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インテリぶる推理少女とハメたいせんせい
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インテリぶる推理少女とハメたいせんせいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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主人公は、処女の中学生を強姦することが趣味のハメたい先生。ヒロインは、現実の出来事を推理小説のお決まりと重ねてしまう変わった女子中学生。 本書は『せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?』という原題なのですが、まさにそれがこの作品の主題となっています。 なぜ先生は女子中学生を犯すのか。なぜ女子中学生は先生に犯されるのか。謎が謎を呼ぶとはまさにこのこと。 また、ミステリにおけるメタ発言などが数多く見られ、「推理小説でありながら推理小説であることを拒む」いわゆる“アンチミステリー”的な側面を持っており、登場人物の狂った言動や意味不明な世界観は、物語全体を包み込む霧のような摩訶不思議な雰囲気を漂わせています。 ※ミステリ好きじゃないと理解できないネタがかなり多いので気をつけてください。 強姦云々の設定を抜きにすれば、ガガガ文庫の『キミとは致命的なズレがある』や、富士見ファンタジア文庫『消えちゃばいいのに』のような作風が好きな方には、オススメかもしれません。 著者があとがきで、「女子中学生に読んでもらいたい」と書いてありましたが、もちろんネタなので(いやこの作者は本当にそう願っているのかもしれない)間違っても図書館などには置かないほうがいいですね。 | ||||
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第6回HJ文庫大賞の選評を引用 >HJ文庫大賞始まって以来最大の問題作と言って良いでしょう。タイトル通りの内容ながら、タイトルから予想される展開とは全く異なっていて、読み手を惹き込みます。完成度の問題もあり奨励賞となりましたが、単純な面白さなら間違いなくトップクラスの評価です まさしくその通りで、内容は大胆にして緻密、かつテーマもテーゼも盛り込まれており、アンチミステリーの傑作と言えます 問題は独自文体による読みにくさ 癖があるとかそういうのではなく、単なる力量不足特有の素人が書きやすい様に書きなぐっただけの文体です 具体的に言うと、試験の日程を間違えていた時、仕事で大ポカやらかした時、寝る前にとりあえず現実逃避に無理やり書いた文章ソックリです 非常に高価な酒をドブ水で割って飲む様なものです。 もしこの作者がこの作品を書くまでにもう1000冊の小説を読み、もう10作品でも書いていれば評価は全く違っていたでしょう。 | ||||
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元のタイトルで物議を醸した作品ですが、修正後の現タイトルも大差がありませんねえ。 主人公は“せんせい”こと“僕”です。閉鎖的な南五坂島を嫌い本土へと渡ったものの、後任として(「何」の後任なのかは実は曖昧)島へと呼び戻され文芸部(女子しかいない)顧問となる。 ところがこの“せんせい”、中学女子しかも処女をメインターゲットとして食い散らかす犯罪者であり、冒頭ヒロインの比良坂れいと会話しているシーンでは既にれいを残して部員16名中15名を食っています。 百戦錬磨の彼にとって、おぼこい女子中学生をいただくのは簡単なはずなのに、れいは推理小説かぶれのヤンデレが入った少女であり彼を翻弄し続ける。一応は、れいの純潔を頂くまでの話なのです。 と、書くとジュブナイルポルノにも聞こえますがいわゆる本番シーンはありません。“僕”曰く行間で済まされますし、彼は処女以外をほとんど認識できない厄介な人物。 いつの間にか部員の少女が犯されているのです。食われた後は非処女ゆえ特定個人とされずモブキャラに転落する。 しかも比良坂れいには亡くなった姉がおり、その原因と思われるのが“せんせい”。 が、犯されたゆえの自殺ではないらしいというのが一連の騒動をひきおこすファクターとして機能しています。 地の文が一人称であり会話も多くその上メタにメタを重ねる多重構造と時系列の前後が見られ、加えて上記二人以外の登場人物の描写が希薄。 主役二人の行動理念が共感できる・できないといったレベルではなく理解の範疇を逸脱している(様に受けとれるように描いている)。 主人公からして犯罪者なのに対するれいまで狂気を孕んでいるため、読み手のスタンスを確立させるのに時間がかかる作品だと思います。 文体も独特で慣れるまでは読み進めにくいですね。 作中、『モルグ街の殺人』から『スパイラル』シリーズまでの言及(それゆえ既存作品のネタバレも多い)があり、タイトルにも“推理少女”と銘打っているため一応ミステリの部類に入るのでしょうが、 真実の解明をブン投げているので少なくとも本格ミステリではありません。主役も上記の通りなので正義を描いたものではなく、犯罪小説でもない。 メフィスト賞作品的、というのが一番近い(『六枚のとんかつ』を含め作者が意識している感は強い)かもしれません。広義のアンチ・ミステリに分類される作品だと思います。 キャラクターに注目するならばサイコパス同士が織り成すセカイ系と表現できなくもない。 特定の熟語(ガイドラインに引っかかりそうなので伏せますが要するに、女性を力で無理やり犯す行為)がゲシュタルト崩壊を感じさせるほど登場します(終盤では1ページに2つのペース)。 が、エロを期待するのならばやめておいたほうが良い。存在しません。 嫌悪感を覚える人かとも思いますが、救い(?)なのはその方面の描写はほぼ全くないというところ。 夢の中で夢をみるようなシュールレアリスム的小説でした。確実に人を選ぶと思いますので冒頭を立ち読みしてからの購入を推奨します。 100ページぐらい読み続けられれば踏破できると思いますが、自信を持ってお勧めはしづらい。 なお、挿絵は表紙にも描かれている比良坂れいのみと徹底しています。黒髪ロング少女が好きな人には嬉しいかと思います。 | ||||
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