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GMO



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【この小説が収録されている参考書籍】
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GMO(下)

GMOの評価: 3.87/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

着眼点はよいが作風が軽い

GMO(遺伝子組み換え作物)の脅威を題材にした作品。 上巻ではワインの害虫を防ぐGMOがボリビアで実験されているらしいこと掴んだ翻訳家の蓮尾達がボリビアへ調査に行くところまでを描いている。 果たして下巻でどんな真相があるか見ものである。 作風が少し軽すぎるのか、読んでいて危機感が薄れる。 一般文学通算1190作品目の感想。 2016/01/26 16:40
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.3:
(3pt)

GMOの是非を問う

ワインの害虫防止GMOから話はコカの木、さらにはコカを枯らすアブラムシのGMへとエスカレートしていく。 アメリカ、ボリビアを舞台とする巨大事件へと発展し利権をものとしたいジェネアグリの野望が暴かれていく。 アメリカ政府は関与を否定する。 果たして人類の将来にGMOは必要なのかを問いかける。 登場人物関係が複雑すぎて作品の本質が十分に引き出されていない感がある。 一般文学通算1190作品目の感想。 2016/01/27 20:30
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028
No.2:
(3pt)

科学の怖さ

題名のとおり、遺伝子組み換え作物(GMO)をめぐる大がかりな陰謀を描いたサスペンス。ストーリーは、後半まではやや単調な部分が続くが、最後の50ページ辺りに仕掛けがあり、ジェットコースターのように一気に読ませる。遺伝子組み換え作物と聞いて、あなたは何をイメージするだろうか。寒冷地でもよく育つトマト、虫がつかず農薬のいらないイネなどかもしれない。しかし、農薬づけの作物と同じで、虫も食わない農作物を見たとき、背中に何か寒いものを感じないだろうか。GMOを使った農業ビジネスは、そんな状態をもはるかに超える恐ろしい存在になりうるのだ。たとえば、ある作物を改良し、種ができないようにして、自分の会社から必ず種を買わせるようにし、その作物を独占する。それ自体はたいしたことがないように思えるが、非合法的なもの(麻薬など)にこれを利用したとき、どういうことが起こるか…そこからは、人間の欲望の深さ、底知れなさが見えてくる。アダム・スミスは、「神の見えざる手」によって、消費者にとって最良の企業だけが自動的に残ると主張した。しかし、この本はそんな考えを簡単にたたきつぶす。ある国際的企業の、農業ビジネスにおける専横ぶりが描かれる。そこからは、スミスの考えとは反対に、あくなき利益の追求という資本主義の悪い側面ばかりが、科学と結びつき、どんどん増大してゆくという構図が読み取れる。その流れは止めようがないように見える。ブレーキがきかない科学と、資本主義が結合した怖さ… そんなものを,この本はまざまざと見せつけてくれる。
GMO(上)Amazon書評・レビュー:GMO(上)より
410461601X
No.1:
(3pt)

やや失速か

前半部、期待通りに事件は深まりを見せる。舞台はワイン・スキャンダルから麻薬シンジケートにスケール・アップ。ところが後半は上巻に比べ、臨場感が失われてしまう。情報主流で間接的にストーリーが進むせいだ。
 登場人物が使い捨て状態に切り替わっていく点も、小説の強みにはなっていない。ラストのオチもいかがなものか。上巻でテーマのように描かれていたジャーナリストの誇りを中心に、タイトな活劇にまとめた方が私は楽しかったと思う。
GMO(下)Amazon書評・レビュー:GMO(下)より
4104616028

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