インテリぶる推理少女とハメたいせんせい
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ライトノベルの作風で描くミステリのメタフィクション。 | ||||
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途中まで読みづらさと終着点のみえなさで挫折しかけたが、読み終わってみるとかなりテクニカルなアンチミステリにしてメタミステリだった。古典を持ち上げたがる事に対する皮肉の様な事が描かれていたのには笑えたし、好きな作家の名前が出てきたのはちょっと嬉しかった。あそこの超展開で終わってたら壁に投げつけ(比喩表現)る所だったがそれは幸い避けられた。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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内容はつまらない。到底面白いとは言えない。これを面白いなどといえる人はどうかしてる。 テーマは不愉快。フィクションで殺人はよくテーマとして取り上げられるのに、なぜ強姦は取り上げられないのか。というテーマはよいが、文学作品としても、商業作品としても一切昇華されていない。 軽く強姦を取り扱ってる。相手の女性が子供だとか以前に趣味が悪いし、不愉快だ。 ちなみにその手の行為(強姦)が作中にあっても、その手の描写やエロ・ゴア描写は一切ない。 叙述トリックとゴア描写とヒューマニズム性で話題になった作品で、ピエール・ルメートルの『その女アレックス』があるけど、ある意味、真逆な作品。 意欲は評価する。この作品が奨励賞をとるのは納得できる。なかなか書ける作品ではない。 奨励賞をとるにふさわしい意欲は感じる。作者に力がないとは思えない。 密室・孤島・僻村における捕まらない連続強姦魔を題材にミステリの体裁をとりつつ、叙述トリックを駆使どころか、描写の何もかもが叙述(?)トリック的で読者をけむに巻きつつ、メタ構造をとりながら会話劇で物語の文脈や構成を破壊していくという、読者は読むうちに具体的な描写がないだけにそもそも強姦があったのかどうかすらよくわからなくなっていくという、理由も理屈も理念もメッセージ性も何もない作品と思う。 文章を駆使して遊んだだけのような、作者のちょっとした実験作なのだろうと思う。 あるいは、アングラ演劇の脚本そのもののような作品という感じもする。基本、会話劇だし。 ただ、この作品のノリの良い会話主体の軽妙な文体は嫌いでない。 田中哲弥の『ミッションスクール 』に近いものも感じる。 『ミッションスクール 』はとても面白かったので、大久保町シリーズもKindle本で買いそろえたぐらいだ。 まだ読んでないけど。 しかしこの作品を田中哲弥の作品と同列にはできない。似通っているのはちょっとした文体・ちょっとした言い回し程度だ。 この作品の構成は雑と言わざるを得ないし、スラップ・スティックといえるようなハチャメチャさはみじんもない。ご都合主義をはるかに超越した、異次元構成で物語は展開される。 この作品をなにがしか評価できるのは、本を読むことに慣れている人だけだろうと思う。 すなわち読者を選ぶ。 読者を選ぶといいながらもある一定の評価を下すひとでも、この作家の次作を購入するかは疑問だ。 私は購入しない。 この本、タイトルとカバーイラストが秀逸なだけに、手にする人も多いのではないか? レビューも少なくもなく、しかも低評価一辺倒ではなく割れてるので、なおさら興味を持つ人もいるだろう。 しかし、期待して読んだ人は低評価を下すだろうし、読了後なにがしか評価できる人も苦しみながらの作品の本質とは違う部分を評価することになると思う。私が“意欲”を評価するように。そんなの正当な評価とはいえない。 であれば、手にする人が増えれば増えるほど、作者・作品の評価は意味もなく不当に下がっていく。 こんな不幸なデビューがあってもいいのか? 実際、作者はこれ以外の作品を書いていないようではないか。非常に遺憾だ。 物議を醸すことを目的とするとしても、新人作家を使い捨てるようなことをしてもいいのか? 出版社には読者を馬鹿にするなとも言いたい。 問題作として物議を醸しつつも賞を取った作品に最近では草野原々の『最後にして最初のアイドル 』があると思う。 私は同昨に非常に感銘を受けた口で、息子にも読むことを勧めたし、同作を称賛することになんら躊躇はない。 誰にだって勧める。貴重な読書体験を味わえるという意味でも、うってつけの作品と思う。 「なんじゃこりゃーっ!?」と驚嘆するのも、読書の楽しみの一つと思うから。 で、この『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』は草野作品で感じるセンスオブワンダーのようなものがない。読み終えて「……なんじゃ、こりゃ……?」程度。 草野 原々が以降もコンスタントに作品を発表しているのをみても、ハヤカワは作家を大事にしている気がする。 草野原々の以降の作品もKindle本で買い続けてる。まだ読んでないけど。 本タイトルと英文タイトルで少しひねってるのは、『すべてがFになる』の森博嗣へのオマージュというには作品そのものが稚拙すぎる。 ここで名前を出すことすら、ミステリ業界の御大の一人と言える森博嗣に失礼な気すらする。 そもそも、作者が考えたタイトルかどうかも怪しいし。 作者の意欲と熱量を高く評価するので星を5にするけど、この本に興味がある人でも、これを読む時間があるならほかの本を読むことをお勧めしたい。 上に書いた、ピエール・ルメートル『その女アレックス』、草野原々『最後にして最初のアイドル 』、田中哲弥『ミッションスクール 』、森博嗣『すべてがFになる』はどれもお勧めです! ※などといいつつも、つまらなさで話題になる本をあえて読んで「あ~、つまらなかった。時間、損した」と思うのもまた読書の楽しみであるようにも思ったりも。。。 | ||||
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初読後はちんぷんかんぷん。 で、ネットで書評を見た。 書かれていたように他者を認めない二人の恋愛小説のように読んでみるとすっきりするし、 また、メタ的に読んでみても、ネタ満載でたのしい。 自分の普段の読み方に縛られない人なら、いくらでも楽しみを引き出せると思う。 この本のおかげでネット書評の有り難さが分かった。 うん。 | ||||
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悪く言っている人が言うほどつまらなくはない。個性的。初期の佐藤友哉とかに近い感じかな?ラノベと言うより、6枚のとんかつのお仲間かと 小説自体になれて文章が読みやすくなればなかなかでは? ただ、粗くて読むのが面倒でしたー | ||||
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すぐに疲れる文章でした。ゴミとして捨ててしまった。皆さんの忠告を聴けばよかった。 | ||||
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本作はメタノベルだ。 ビアンカオーバースタディが現在のライトノベルをメタったように、本作は現在のライトノベル・殺人ミステリーをメタって批評している。 本作はこのメタノベルと、強姦が主題に来ることで楽しめる読者を絞っているため、ストライクゾーンから外れた場合の本作の評価は最低な物になる。 しかし、ライトノベルを沢山読む人にとって、また富士見ミステリーやメフィストなどミステリー作品が好きな人にとって、こうしたメタ作品はたまらなく面白いのも事実なのだ。 シンプルな萌えラノベから、幼女が虐殺されるラノベまで、ラノベは幅広い作品を抱える。 こうしたメタラノベは決してジャンルエラーではない。 1点評価を下げたのは、文体がやや読みづらいと感じたため。 黒髪ロングぱっつんは完全正義。 太田が悪い。 | ||||
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