■スポンサードリンク
(短編集)
ジオラマ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ジオラマの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桐野夏生の短編を読むのは初めてでしたが、期待通りというか、おいしいとこ全部詰め込んだようなお得感が凄いです。 この短編集、基本的には「日常に潜む裏の世界」みたいなコンセプトの下書かれている作品が多いです。 世の中には知らなくていいこともある的な。 彼女の長編ミステリーしか読んでない方にも是非読んで欲しい作品です。 ホント、この人の作品て濃い(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性は言わずもがな、それだけでなく男性の何とは無しの狡さを上手く描ける人だと思う。 ちょっとずつの怠惰な態度や先延ばしの決断が積もり積もって、後に日常の崩落が起きる、それを予感させるあの描き方。うまいなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
信じて疑わなかった安定した生活、人間関係(夫婦、親子、知人等)が、ある瞬間に変化し崩れる怖さを短編の中に描ききった力作揃い。 知らなかったことが暴かれる恐怖、安定から不安定への恐怖、一瞬に垣間見た知られざる真実や側面への恐怖・・・恐怖でありながら、甘美でもある、混沌とした心理描写が秀逸。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しっかりした短編集。広義でミステリーの範疇なんだろうが、文芸作品としても良質な作品が揃っている。読み手のイメージと作品が旨く組み合ってこそ、本書の良さが浮かび上がってくる。 この作者の長編は読んでいたが、短編でこれまでのレベルまで表現できるのであれば、力量は間違いないのだろう。 星4つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作家はいわゆる広義のミステリー小説業界の中で一人だけ違う次元にいるように思える。 気取らず、奇を衒わず、それでいて深淵に迫る。押し付けず、媚びず、それでいて説得力がある。本書は短編集ながら、そんな感想を残す恐るべき名作だ。 大げさに過ぎるが、そのようにしか表現しようがない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集なので読みやすい。著者があとがきで書いている通り、庭先の石をどかしてみたときの気持ちを思い出してしまう。一見平凡そうな日常に潜む、醜い、でも妙に現実感のある真実。文章の巧さもだが、真実を暴く冷徹な目がすごい。個人的には、美貌のハーフ、カールの連作が好き。桐野夏生が初めて、という人におすすめします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!