PSYCHE
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嫌いな内容ではないが、凄く面白いとも思わなかった | ||||
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言うほど暗い話ではない。特に鬱になるようなものでもなかった。が、作品の雰囲気は良く、不思議と読み進めたくなる文体ではある。 今回が初めての唐辺作品だったが、今後別のものも読んでみようと思う。 | ||||
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たぶん駿兄も本当は蝶の羽による幻覚を見ていたのだろうとおもう。それもおそらくは麻衣(主人公の姉)の幻覚をだ。麻衣はこの作品において死神的な存在だ。主人公ナオにとってもである。一見敵のように見えるアイが実は最大の味方であったのにたいして、麻衣はナオに味方のふりをしてミスリードをしかけ、ナオを冷蔵庫のなかに閉じ込めたままにしようとする(そして姉さんは人差し指を唇にあてて、小さく笑った)。たぶん駿太郎の前にも現れ、彼にたいしても何某かの策略をしようとしたのだろう。が、ナオと同じく死を怖れていながらも、ナオと異なり誤魔化しのきかない彼は、その麻衣に対抗してナオとは違う選択をする。駿太郎「正直自分のことで手一杯で、それどころじゃなくってさ」「僕はゾンビと人間の区別を認めていない」「ああそうか。そうだったな! 死んでしまったんだっけ」そんな彼に比してナオは最初から最後まで小賢しく「(本当は誤魔化しているだけなのに)冷静に現状を分析・理解・受け入れたふり」をし続けて、彼とは別種の破滅へと突き進む。ナオ「それが、いまこの僕が感じている全部だっていうの?」アイ「うん。だとしたらどう思う?」ナオを助け出そうとする構造色たちのリーダーであるアイは、もう駄目だ、おそらく今からじゃ間に合いっこない、と大いに呆れつつも最後の最後まで、せめて今のナオの気持ちはどうなのだろう、少しでも現実への復帰を望むならばだめもとでもまだ協力してあげたい……などと、一縷の可能性にかけてナオに問う。「だとしたらどう思う?」「"だとしたら"」「"だとしたら"」「"だとしたら"」「"どう思う?"」……。しかしナオは最初から最後まで……。「残念だわ」もしも本当は飛行機事故を生還したのちのこの妄想の世界、そこでは自己のこの世界に至るまでの経緯を小野田さんに仮託したナオが、この世界から抜け出せたとしたら、そのときは現実世界においても(羽による幻覚を見ていようといなかろうと)死に急いでいるであろう駿太郎のもとへ駆けつけ、そして彼を救い出すことができたのだろうか? 少ない可能性でありながらもそんな気がする。そう、長い長いこの冬が終わり、蝶が春を迎えたなら。――と、少々長い文章となってしまいましたが一言にまとめるならば、本書はただの夢オチとはちょっと違うもっと興味深いものなんじゃないか?ってことです。愛してます。 | ||||
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スクエニ版のものと内容は変わりませんが、ところどころ加筆修正がなされています。 新旧併せて何度も読みたくなって、また実際に何度も読み返しています。 唐辺さんの作品は他のものもお気に入りですが、これと電気サーカスは読んでいて何というか「楽しい」気分になるというか、好きなんでしょうね。 何がかは上手く説明できないけれど。 内容そのものは暗いのだけど、主人公の心情・考え方や登場人物同士のやり取りとか、きっとそういうものがツボにはまったのかな。とにかく惹かれるものがあって、好きな作品です。 | ||||
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唐辺 葉介サンらしさ出てます。読み終わったとき、軽く鬱になりました。気を付けてください。 | ||||
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