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(短編集)
隅の老人【完全版】
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隅の老人【完全版】の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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と自慢したいためだけにこのレビューを書いている。本は全て寝そべって読むので、本書読了は軽い筋トレにもなった。作者と読者の言わば共犯関係から生み出される予定調和。これに参加できれば、極上のひつまぶしが、いや、ひまつぶしが、提供されるだろう。一風変わった推理モノのアンティークをとくとご堪能あれ。 | ||||
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現在、三冊の単行本に収録されている「隅の老人」ものを全て納めた作品集。 但し、うち一冊は色々と書き直されていて初出と韋っているので、全て初出のバージョンを訳出したと云う事で、實際、他の二冊と大分韋っているので初出バージョンでないと韋ったシリーズみたいに見えてしまうだろう。 20世紀に入った途端スタートしたシリーズだったそうで、ホームズで定番に成った読み切り短篇のむ連作ものの体裁を取っているが、安楽椅子探偵と云い出したのは誰なんだろう?大抵、公判で関係者の供述や証言をその耳で聞き態度をその目で確認し、時には現場にまで赴いている。 「紅はこべ」の作者とは知っていたが、欧米では「紅はこべ」の方が有名なのだと本書の解説で初めて知った。又、本シリーズは作者があまり乗り気でなかったと云うまも初めて知った。考えてみればドイルもホームズより歴㕜小説で名を為したかった人だし、ルブランもリュパンよりも「まともな」文学で名を為したかった人だが、この女男爵は「紅はこべ」シリーズで名を為した。作者にとって本望だったのかどうだろう。いずれにせよ、戦前から、少なくとも日本では話題に成っていたシリーズの全貌が、漸く明らかに成ったと云うところか。 | ||||
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三冊分が、ひとつにまとまっているので辞書並の厚さがあります。 私は本を読むとき、寝そべりながら読むのでそれがしづらいのが不満でした。 昔から全話読みたいと思っていたので、タイトル通り内容には満足していますが 三冊くらいに分冊してくれれば文句無しに星5をつけました。 | ||||
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The Old Man in the Corner(1909年) The Case of Miss Elliott (1905年) Unravelled Knots(1925年) 上記三冊の短編集収録作に加え、本国での単行本未収録作品を発掘し収録。 安楽椅子探偵の元祖とされる(しかし実際はしばしば行動的な側面を見せるばかりか、その正体は...?) 隅の老人シリーズの名実ともに集大成。 シリーズ全38篇を世界初の完全網羅、書籍としても辞典並のこのボリュームは壮観の一語。 『ロイヤル・マガジン』誌初出時の貴重な挿画も併せて、当時の英国の社会風俗を生き生きと味わえるのも大きな魅力。 訳者による詳細な解説も素晴らしく、大袈裟でなく翻訳文化史に残る偉業。 | ||||
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