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柳生忍法帖
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【この小説が収録されている参考書籍】
柳生忍法帖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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山田風太郎さんの特に柳生十兵衛が主人公の作品は全て何回も読み返すほど好きです。ただ作者も時代小説も、この世界が好きな人向けです。 | ||||
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エンターテイメントとしてのアクション、エロとグロテスクが楽しめる。古風な言葉やら、マニアックに史実との照会も。山田風太郎の作り出した柳生十兵衛は読後に懐かしさを感じさせるヒーロー。 | ||||
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柳生十兵衛は敵討ちの助太刀。駆け込み寺から敵討ちのために出て来た尼僧ばかりでなく、沢庵和尚の弟子の雲水も活躍する。歴史の隙間を縫ったファンタジー。 | ||||
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下巻は舞台を会津に移す。芦名銅伯やその娘ゆらも登場し、強烈な個性を放つ。下巻の最大の見どころは、柳生十兵衛と漆戸虹七郎の一騎討ちだろう。虹七郎が最推しの私は、やはり彼の最期に胸を打たれた。 初めて読んだ時は、虹七郎のあまりにもあっさりなラストに物足りなさを感じたが、作者的には十兵衛との一騎討ちをクライマックスとして据えたのだろう。 他の七本槍の死に際は詳しく(場合によっては少々情けなく)描写されているが、彼についてはたった1行あまりで、しかも遠くから眺めたような描写に留まる。誇り高き剣士の姿を傷つけたくないという、十兵衛に相対する者として物語を引っ張ってきた彼への敬意があると感じた。花吹雪に包まれて登場した彼は、花吹雪に包まれて退場する。はじまりから最期まで粋な人であった。 | ||||
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宝塚歌劇団 星組公演を観て、原作が気になり読んでみた。エログロということで心配していたが、それ以上にキャラクターが魅力的だった。 本作を読む人はおそらく柳生十兵衛がカッコイイと思うだろうが、私の最推しは漆戸虹七郎である。七本槍のトリで登場するのだか、その場面のカッコ良さ。情景が鮮やかに浮かび上がり、その美しさにすっかり惹き込まれてしまった。物事を冷静に判断できる人でありながら、プライドが高く、熱くなりやすい一面もある。会津へ駆け走る場面の彼のお洒落への拘りは粋だ。悪逆非道と一言で片付けては勿体ない、魅力的な人物だ。 他の七本槍の描写も面白い。十兵衛や沢庵和尚に翻弄されて、あたふたする姿はどこか滑稽で人間くさい。七本槍の視点で描かれる場面も多く、いつの間にか応援したくなる。悪役が魅力的な作品は面白い、まさにその一言に尽きる。 | ||||
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とにかく、一度読み出したら止まらない、面白さである。柳生十兵衛の教えで、何とか会津七本槍を倒してゆく、おんな七人である。しかしながら、そこに立ちふさがるのが実に面白い。天海僧正の双生児、銅伯である。銅伯を倒すと天海僧正も死ぬ、このジレンマがあります。うかつに、手を出せない、ではどうするか。下巻も風雲急を告げる骨太な展開で、手に汗握ります。一気読み必至の傑作である | ||||
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会津七本槍、武術の達人七人とどう戦うか。柳生十兵衛側はおんな七人鍛えるが、勝負にならない。しかしながら柳生十兵衛は天性の勝負勘、運に恵まれている。上巻ではかなり不利な展開だが、下巻では更に追い込まれた展開になるようだ。さてどうサバクのか楽しみである。骨太な展開の問答無用の傑作である。 | ||||
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昭和時代に多くの読者に夢を投げかけた山田風太郎氏の小説。 貧しい敗戦後の日本人の心を支えた作品と思います。 | ||||
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柳生十兵衛見参の章は特に最高でした。映画化してほしいくらいです。 | ||||
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寛永19年春。女人救済で名高い、鎌倉東慶寺の山門をおびただしい女性の血で染めた「会津七本槍」の七剣鬼。暗愚な藩主加藤明成を使嗾し、硬骨の家老堀田主水一族を皆殺しにした暴虐に今天誅が下される! 大いなる恨みに燃える堀家の女七人を助けるべく、徳川千姫の命により、柳生十兵衛が、いま見参! | ||||
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柳生十兵衛かっこいい! ストーリーもキャラクターも想像の範疇を超えて展開します。ボスキャラもエグ味たっぷり! | ||||
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この作者の柳生シリーズにハズレ無しです。読む価値ありです。!♪ | ||||
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この作者の柳生シリーズにハズレ無しです。読む価値ありです。、。 | ||||
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約50年前、山田風太郎の文庫本「忍法帳」シリーズを 全部読んだが、久しぶりに昔を思い出して、読み返した。 | ||||
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会津七本槍に親や夫を殺された七人の女が柳生十兵衛の助太刀を借りて復讐を試みる。 山田風太郎の柳生十兵衛三部作の記念すべき一作目。 ヤングマガジンで漫画化され話題となったこの作品。漫画版がほぼストーリーを変えてないのが分かる。ストーリーが分かっていても小説を読んで手に汗握らせるのだからすごい。 当初は柳生十兵衛を出す予定ではなかったという話だが、やはりこの小説の魅力は柳生十兵衛のキャラクターによる部分が多いと思う。どこかとぼけていながら、遊びにいくかのごとく命を賭けた戦いに挑んでいく。そのかっこよさが柳生十兵衛シリーズを生んだのだと思う。 | ||||
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この作家の才能はなんなんだ一体? まさに天才。 今から50年近く前の作品なのに、古臭さが一切ない。 ここで本作のあらすじを語るのは簡単ですが、 なにも前情報を得ずに読むことが一番楽しいので、語りません。 が、これだけは断言できます。 損はしません。絶対に損はしません。 本を買うお金、読むのに費やした時間や集中力、 といった掛け替えのないものを差し出した分以上の、 面白さと感動を得られることを、私はここで神に誓えます。 しかし、文庫で上下合わせても千円ほどでしょう。 千円でこれほどの傑作エンターテイメント小説が読めるとなると、 1,800円する映画代がほんとに高く感じでしまいます。 ちなみに本作は漫画化されており、そちらも素晴らしい出来です。 Y十M(ワイじゅうエム)〜柳生忍法帖〜(1) (ヤングマガジンコミックス) | ||||
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本書は,山田風太郎作品中最高のキャラクターである柳生十兵衛三部作(「魔界転生」「柳生十兵衛死す」)の第1部です。 (もちろん単独で読んでもOK) 忍法帖シリーズでありながら忍法よりも剣術が主となる作品ですが,これがべらぼうに面白いのです。 山田風太郎は,史実を上手くアレンジし,自分の小説とすることが非常に上手で,本作においてもベースは史実にあります。 藩政に興味を示さず、その貪欲な性格から金集めに熱中して重税を敷いた会津藩藩主加藤明成と 不仲になった家老堀主水が1639年一族郎党を率いて若松城から立ち去ったことを理由に,一族 共に処刑されたという史実をもとに,処刑された主水らの娘らが,柳生十兵衛の助けをかり復讐を 果たすという,波瀾万丈な物語となっています。 風太郎の描く加藤明成は,その淫虐ぶりが凄まじく,女性読者にはどぎつすぎるかも知れませんが, 命がけの復讐劇も「おれは面白かった」と笑い飛ばす柳生十兵衛の爽やかさによって読後感がとても良くなっています。 そして何よりも山田風太郎の文体が素晴らしい。 忍法帖シリーズの入門編としてもお奨めの作品です。 ただし,忍法対忍法の戦いが読みたい方は,甲賀忍法帖や忍法八犬伝などから入られるといいかも知れません。 | ||||
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著者の十兵衛ものである。 そして、本作の十兵衛は、何とも格好いい。 夫たちの敵討ちを決意した夫人たちの、まさに助太刀として活躍する。 しかしてそのポリシーは、極力自分がトドメをささない。 最後の決めは、できるだけ女性群にまかせる。 その意気や良しなのだが、それがしばしば危機を招くことにもなる。 そして、ハラハラドキドキの種になるのである。 本作で嬉しいのは、若干のネタバレになるのを勘弁してもらうが、女性軍が最後までひとりも欠けない、ということだ。 普通、この手の話は、次々と犠牲者を出しつつ、一つずつ敵討ちが達成されるものである。 しかし本作では、女性軍以外で犠牲者は出るのだが、女性軍は最後まで全員がそろって敵討ちが達成される。 だから、読後は実に爽やかである。 本作を「魔界転生」の前に読んだので、山風十兵衛にすっかり嵌ってしまった。 だから、「魔界〜」も「柳生十兵衛〜」も、全て目を通している。 一般的には、映画化もされた「魔界〜」の十兵衛のほうが、アクションも多いし、強いしで、評価が高いかもしれない。 しかし私は、本作の十兵衛が一番好きだ。 思いやり、という暖かいものを、本作の十兵衛はしっかりと持っている。 | ||||
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柳生十兵衛、沢庵禅師、そして仇討ちに心燃える7人の美女を迎え撃つ 不死身の怪老人。舞台は雪深い会津の町である。 ここに怪僧天海大僧正も絡んでいよいよ話は佳境に入る。 あまり感情移入すると体に悪いので、時々休憩しながら読まれよ。 しかしまあ(単純感嘆接続) 山田風太郎の嘘をつき通すとてつもないエネルギーは、すさまじい。 嘘とはもちろん小説のことだが、僕など一つ嘘をつくと それを糊塗するために次々と違う嘘をつかなければならない羽目になり 破綻してしまうが、風太郎翁の嘘は破綻しないのである。 破綻しそうになってもストーリーに引っ張られて小さな破綻は見逃したくなるのである。 おそるべし、風太郎幻術 | ||||
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サービス精神が誰よりも旺盛なThat's エンターテインメント作家、山田風太郎が その持てる技の限りを繰り出した忍法小説である。 主人公は柳生十兵衛、その十兵衛に鍛えられる7人の美女。彼女たちの目的は、 父や夫を惨殺下、悪逆非道の男達、会津七本槍を殺し仇を討つことであった。 十兵衛が、美女たちに授けた奇想天外でエロティックな忍法とは。 文章途中に堪らず顔を出してしまう風太郎翁がたのしい。 「いわば公儀隠密とは、カーゲーベー(KGB)みたいなもので」 | ||||
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