 深く心に切り刻み込まれるようで、苦しくて切なくて忘れたい、でも忘れられない、そんな小説です。 独特な世界観と名称、言葉で綴られた物語です。 その独特感が、奇妙でいて摩訶不思議な世界観を上手く表現できていると思います。 読んでいて、その文才と物語構成の才能、独特な個性と想像力に素直に感嘆しました。 感情や哲学、それが深く描かれた物語です。 登場人物たちは皆、主人公ベルと出会い、変わっていきます。 神や己の存在に疑問し、問いかけ、道を模索していきます。 皆はベルのせいだといいます。 でもそんなのは言いがかりで、皆の勝手な押し付けです。 だけど身勝手にもベルのせいにし、勝手に希望にしたり、勝手に敵とみなしたり。 彼女もまた、ただ無力に濁流に飲み込まれ、巻き込まれ、傷ついていく存在にすぎないのに…。 主人公ヒロインが、あまりに過酷で熾烈で孤独で、裏切りの続く物語を読むのは、本当に堪えました。 その存在ゆえに、出会う者すべてに異端として扱われ、疑問を投げかけられる 誰かが本当に彼女を愛し、伴侶として寄り添ってくれるわけでもなく。 その存在に勝手に恋焦がれるだけ。 ベルはただ、同胞や愛する人が欲しいだけなのに。 自分が誰か、知りたいだけなのに。 愛する人たち、恋する人、そんな存在が出来ても無残にも何度も心を切り刻まれ、裏切られていく様がつらかったです。 私なら発狂してるでしょう。 両極端な言葉や物事、事象がずっと語られます。 「有にして無」のような。 それが全てにおいて前面に押し出され、文面でもずっと続きます。 感情の描写でさえも同じ。 笑っているのに、泣いていた、とかそういう描写ばかりです。 正直、疲れるし苦しい。 哲学の羅列のようで難解、苦痛、そんな感情を呼び起こされる。 でも、なぜか読み止められない。 言葉遊びにまみれた哲学の海に、無遠慮に投げ飛ばされ、それでいて、手放されるような感覚がある。 ヒロインがこんな扱いをされる理由も最後に明らかになりますが、最後は涙が出ました。 こんなに憎くて、死ねばいいのに、と思えたヒーローも初めてです。 でも最後には、彼に涙がでました。 読了後は、報われた、もしくは報われだした、皆がそれぞれの道を、そういう風にも思えるし、実際そうなのかもしれませんが…。 どうしてでしょう、やはりヒロインも皆も、どこまでも、あまりに孤独で寂しく、もの悲しい気持ちは読了後も変わりませんでした。 こんな物語はつらいので、もう売りたいとも思いましたが、売れない。 なんでしょうね、私もまるで両極端なことを言っていて、おかしいですね。 この物語の中の、主人公や登場人物たちみたいに。 | ||||
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表現も世界観も名詞の使い方もいろいろ難解(いや、複雑というのが正しいか)で、この世界観を楽しめれば非常に面白いんじゃないでしょうか。沖方さんはいろんな作品を書いているので他の作品が好きだから、という理由で読むと「なんじゃこりゃ」となってしまう可能性は大きいです。自分は楽しめました。ファンタジーが好きな人にお勧めかな。天野さんの表紙も気に入ってます。 | ||||
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久々に一気読みをしました。面白いともいうし、難しいという部分もあり。想像しやすいという部分もあり分からないという部分もあり。次の作品を読んでいけばもっと理解できるのかと。次回作品を読もうと思います | ||||
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凄いしか思いつかない。凄い作品。現実を侵食し枕上の夢まで侵食される。早く続きを読みたいが終わりがくるのも寂しい | ||||
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自分の存在とはなにか。 ファンタジーの世界の話ではあるが、にたようなことは現実にでもあるのではないか。 それでもそこに自分は存在し、自分の道は自分が切り開くということを考えさせてくれる一冊でした。 | ||||
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自分の存在とはなにか。 ファンタジーの世界の話ではあるが、にたようなことは現実にでもあるのではないか。 それでもそこに自分は存在し、自分の道は自分が切り開くということを考えさせてくれる一冊でした。 | ||||
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自分の存在とはなにか。 ファンタジーの世界の話ではあるが、にたようなことは現実にでもあるのではないか。 それでもそこに自分は存在し、自分の道は自分が切り開くということを考えさせてくれる一冊でした。 | ||||
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非常に面白い。 壮大で独特な世界観。魅力的で特徴のある登場人物。戦闘に次ぐ激しい戦闘。 これが読むエンターテイメントだ!と、言える作品。 前半は、独自の世界に入り込むのに苦労するが、慣れるとこれほど新鮮な世界は無い。 著者が後に出版した、マルドゥック・スクランブルという作品に比べると、表現などの”濃さ”が劣る気もする。しかし、それでも充分に楽しめる。 マルドゥック・スクランブルの主人公とはまた違った”異端”な主人公。 明確な夢や目的も、なかなか見えてこない。 しかし、主人公とは本来そうあるべきであると思う。 少年マンガの主人公のように、明確で決まった夢を持っている人になりたいとは思うが、共感はできない。 自分の存在意義を模索し、一生懸命考え、悩みながらも行動し、そしてやっと見つけるが、その目的を果たした先にも不安がある。 そんな著者の描く主人公に、とても共感し、魅力を感じる。 全4巻中、まだ1巻しか読んでいないが、時間が許す限りいくらでも読んでいたいと思える。 まだまだ楽しみたい。 | ||||
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文庫本全四巻、およそ1200ページにも及ぶ大長編ダーク?ファンタジー小説です。 綿密に練られた設定に縁取られた舞台の完成度の高さ、その素晴らしさはさすが冲方丁です。 この世界において異質な存在である、特徴のないのっぺらぼうな姿をした主人公のベルが 自分のルーツを探し求めるといったストーリーには強く惹かれるものがあります。 また、なによりそこから生まれる特殊な葛藤が面白く、話の肝にもなっていて目が離せません。 ただ、著者の初期の作品なので仕方のないことなのかもしれませんが、話の端々で中弛みするとこがあります。 臨場感あふれる戦闘シーンは魅力のひとつであることは間違いないのですが、あまりに多すぎて(特に後半)飽きてしまうのも一因かと。 この著者の作品には「天地明察」などの読みやすい作品と、圧倒的な情報量により、 やや読みにくくなってしまっている作品の二つに分かれると思うのですが、これは、どちらかと言えば後者でした。 著者のファンである私でも、この長さをボジティブに捉えることができなかったので、ファン以外の方のにはオススメしません。 | ||||
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世界観が今まで読んだ物とあまりにも違うため読み解くのに時間がかかりました。でもその世界観が見えてくると壮大さに後半は楽しく読んでいました。もう一度読み返そうか二巻を買うか迷っています。 | ||||
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ばいばい、アース…このタイトルの意味も明らかになるシリーズ最終巻。 圧倒的なスピードと階層を切り進む、主人公ベルと導き手〈ガイダンス〉の濃厚濃密な語り。 最後は若干、ここまで見てきた人にとっては消化不良かもしれません。次作へ繋がるような気もするが、無いだろうな。と思う。 内容もなんとなくでも相互関係、単語とその意味を知っていたいと、流れに付いていくのがツライ気が。 このシリーズ、実は3巻が一番盛り上がったのな?と思ったりします。 同作者による作品に時々、他作品の単語が入っていたりするのでこれはこれで楽しみ。 一度、世界観にドップリ浸かったら、2度読み3度読みをしたくなる良質作品だと感じました。 | ||||
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シリーズ第3巻は血肉涌き踊る?アクション展開! イメージ的には1巻から成長した主人公・ベルと仲間がスピード感と重圧感を伴って星を駆け巡る! 徐々に目覚める異形の形として生まれた少女ベルと相棒であるルティングと刻印〈スペル〉された大剣。 都市〈パーク〉魔〈ニドホック〉正義〈トップドッグ〉悪〈アンダードッグ〉… 謎と伏線が張り巡らされ、1巻から計算され尽くしたストーリーがクライマックスに向けて加速する… 個人的には何と言っても牙〈レッドラム〉とのっぺらぼう〈ベル〉がお互いの存在理由を掛けて剣と剣で相対するシーンがグッとくる。 なんにせよ、テンションが上がりっ放しの3巻!気になる方は、この巻から読んでもソンしない気がします。 | ||||
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同タイトルの文庫版。 単行版は天野喜孝さんが手がける幻想的な表1でしたが、文庫版は一般的に手に取りやすいと思われるリニューアルに。 内容は最初っから飛ばす!独特の言い回しのリズム良いレイアウトが更に加速させる異空間ファンタジー。 最後まで知っている人間にとっては意味深い文言の数々… 魅力的な、ひとりぼっちな少女、ベル… 彼女が身軽なゆえ、跳びたつ大地と舞い降りる川面で小石と波紋を呼び起こす。 本人が望むも望まないも含め。 特に期待しないで本屋さんで手に取ったとき、まさに時を忘れ立ち読みに耽りました。 引き込まれに引き込まれ… 日本語を読めて、良かった。と思える作品に出会えました。 | ||||
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衝撃的な内容とテンポを繰り広げ、あっという間に読み切った1巻の続編。 2は精神面への展開を始めているので、すこし落ち着いた内容。あくまで前巻と比べたらですが。 星3つにした理由は、どうしても前巻と比べてしまうから。 1巻のスピードを求めていたから肩透かしを食った感じになってしまった。 しかし、この世界の深みにハマるためには必要不可欠な内容。 物語の終末をなんとなく感じながらも、読むのをやめられない。 かっぱえびせんの謳い文句の様な味がある文章。 アクションファンタジーが初めての方、敬遠されていた方にもオススメできるシリーズです。 | ||||
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ハードカバー版を読みました。 ファンタジー風の作品。 独自の価値観、法則の働く異世界が舞台。 主人公の少女の自分探しの物語でもあるが。 様々なキャラクターたちが、この独特の世界の理に苦悩し、翻弄され答えを捜し求める。 そして闘争する。 しかし、まずは剣の物語として読んだ。 この作品で描かれる、剣とそのあり方、剣による戦闘はとても魅力的ですばらしい。 魅力的な剣士達が登場し、すばらしい刀剣が登場し、彼らが、独自の法則に基づく、剣による、美しく、音楽的な、舞踏のような、戦闘を見せてくれる。 分厚い本だが、剣によるバトル、独特の集団戦の戦いの連続で、どんどん先に読めてしまう。 バトルに次ぐバトルで、さすがに下巻の半ばも過ぎるとさすがに戦闘シーンはおなか一杯になったが。 もちろん、バトルだけでなく、独自の法則が貫くこの世界の描写もすばらしい。 様々な異物、異種が美しく語られる。 美しく、音楽的な、剣によるバトル、しかし、剣だけでなく、生活そのものが音楽的で美しいものとして、この世界には存在している。 世界の法則として。 終盤は、この独特の世界の謎も語られる。 剣による命を懸けた美しい戦闘と魅惑的な異世界、僕がファンタジーに望む、切望するのものがこの作品にはありました。 ありがとうございました。 | ||||
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「天地明察」「テスタメントシュピーゲル」などで大ブレイクしている著者の初期作品。今となっては珍しくなったハードファンタジーで、兵団を楽隊に見立てていたり独特の法律や規制がある王国の描写など、この著者らしいオリジナリティに溢れています。ただ読み手側と同じ価値観をもつものがおらず、誰も説明してくれない設定が多いので、「え? どういうこと?」と思うところも多々。ちょっと敷居が高い印象。 | ||||
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