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(短編集)

貴族探偵対女探偵



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【この小説が収録されている参考書籍】
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)

貴族探偵対女探偵の評価: 3.76/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

アイディアは好き。人物づくりに失敗している。

前作、今作含めての感想。
探偵といいつつ自分はまったく推理しない貴族が事件解決する話。
時代劇の「水戸黄門」のようなイメージか(自分は動かず助さん格さん他が調査・懲らしめて最後印籠出す、という)。
昨今いろんな探偵がいる中でもマイナーだと思う。アイディアとしては好き。
ただ、肝心の人物に魅力がない。
探偵が女性に言い寄ったり、事件関係者にぞんざいな態度をとったりすることが目立ち、貴族の「洗練・高貴」というイメージを感じない。
成金のお坊ちゃまが暇を持て余して事件に首を突っ込むようにしか感じなかった。
「貴族探偵」というより「成金探偵」のほうがしっくりくる。
また、調査推理をする使用人は数人いるが、各人に特徴が無いので、探偵グループに好感度を抱く要素が無い。
個人的な意見だが、探偵役の人物は、ちょっとでも読者の感情にプラスに働く要素がないといけないと思っている。
せめて貴族の言動を優しくするか、各使用人に得意分野を与えて事件ごとに発揮させるとかしないと、推理部分を読んでも「いけすかない人たちがズバズバ真相言っているだけ」に感じて事件解決のすっきり感が無い。
今作新たに入った女探偵も、「師匠は~」ばかりで頼りない。
(これは文章の問題かもしれない)
とくに今作は貴族探偵と女探偵を対決させるのが目的かと思うが、各編コンセプトがそれ以上無いので単調に思った。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894
No.6:
(3pt)

探偵二人のキャラが面白いです

連作短編で読みやすいです。

244ページのテニスの試合の場面で、トスが風で乱れそのままボールが落ちてフォルトになります。通常はラケットを振らなければトスのやり直しが出来るので、そうするのではないかと思います。ソフトテニスのルールと間違えたのでしょうか。
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)より
4087715353
No.5:
(3pt)

全体を読まないとわからない

一話ごとに完結するミステリ短編の連作です。

設定は漫画です。
貴族探偵…超金持ちで、執事やメイドを引き連れている、女たらし
女探偵…亡き師匠を慕う、名探偵らしい

小説としては読み進めるのに苦労します。まず、登場人物の誰にも感情移入できない。
ミステリネタも、ミステリのための謎という感じで、続きが気にならない。
最後の一話のために、ほかの話がある感じです。
女探偵が貴族探偵のための当て馬でしかないのですが、その理由が最後にわかります。
そこが唯一面白いところでした。

ただ、この作品の前提作品を読まないと分からないのだろうと思います。
マニアックなファン向けの作品っぽいので、普通に本屋で手に取って読んだだけの人にとっては、大外れかもしれません。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
4087454894
No.4:
(3pt)

設定が面白い

身分が高いと思われる探偵の召使い達が名探偵という設定が面白い。(イギリスの推理小説に貴族である主人公が探偵をする小説がありますが。)貴族探偵の正体はわからないが、元皇族とか?でも元皇族って、ある方の強烈なイメージがあるので複雑な思いです。
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4087715353
No.3:
(3pt)

ギャグか?一部ネタバレあり。

ありえない設定、ありえない探偵、ありえない事件…。例えば第二話、これが殺人事件の動機になるなら、最初からこんな名前を子供につけるはずないよね(笑)。ありえない、ありえない、ありえない(笑)。まさに支離滅裂(笑)。論理もなんか怪しいし。だけど、この作者の作品は結構好きなんだな、うん。バカバカしさがたまりません(笑)。
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)より
4087715353
No.2:
(3pt)

前作よりは対決趣向にした分落ちる

1作目は貴族探偵の不可能状況を一瞬に解決する(したように思える)強引さが痛快であったが、本作はタイトル通り、普通キャラとしての女探偵がまず推理を披露し、それを貴族探偵がひっくり返すというパターンの話に全てなっている。
いまいち、ミステリーで探偵対決ものをやるとかえってつまらなくなるパターンが多いが、奇才麻耶氏においても、前作との比較で見る限り、そのパターンにハマりこんだようだ。
最初の女探偵の推理が誤りなのは読者には分っているので、この部分が全作品で読むと、単なる蛇足に思えて、その後に貴族探偵がひっくり返しても、いまいち「そうきたか!」というどんでん返し的な効果は起きておらず、屁理屈程度の落ちにしか思えない。
事件自体も派手さがないし、ロジックで繰り出される推理自体もいまいちどうとでも解釈できてしまうような落ちなため、印象が薄い。
探偵対決形式で多重解決でしかも短編形式というのは技術的ハードルが高すぎるのでないかと思う。
ミステリー初心者には単なる地味でパッとしないミステリーに思えるかもしれないが、麻耶ファンには楽しめるという意見もあるが、麻耶氏の多重解決短編ではメルカトル鮎探偵シリーズなどの方が数段出来が良い。
今回はどうもお得意の多重解決を対決形式でやった試みはやや成功しているとは言い難い作品となってしまっている。
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)より
4087715353
No.1:
(3pt)

ハマれませんでした

他の方のレビューにある「ミステリー小説に読み慣れていない人が読めば…」の感想がピタリとハマりました。
しかし、某ディナーのような薄っぺらのミステリーではない見事なロジックには驚きました。
感心はするけど面白いと感じる事が出来ない私はミステリー初心者かもしれません。
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)より
4087715353

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