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タリスマン



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【この小説が収録されている参考書籍】
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)
タリスマン〈下〉 (新潮文庫)

タリスマンの評価: 3.20/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

MOTHERの原点として

ゲームシリーズ「MOTHER」の着想源として糸井重里氏が度々名前を出すこの作品。昔読んでハマりました。よく指摘される長い。冗長だという部分はMOTHERファンの下敷きがあったからかRPG感覚で、あまり気になりませんでした。
確かにMOTHERに近い部分がそれとなく見受けられます。ヒロインが不在のナイトメアモードのMOTHERという感じ(これだけ長い旅をしているのに女性が母親ぐらいしかまともに登場しないのは何故だろう)です。

全体として、王道の少年の成長物語・冒険物のエッセンスとキングらしいダーティなアメリカ、恐怖が混ざり合った作品です。
それを素晴らしい融合と見るか、両者が喧嘩して浮いていると見るかは人それぞれだと思います。
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:タリスマン〈上〉 (新潮文庫)より
4102193081
No.5:
(4pt)

長いのはもう仕様だから

ひたすら冗長ともいえる描写が続いて、あーもう、読むのやめようかな…
という葛藤と戦ってしまうのは、私がファンタジーものが苦手だから。
しかし、キングの作品だから、という一心で読み進めました。

病床の母親を救うため『タリスマン』を求めて冒険に出る12歳の少年。
キング流ファンタジーなので、ダークな描写も満載で、12歳には酷すぎる、
悲しすぎるのではないかという試練が次々と主人公と仲間たちを襲います。

学生の頃に一度読みましたが、いい大人になって読み返してみたら
自分が息子を持つ身だからでしょうか、胸が熱くなるものがありました。
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:タリスマン〈上〉 (新潮文庫)より
4102193081
No.4:
(4pt)

せめて三分の二の長さなら

母親を救うために旅立つ少年の物語だが、そこに至るまでの道中が、とにかく長い!
そして残念ながら、ひたすら退屈!!
キングはわりと冗漫な話を書く作家ですが、上巻はどうにも読み進めるのが大変でした。
(予定ではこの倍の長さだったとか。恐ろしい)
下巻、とくにクライマックスで母親が救われる場面は、それまでの長い旅が報われて感動するんですが、そこまでの部分をもうちょっと何とかしてほしかった。
上巻☆☆☆、下巻☆☆☆☆☆くらいだと思います。
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:タリスマン〈上〉 (新潮文庫)より
4102193081
No.3:
(4pt)

世界で一番たくましい12歳

下巻を読み進めていくにつれて、表題である「タリスマン」とはいったい何か?といったことを始め、いろんなことが明らかになっていくので読み出したら止まらなくなる。先日まで「ドラゴンクエストV」というロールプレイングゲームで遊んでいたのだけれど、クライマックスに近づくにつれて、ビデオゲーム感覚で物語を楽しんでいたことに気がついた。ファンタジー小説とビデオゲームの境界線というのは意外に曖昧な部分が多いのではないだろうか。翻訳者の解説で「ところでふたりはどのような感じで共作作業を行っていたのか」という打ち明け話に触れられていて、大変興味深い内容であった。今さら言うまでもないことかも知れないが、ある種のファンタジー小説は読者の年齢制限がないことに改めて合点がいった次第である。
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:タリスマン〈上〉 (新潮文庫)より
4102193081
No.2:
(4pt)

ファンタジー&ロードノベル

12歳の少年が母を救うため(=世界を救うため?)、アメリカの東海岸から西海岸を横断する放浪記。本書はスティーヴン・キングとピーター・ストラウブの共作であるが、どのように役割分担をしたのだろうか? 読み進めているとキングらしい悪趣味な小道具が豊富に散りばめられているものの、彼独特の執拗なまでの細密描写は影を潜めていることに気がつく。この物語の大きなテーマのひとつは少年の成長である。キングの「トム・ゴードンを愛した少女」のヒロインよりもハードな行く手が待っており、絶望スレスレのところを何度もかろうじて回避している。確かにこれだけの修羅場を乗り越えれば、嫌でも成長せざるを得ないだろうと思う。上巻の結末の時点では少年は袋小路に陥っている。下巻ではどのような展開が待っているのか、まるで予想が立たない。これから下巻を紐解いて行くのがとても楽しみだ。
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:タリスマン〈上〉 (新潮文庫)より
4102193081
No.1:
(5pt)

オールマイティーなファンダジー

キングの本の紹介ページでは、この本を「ダークファンタジー」と言っていたのをみたことがあるが、私の読後の印象では、また違った感じがしました。ファンタジーというと、結構甘めの印象があるんですが、タリスマンは、決してスーパーヒーローとはいえないごく普通の少年が、母親を助けたい一心で迷ったり苦しんだりしながら、進んでいく成長記みたいな話だと思いました。この話の中では、子供だけの対象に作られる話には決して出てこない単語もでてくるし、かといって、ITや、スタンドのような物語ともどこか違うファンタジー要素ももっています。今まで、中学時代から13年間キングのファンだったのに、この作品を読むことを先延ばしにしていた事をとても悔やんでいます。
タリスマン〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:タリスマン〈上〉 (新潮文庫)より
4102193081

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