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晴子情歌
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晴子情歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 41~41 3/3ページ
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1.刑事・犯罪物でないこと。 2.女性が主人公であること。 ということで、高村薫さんの過去の著作のファンであった方で二の足を踏んでおられる方もあるかとは思いますが、ご安心ください。 「高村薫」はやはり「高村薫」。いつも通りの迫力と読み応えであり、人生のドラマという新たなる魅力で応えてくれるコトと思います。最初のうちこそ、旧漢字の多さなどに読みづらさを感じるかもしれませんが、やがて美しく聡明でたくましい、不思議な魅力を持った 晴子に魅せられてゆくことでしょう。 また、相変わらず’まるで見てきたように’描かれるその取材力と筆力には圧倒されます。この上巻で圧巻なのは初山別の鰊漁の様子。これまで、警察・工場・新聞社等、様々な「働く男」を熱く冷静に把握してきた高村さんですが、今作の北の農地に、あるいは遠洋の海に 働く男達はその集大成と言ってよいでしょう。相変わらずのクールな文体にかえって熱くさせられるのです。ちなみに、家系図を描きながら読まれることをお薦めします。美しい晴子をめぐる様々な人間関係にも胸躍らせて下さい。 | ||||
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