■スポンサードリンク


GMO



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
GMO(上)
GMO(下)

GMOの評価: 3.87/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(4pt)

遺伝子組み換え技術によって、世界を征服する。

遺伝子組み換えをテーマにしてあるので、楽しみだった。
どうその世界を構築するかにあった。
ただところどころ、技術的用語の理解が不十分であるところに、
もう少し、研究者の監修を受けたほうがいいとおもった。
『ジェネアグリ』の野望は、遺伝子組み換え技術によって、世界を征服することにあった。
作物。直接的な食用ではない作物、『ワイン』がターゲットと推理が始まる。
ワインを狙うのは、やはり付加価値というものがあるからだろうね。
農産物と醸造業は、きりはなせない存在なので、
その害虫、フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)
その害虫に対応するために、抵抗性台木を採用することによって、味がおいしくなくなった。
遺伝子組み換えは、植物がターゲットではなく、昆虫にも及んだ。
フィロキセラをより強くする。コカを絶滅させるフィロキセラ。
コカをあつかう二つのグループの暗躍と熾烈な陰謀。
ロドリゴ。マリエル。二つのグループ。
遺伝子組み換えの是非。コカは、絶滅させたほうがいいのか?
ふーむ。
問題の核心に触れていないことに、残念な思いがあった。
『国家の意思』が見え隠れするところが面白い。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.22:
(5pt)

遺伝子組み換えがどのように使われるのか?その仕組みがおもしろいが、本質はついていない。

遺伝子組み換えをテーマにしてあるので、楽しみだった。
どうその世界を構築するかにあった。
ただところどころ、技術的用語の理解が不十分であるところに、
もう少し、研究者の監修を受けたほうがいいとおもった。
『ジェネアグリ』の野望は、遺伝子組み換え技術によって、世界を征服することにあった。
作物・・・直接的な食用ではない作物。
『ワイン』・・・がターゲットと推理が始まる。
ワインを狙うのは、やはり付加価値というものがあるからだろうね。
農産物と醸造業は、きりはなせない存在なので。
ダイズやトウモロコシが遺伝子組み換えのターゲットになったのも、ワインと似た発想。
その害虫・・フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)
その害虫に対応するために、抵抗性台木を採用することによって、しかし、味がおいしくなくなった。
遺伝子組み換えは、植物がターゲットではなく、昆虫にも及んだ。
フィロキセラをより強くする。コカを絶滅させるフィロキセラ。
コカをあつかう二つのグループの暗躍と熾烈な陰謀。
ロドリゴ・・・マリエル・・・二つのグループ。
遺伝子組み換えの是非。そして コカは、絶滅させたほうがいいのか?
GMOの問題の核心に触れていないことに、残念な思いがあった。
『国家の意思』が見え隠れするところが面白い。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.21:
(3pt)

着眼点はよいが作風が軽い

GMO(遺伝子組み換え作物)の脅威を題材にした作品。 上巻ではワインの害虫を防ぐGMOがボリビアで実験されているらしいこと掴んだ翻訳家の蓮尾達がボリビアへ調査に行くところまでを描いている。 果たして下巻でどんな真相があるか見ものである。 作風が少し軽すぎるのか、読んでいて危機感が薄れる。 一般文学通算1190作品目の感想。 2016/01/26 16:40
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.20:
(3pt)

GMOの是非を問う

ワインの害虫防止GMOから話はコカの木、さらにはコカを枯らすアブラムシのGMへとエスカレートしていく。 アメリカ、ボリビアを舞台とする巨大事件へと発展し利権をものとしたいジェネアグリの野望が暴かれていく。 アメリカ政府は関与を否定する。 果たして人類の将来にGMOは必要なのかを問いかける。 登場人物関係が複雑すぎて作品の本質が十分に引き出されていない感がある。 一般文学通算1190作品目の感想。 2016/01/27 20:30
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.19:
(4pt)

遺伝子という名のタブー

遺伝子という名のタブーに切れ込む作品。
遺伝子組み換えという人体・動物・農作物・その他、今一番の難しいところなんだと思う。

その道のプロに知り合いがいるがやはりこの手の問題では歯切れが悪い。
おそらく実際にどこまでが出来て、どこまでが許容範囲なのかがわからないのだろう。
農作物を見ても日本はこの辺はそれなりに厳格にやっていそうだ。
(名称を変えれば品種改良という名の遺伝子操作は日常茶飯事だろう。)

下巻にスパイ的要素もあり、なかなか楽しめました。
個人的には同著 エクサバイトもかなりオススメです。

文庫本化にあたり『エルドラド』(黄金郷)と改題したのも興味深いです。

遺伝子操作により麻薬(今作はコカインでしたが)を撲滅を目論みながら、なかなかそこから先に進めない。
その辺に現実を見た気がします。  世の中は複雑だ・・。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.18:
(4pt)

もう少し加筆したら・・・

結論から言うと、なかなか面白く読ませていただきました。
 遺伝子操作による新たな利権や権力の恐ろしさを、大きなスケールでドラスチックに描き出されている。
 ただし、物語の冒頭部分の書き込みが、やや不足していて、以降の展開を左右する主人公の心の襞が伝わってこず「人間の心って、こんなに簡単にスイッチがオン・オフするのか?」との思いを引きずりながら序盤を読んでいました。
 ストーリーの展開は充分で、最後まで引っ張って行かれたが、この著者ならもっとパワーがあったはずだと思うのは私だけでしょうか?
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.17:
(2pt)

GMOの怖さを強調しすぎるきらいが・・・

GMO(遺伝子組換作物)を利用した、アグリビジネスの怖さを、
全編にわたって強調した作品です。
確かに、ここまでのバイオ技術を持った企業が、
ここまで企業倫理を無視してビジネスに突っ走れば、
有り得ない話でもないですが、ちょっとリアリティには欠けます。
GMOを食べたら、その遺伝子が食べた動物に乗り移ってしまうなど、
荒唐無稽な話まで出て、読者を惑わします。
GMOについての本を、もう何冊か読んで、
偏った知識を修正しておいたほうがよいでしょう。
しかし、作者のデビュー当時の切れ味はどこに行ってしまったのでしょうか。
全く持って残念。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.16:
(5pt)

一段構え、二段構えのエンターテーメント!

この著者の作品って、アップ・トゥ・デートな情報を中心にして、そこから始まる未来図を描くのが、基本パターンですが、今回も、殺虫機能を持つジャガイモや大豆など「遺伝子組み換え作物」をキーに始まる、国際情報サスペンスに仕上がっています。
アメリカのボルチモアで起こった火事が発端となって、主人公は、国際的なワイン・ビジネス、GMO(遺伝子組み替え作物)の葡萄を開発しようとする国際的なアグリ・ビジネスに巻き込まれていきます。
もちろん、そこにはアメリカの対ヨーロッパ国家戦略が隠されていて…と、ここまででも、十分に楽しめるエンターテイメントなんだけど、実はこの奥にもう一段階、狙いが隠されている…のがミソ。そう、ボリビアって国名が出てきた時に気がつかなくちゃ~ね(笑)
この展開の妙だけでも、十分に楽しめますが、GMOなどの最新情報を解り易く小説中に配置してある手腕も、なかなかのもの。脱帽です。
ちょっと古いんだけど、同じテーマを扱ったトム・クランシーの「今そこにある危機」と読み比べてみると、アメリカという国が抱えている問題の大きさがわかるかもしれません…って、ここまで書いちゃうと、何がテーマの小説かバラしちゃってますね(爆笑)
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.15:
(5pt)

着想の勝利

読後感のひとこと 着想の勝利
徹夜度    ★★★★☆    話題性    ★★★★☆
着想     ★★★★★★★★★★    
作品の重さ  ★★★★☆
テンポ    ★★★★☆    読みやすさ  ★★★★☆
謎解き    ★★★☆☆    感動     ★★☆☆☆
おすすめ度  ★★★★★
2004年度版 このミス 16位
遺伝子組み換え食品・アグリビジネス等、近年話題になり始めた「食の危機」に関する国家の陰謀を描いた、国際謀略小説。
デビュー作をこえる作品をなかなか世に送り出せなかった作者だが、本作品は紛れもなく、作者の最高傑作だと思う。
とにかく、着想の勝利、本作品を語るには、その一語に尽きる。
上巻テンポよくすすんだ作品が後半になりテンポダウンし、少し読みづらくなったのが残念だった。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.14:
(5pt)

着想の勝利

読後感のひとこと 着想の勝利
徹夜度    ★★★★☆    話題性    ★★★★☆
着想     ★★★★★★★★★★    
作品の重さ  ★★★★☆
テンポ    ★★★★☆    読みやすさ  ★★★★☆
謎解き    ★★★☆☆    感動     ★★☆☆☆
おすすめ度  ★★★★★
2004年度版 このミス 16位
遺伝子組み換え食品・アグリビジネス等、近年話題になり始めた「食の危機」に関する国家の陰謀を描いた、国際謀略小説。
デビュー作をこえる作品をなかなか世に送り出せなかった作者だが、本作品は紛れもなく、作者の最高傑作だと思う。
とにかく、着想の勝利、本作品を語るには、その一語に尽きる。
上巻テンポよくすすんだ作品が後半になりテンポダウンし、少し読みづらくなったのが残念だった。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.13:
(4pt)

わかりやすいGMO入門書

翻訳者である主人公が、隣人の死や、翻訳する本の作者などに導かれ、GMO(遺伝子組み替え作物)ビジネスの渦に巻き込まれていく物語。
焼酎派の私はあまり興味はありませんが、はやりのワインを取っ掛かりに、GMOの基礎知識を与えられ、主題へと入っていき、かつ、2方面、3方面から話を進めていく内容は、下巻の中盤でややスピード感が落ちますが、上下巻合わせて約600ページを退屈せずに読み進められました。
遺伝子組み替え作物というと、なんとなく体に悪そうだという反面、作物が育ちにくい地域や気候でも育つ夢の作物というイメージしか持っていない私が、物語を通じて基礎知識を得られました。ところが、学んだ感想というのが、使うものに悪意があれば、規制などではその悪意を止めることができないということで、我々一人一人が正しい知識と良識をもつことが必要で、万事全てをコントロールしようとすることはおぞましいことだと痛感しました。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.12:
(3pt)

科学の怖さ

題名のとおり、遺伝子組み換え作物(GMO)をめぐる大がかりな陰謀を描いたサスペンス。ストーリーは、後半まではやや単調な部分が続くが、最後の50ページ辺りに仕掛けがあり、ジェットコースターのように一気に読ませる。遺伝子組み換え作物と聞いて、あなたは何をイメージするだろうか。寒冷地でもよく育つトマト、虫がつかず農薬のいらないイネなどかもしれない。しかし、農薬づけの作物と同じで、虫も食わない農作物を見たとき、背中に何か寒いものを感じないだろうか。GMOを使った農業ビジネスは、そんな状態をもはるかに超える恐ろしい存在になりうるのだ。たとえば、ある作物を改良し、種ができないようにして、自分の会社から必ず種を買わせるようにし、その作物を独占する。それ自体はたいしたことがないように思えるが、非合法的なもの(麻薬など)にこれを利用したとき、どういうことが起こるか…そこからは、人間の欲望の深さ、底知れなさが見えてくる。アダム・スミスは、「神の見えざる手」によって、消費者にとって最良の企業だけが自動的に残ると主張した。しかし、この本はそんな考えを簡単にたたきつぶす。ある国際的企業の、農業ビジネスにおける専横ぶりが描かれる。そこからは、スミスの考えとは反対に、あくなき利益の追求という資本主義の悪い側面ばかりが、科学と結びつき、どんどん増大してゆくという構図が読み取れる。その流れは止めようがないように見える。ブレーキがきかない科学と、資本主義が結合した怖さ… そんなものを,この本はまざまざと見せつけてくれる。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.11:
(4pt)

科学の怖さ

題名のとおり、遺伝子組み換え作物(GMO)をめぐる大がかりな陰謀を描いたサスペンス。ストーリーは、後半まではやや単調な部分が続くが、最後の50 ページ辺りに仕掛けがあり、ジェットコースターのように一気に読ませる。遺伝子組み換え作物と聞いて、あなたは何をイメージするだろうか。寒冷地でもよく育つトマト、虫がつかず農薬のいらないイネなどかもしれない。しかし、農薬づけの作物と同じで、虫も食わない農作物を見たとき、背中に何か寒いものを感じないだろうか。GMOを使った農業ビジネスは、そんな状態をもはるかに超える恐ろしい存在になりうるのだ。たとえば、ある作物を改良し、種ができないようにして、自分の会社から必ず種を買わせるようにし、その作物を独占する。それ自体はたいしたことがないように思えるが、非合法的なもの(麻薬など)にこれを利用したとき、どういうことが起こるか…そこからは、人間の欲望の深さ、底知れなさが見えてくる。アダム・スミスは、「神の見えざる手」によって、消費者にとって最良の企業だけが自動的に残ると主張した。しかし、この本はそんな考えを簡単にたたきつぶす。ある国際的企業の、農業ビジネスにおける専横ぶりが描かれる。そこからは、スミスの考えとは反対に、あくなき利益の追求という資本主義の悪い側面ばかりが、科学と結びつき、どんどん増大してゆくという構図が読み取れる。その流れは止めようがないように見える。ブレーキがきかない科学と、資本主義が結合した怖さ… そんなものを,この本はまざまざと見せつけてくれる。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.10:
(4pt)

キメラ

èaè...±£ ̄ä"\¿§äè- ̄o\aèa"§ ̄¡ä" ¨
§ ̄"ä"'--¢èa-1±...¨ééè£"¡1'¬o--
"-éä-'äooé¡è¡"é2 ̄' '-1éoäμ¿¡¡oé...-"äé"'-äoo...¨£ ̄3'μ¶§\
-"è¡"'¶è... ̄ä-'¶¨è¨ä¨é¡ ̄'"¿o--...aé-"éäoo顨£é°¨° a'"¿oäo§
ä§é"é£"ä"§ä2£¨¨éoäμ¿é£-! ̄a¶°'èμ"-° a\"
äoo3'äo ̄"¨è¨' 'ä¿¡
äoo°aä"...-è...¨ ¨ä¿¡
£'3§"¬ ̄äooé¡a\ ̄èéä" ¨
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.9:
(4pt)

考え得る最高の結末

「衝撃の結末」と帯に書いてあるけどこの終わり方は「最高の結末」だと思う。
悲観的でも楽観的でもなくリアルで地に足のついた答を著者は提示してくれた。
この三つの結論を出すために上下ニ巻本が書かれたと言ったら言い過ぎだろうか?
きちんと問題意識を持って読むのであれば「質の違う暴力」にさらされている私達が
「(情報)通が賢者を意味しない時代」というジレンマの中でどう生きるかが問われ続けている事を忘れてはならない。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.8:
(3pt)

やや失速か

前半部、期待通りに事件は深まりを見せる。舞台はワイン・スキャンダルから麻薬シンジケートにスケール・アップ。ところが後半は上巻に比べ、臨場感が失われてしまう。情報主流で間接的にストーリーが進むせいだ。
 登場人物が使い捨て状態に切り替わっていく点も、小説の強みにはなっていない。ラストのオチもいかがなものか。上巻でテーマのように描かれていたジャーナリストの誇りを中心に、タイトな活劇にまとめた方が私は楽しかったと思う。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.7:
(2pt)

考えさせられます

GMO というホットなトピックをトリートいるので、ニューズペーパーでアドを見て早速よみました。ワインのグレープのストーリーだとアサンプションしていましたが、コカのストーリーにターンし、だんだんリアリティーからアパートして行き、ターニングポイントでは、「オー、マイゴット」のストーリー。フィロキセラに注目していただけたのは植物病理学者のはしくれといたしまして、光栄です。ちょっとカタカナが多い。
挿入される「解説」は、かなり専門性があり説得力があります。現実の遺伝子組み換えの技術で、クラゲから取り出した光るタンパク質GFP の遺伝子を組み換えによって導入した蛍光下で光るメダカがペットショップで売り出されるとか、売っているとか。遺伝子組み換えに関して、どこまで現状が進んでいるのか、レイパーソンがどこまで理解しているのかわかりませんが、遺伝子組み換えに関しては「ジュラシックパーク」のように、具体的な遺伝子と、設計図の記述がなければ私のようなSF ファンは納得しないと思います。結びも「ジュラシックパーク」に似ていると感じたのは、私だけでしょうか?極めれば、どのような生物であれGMO をフィールドに出すか否かという問題は、真剣に考えなければならない問題です。
最後に、植物病理学という学問は、あまり注目されている学問の分野ではありませんが、この著書を読んでいただいた読者の多くの方に興味を持っていただけると、専門家といたしましてもうれしく思います。
問題性の大きい題名に、日本人の著者が挑戦するということでかなり期待していただけに、問題の大きさが伝わらず、ちょっと残念な作品でした。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.6:
(4pt)

21世紀のハードボイルド

平積みにしてあるこの本見てもちょっと買う気がおきないと思う。
垢抜けないデザインにおどろおどろしいキャッチコピー。
でも中身は固くなりがちな先端技術の問題をワインという柔らかい素材を使って
知的で洗練された極上のエンターテ-メントに仕上ってます。
過去を引きずった中年の主人公。小さな友人の死。
主人公の世話をやくクールな秘書。陰のある美しい人妻のクライアント。
権力を手中にしている嫌味な大富豪。魅惑的な謎めいた美女。永遠のライバル。
登場人物と話しの流れは典型的なハードボイルドだと言っていいだろう。
伏線がわかりやすいのがアレだけど最後まで一気に読み進めるだけのパワーがある。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.5:
(5pt)

最高でリアルな結末

「衝撃の結末」と帯に書いてあるけどこの終わり方は「最高の結末」だと思う。
悲観的でも楽観的でもなくリアルで地に足のついた答を著者は提示してくれた。
この三つの結論を出すために上下ニ巻本が書かれたと言ったら言い過ぎだろうか?
きちんと問題意識を持って読むのであれば「質の違う暴力」にさらされている私達が
「(情報)通が賢者を意味しない時代」というジレンマの中でどう生きるかが問われ続けている事を忘れてはならない。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.4:
(4pt)

コンテンポラリーなテーマ、次回作にも期待。

この人の作品には、シナリオ構成の確かさがある。素人の私が言うのも変だが、途中で結末が類推できてしまう小説は面白くない。途中で読もうという熱意が冷めてしまうと、もう読みたくなくなる。同様に、同じようなプロットののものが続くと、またかという気がして、次から手に取らなくなってしまう。そういう小うるさいところのある私が、続けて読もうとしているのですから、この作品もかなりな線を言っていると思います。あまり内容に触れてしまうと、読む人の喜びを削ってしまいますので触れませんが。マイケルクライトン並みに、今風の所を狙ったテーマになっていると思います。上巻を読み終えた所ですので、下巻の展開はまだ知りません。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!