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(短編集)

貴族探偵対女探偵



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【この小説が収録されている参考書籍】
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)

貴族探偵対女探偵の評価: 3.76/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(2pt)

テレビを観るんでなかった・・・

人を小ばかにしたような貴族探偵に感情移入ができず 最後まで あまり楽しめませんでした。。テレビドラマで放送していたので 小説を読んでから観ようと ビデオに録画しておいてましたが テレビの演出はもっとひどく また ほとんど テレビ放送分とカバーしていて 先に犯人が分かった上のなぞ解きを追う展開になってしまい 面白さ半減以下でした。 どちらもたいしたことなかったです。
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)より
4087715353
No.5:
(2pt)

女性蔑視を感じたり、ステレオタイプに思えたり。

1.白きを見れば  ガスコン荘の殺人事件

2.色に出にけり  安房の人里離れた別荘での殺人事件

3.むべ山風を   大学の研究室での殺人事件
4.幣もとりあえず 旅館・浜梨館の殺人事件
5.なほあまりある 亀来島の殺人事件

女性探偵は、結論を急がされていると思い込み、思考を中断して、間違いを犯す。
つまり言い訳だけが多い、へぼ探偵に異ならず。
わざわざ登場させなくても良さそうなものを、と思う人は、案外少なくないような…。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894
No.4:
(2pt)

これで推理小説?

貴族探偵を読んで、新しい登場人物が出てきたので期待をして読みましたがガッカリでした。
前より更に簡単なトリック。犯人の動機も、え?そんなことで?と思うのことや、そもそも動機について解明されてない回もありました。
女探偵は探偵とは思えない精神レベル(女性に対する偏見?)で、毎回絶対犯人じゃない人を犯人だと言うので読んでてイライラしてきます。
謎解きはディナーのあとで、など簡単な謎解きが好きな人にはオススメできるかもしれません。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894
No.3:
(2pt)

新味は出し切れませんでした

貴族だから捜査や推理を使用人にさせるということが特徴の主人公探偵ですが、探偵社の社長と使用人の関係を考えれば、そもそも斬新という程でもありません。
二冊目の短編集ということで女性探偵を登場させてみたものの、あまり効果的ではありませんでした。探偵社対個人みたいな図式になると、読んでる方が貴族探偵側に反発を感じてしまいます。
また最後の短編を除くと、謎と解き方自体が「なるほど」と膝を打つような点がなかったのも残念でした。
それでも推理短編好きなら、愉しみを見つけながら読める程度の出来にはなっています。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894
No.2:
(2pt)

色々無理

どうにもリアリティがなさすぎて入り込めない。女探偵は貴族探偵のことをごちゃごちゃいうが、いきなり事件を調べて犯人を見つけようとするお前も同じだろって感じ。作者が作ったルールに違和感ばかり。あと理系のマスターはから大学に、残って研究者に、なるなんてごく一部。ほとんどは修士卒で民間企業に就職です。研究者になる人のための文系の院と違います。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894
No.1:
(2pt)

趣向倒れに終ってしまった感が否めない残念な作品

「貴族探偵」シリーズの第二弾で、今回は<推理合戦>という趣向を用意している。5つの短編から構成される連作短編集で、各短編の題名は百人一首から採っている。日本における<推理合戦>という趣向の嚆矢は安吾の「安吾捕物帖」だと思うが、本作の体裁は笹沢左保氏「セブン殺人事件」と似ている。違うのは前作同様に「貴族探偵」が「***」しない点である。また、若い「女探偵」がある亡くなった師匠の弟子という設定は、P・D・ジェイムズ「女には向かない職業」を強く想起させる。

結局、本作の特徴は、これまた前作同様、「『貴族探偵』が『***』しない点」に尽きると言って良い。これだけでは流石に物足りないので、各短編に込められたトリックに期待したい所だが、事件構造が単純な上に、そのトリック・動機は平凡極まりない(犯人側のトリックがない短編も多い)。「女探偵」の推理は、幾ら引き立て役と言っても、蓋然性の高さに依存した粗雑なもので、提示される解決も隙だらけという印象が強い。特に、「幣もとりあへず」では「地の文でウソを書いてはならない」というミステリのルールを破っている。また、全ての短編において、同一人物を恣意的に名字で呼んだり、下の名前で呼んだりして読者を混乱させる手法も如何なものか。第一、確かに「貴族探偵」は「***」しないが、代りに、使用人が「***」するので、本作の設定に本当に意味があるのか否か相当に疑問である。好意的に見れば、「ミステリにおける探偵の役割とは何か」を突き詰めた作品と言えるかも知れないが。

作者の作品には"ある狙い"を秘めたものが多い。例えば、整合性を敢えて無視してまでも衝撃度の強さを狙った「夏と冬の奏鳴曲」(毀誉褒貶が激しいが、私の好み)等など、野心的な作家ではある。ただし、その狙いが読者の好みとヒットしなければ、空振り率も高いというリスクを伴う。残念ながら本作の狙いは私の好みにはヒットせず、趣向倒れに終ってしまった感が否めなかった。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894

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