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(短編集)

貴族探偵対女探偵



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【この小説が収録されている参考書籍】
貴族探偵対女探偵 (貴族探偵)
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)

貴族探偵対女探偵の評価: 3.76/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(5pt)

ドラマと小説

私はドラマを見てからこの原作を読みました。えっ?こんなのありと思いました。でもどちらもとても面白いです。ドラマをご覧になった方に是非読んで欲しいです。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
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No.28:
(5pt)

『幣もとりあへず』がいい

摩耶雄嵩作品を初めて読むのにこれをチョイス。ミステリー初心者なので短編は有り難い。(幣もとりあへず)の章は、誤植か?と思いGoogle先生に聞いたら、そうゆうトリックか!ミステリーを読む醍醐味を教えてもらった気がしてラッキー。読者も騙され、登場人物も騙される展開って有るんですね。これをきっかけにミステリーに嵌るかしら?
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No.27:
(5pt)

キャラクター小説としての出来映え

ミステリとしての出来は、前作同様に、平均点である。
前作で一編だけぶっ飛んでいたように今作も例によって「仕込んで」あるのだが、残念ながら仕掛けが前作のそれとほぼ同一なのでサプライズは少ない。
しかし五編すべて読み切った時の満足感は格別。貴族探偵と女探偵というキャラ設定をすべて完璧に使いこなし切ったこのラストは、ミステリ無関係に小説として素晴らしい。麻耶雄嵩作品にミステリと無関係な賞賛を送る日が来るなど想像もしていなかった。
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No.26:
(3pt)

アイディアは好き。人物づくりに失敗している。

前作、今作含めての感想。
探偵といいつつ自分はまったく推理しない貴族が事件解決する話。
時代劇の「水戸黄門」のようなイメージか(自分は動かず助さん格さん他が調査・懲らしめて最後印籠出す、という)。
昨今いろんな探偵がいる中でもマイナーだと思う。アイディアとしては好き。
ただ、肝心の人物に魅力がない。
探偵が女性に言い寄ったり、事件関係者にぞんざいな態度をとったりすることが目立ち、貴族の「洗練・高貴」というイメージを感じない。
成金のお坊ちゃまが暇を持て余して事件に首を突っ込むようにしか感じなかった。
「貴族探偵」というより「成金探偵」のほうがしっくりくる。
また、調査推理をする使用人は数人いるが、各人に特徴が無いので、探偵グループに好感度を抱く要素が無い。
個人的な意見だが、探偵役の人物は、ちょっとでも読者の感情にプラスに働く要素がないといけないと思っている。
せめて貴族の言動を優しくするか、各使用人に得意分野を与えて事件ごとに発揮させるとかしないと、推理部分を読んでも「いけすかない人たちがズバズバ真相言っているだけ」に感じて事件解決のすっきり感が無い。
今作新たに入った女探偵も、「師匠は~」ばかりで頼りない。
(これは文章の問題かもしれない)
とくに今作は貴族探偵と女探偵を対決させるのが目的かと思うが、各編コンセプトがそれ以上無いので単調に思った。
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No.25:
(2pt)

テレビを観るんでなかった・・・

人を小ばかにしたような貴族探偵に感情移入ができず 最後まで あまり楽しめませんでした。。テレビドラマで放送していたので 小説を読んでから観ようと ビデオに録画しておいてましたが テレビの演出はもっとひどく また ほとんど テレビ放送分とカバーしていて 先に犯人が分かった上のなぞ解きを追う展開になってしまい 面白さ半減以下でした。 どちらもたいしたことなかったです。
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No.24:
(4pt)

失敗続き

2013年に出た単行本の文庫化。
 「貴族探偵」シリーズの第2弾。「白きを見れば」「色に出でにけり」「むべ山風を」「幣もとりあえず」「なほあまりある」の5話が収録されている。
 今回はライバルとして女探偵が登場する。理想に燃え、腕も悪くなく、いい女なのだが、それだけ引き立て役としてちょうどいいのも事実。
 ラストでは、貴族探偵のひとをなめたような「推理」が炸裂し、なんともいえない気分になる。おもしろい。
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No.23:
(2pt)

女性蔑視を感じたり、ステレオタイプに思えたり。

1.白きを見れば  ガスコン荘の殺人事件

2.色に出にけり  安房の人里離れた別荘での殺人事件

3.むべ山風を   大学の研究室での殺人事件
4.幣もとりあえず 旅館・浜梨館の殺人事件
5.なほあまりある 亀来島の殺人事件

女性探偵は、結論を急がされていると思い込み、思考を中断して、間違いを犯す。
つまり言い訳だけが多い、へぼ探偵に異ならず。
わざわざ登場させなくても良さそうなものを、と思う人は、案外少なくないような…。
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No.22:
(2pt)

これで推理小説?

貴族探偵を読んで、新しい登場人物が出てきたので期待をして読みましたがガッカリでした。
前より更に簡単なトリック。犯人の動機も、え?そんなことで?と思うのことや、そもそも動機について解明されてない回もありました。
女探偵は探偵とは思えない精神レベル(女性に対する偏見?)で、毎回絶対犯人じゃない人を犯人だと言うので読んでてイライラしてきます。
謎解きはディナーのあとで、など簡単な謎解きが好きな人にはオススメできるかもしれません。
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No.21:
(5pt)

注文後、送られて来た商品について

この本も、さきぼど書いた内容と同じです!
亀と山Pの「背中越しのチャンス」も、同様です!
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No.20:
(2pt)

新味は出し切れませんでした

貴族だから捜査や推理を使用人にさせるということが特徴の主人公探偵ですが、探偵社の社長と使用人の関係を考えれば、そもそも斬新という程でもありません。
二冊目の短編集ということで女性探偵を登場させてみたものの、あまり効果的ではありませんでした。探偵社対個人みたいな図式になると、読んでる方が貴族探偵側に反発を感じてしまいます。
また最後の短編を除くと、謎と解き方自体が「なるほど」と膝を打つような点がなかったのも残念でした。
それでも推理短編好きなら、愉しみを見つけながら読める程度の出来にはなっています。
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No.19:
(4pt)

ミステリ―としては、前作よりも地味

現在、テレビでドラマ放送されているのに合わせて、購入。
前作『貴族探偵』から、新たにライバル役として、女探偵が登場。と言っても、貴族探偵こと御前様は女探偵のことを何とも思っていないご様子だが。
調査も推理も使用人任せでひたすら愛に生きる貴族探偵が、女探偵を小馬鹿にしてからかうさま、気障で嫌味な物言い、神出鬼没な登場の仕方が見所になっている。
ミステリ―としては、前作の方が真相の意外性のあるものが多く、本短編集は論理的推理を前面に打ち出して、真相自体は地味なものが多い。探偵が示すロジックの過程を追うのが面倒、という人には面白くないだろう。
女探偵のダミー推理の方も楽しめる。

「白きを見れば」
"鬼隠しの井戸"のあるガスコン荘で起こった殺人事件。
梁に残った凶器の跡(犯人の身長)、スリッパで踏みつけられた血の跡、停電の時刻のアリバイ、紗知のボタンを入手できた人物、シャッターを片手で持ち上げた理由などからの消去法による犯人特定の推理。執事山本の推理は逆転の発想によるものだが、○○が自分のスリッパを履いていた理由が説得力に乏しい。

「色に出でにけり」
三人の恋人を家族に会わせるために別荘に招待した"女王様"依子。その内のひとりが自殺を装って、殺害される。
タオルが違う色に入れ替わった謎、臭いと氷の解け具合から推定された犯行時刻、手帳が盗まれた謎。
手帳が盗まれた謎は面白い真相ではあるが、ある方面の専門知識がないと推理できない。
使用人として、料理人の高橋が初登場。

「むべ山風を」
大学の研究室で起こった殺人事件。
シンクに残されていたティーカップの色、ゴミの分別を知らなかったことから熊本組と推定されること、死体発見時の被害者の位置と上座・下座の関係などから紡ぎだされるロジック。矛盾を解決する逆転の発想はなかなかのもの。

「幣もとりあへず」
"いづなさま"に願い事を頼むために、旅館に集まった6人と、その付き添いの貴族探偵と女探偵。6人の内のひとりはネットで話題になった人物。ひとりが浴場で殺される。
女探偵の説明を読んでいると、ある箇所で「あれ?」と混乱。よく考えてみると、「作者は地の文の中で嘘を書いてはいけない」というルールが守られたためであることがわかった。実際に、前に戻って、確認してみると、ちゃんとルールが守られていた。書物で読むよりも、ドラマで見た方がわかりやすい作品の一例。

「なほあまりある」
ウミガメの産卵を見学するために、無人島の別荘に集まった人たち。女探偵は謎の人物に招待される。そこには貴族探偵の姿も。連続殺人が発生するが、使用人不在の中で、いよいよ貴族探偵自らが推理を披露するのだろうか……。
テラスから部屋まで続く濡れた痕跡、バラの花を動かした理由、別荘の管理人が殺された理由などから、女探偵が推理を展開するが……。
ラストのオチが何とも痛烈。
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No.18:
(2pt)

色々無理

どうにもリアリティがなさすぎて入り込めない。女探偵は貴族探偵のことをごちゃごちゃいうが、いきなり事件を調べて犯人を見つけようとするお前も同じだろって感じ。作者が作ったルールに違和感ばかり。あと理系のマスターはから大学に、残って研究者に、なるなんてごく一部。ほとんどは修士卒で民間企業に就職です。研究者になる人のための文系の院と違います。
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No.17:
(5pt)

月9ドラマ化に伴い「貴族探偵」と同時購入しました

前作の雰囲気をそのまま、新しいキャラクターも登場し、よりパワーアップした続編的位置付けの作品です。
短編がいくつか収録されているので、こちらから読んでも問題ありませんが、「貴族探偵」を読んでからの方がより世界観も分かりやすく、対比として登場する女探偵のキャラクターにも愛着が沸きます。
前作同様「探偵とは何か」が大前提として掲げられていて、女探偵が登場した事で、その比較がよりクローズアップされているように感じました。
個人的には、女探偵の心中を察するあまり非常に悲しい思いをしてしまいましたが、それこそが現代社会に対しての問い掛けのようにも思えてなりません。
物語に登場する空間を脳内で映像変換し、自分自身でも推理しながら読み進めると、ひっくり返されるものもありますので、前作同様楽しめる作品です。
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No.16:
(5pt)

おもしろい!

ドラマ化された貴族探偵シリーズの2作目!安定のおもしろさです。
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No.15:
(5pt)

購入できてよかったです

ドラマの前に読んでみたい!と思い購入しました。
本屋さんでは売り切れでしたので、こちらで購入できてよかったです。
原作のよさがドラマにどれだけ反映されるのか今から楽しみです。
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No.14:
(5pt)

女探偵

女探偵の愛香の噛ませ犬っぷりが最高です。ドラマも楽しみです。
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No.13:
(5pt)

「貴族探偵」シリーズ、第2作目

麻耶雄嵩「貴族探偵」シリーズ2作目o(・x・)/

≪探偵性が限りなく排除された≫探偵と、
≪既存の探偵観に基づいた、一般的には優れた≫探偵とを対比させることに依って、
第1作以上に貴族探偵のキャラクター性が際立ち、魅力的な存在となっている。
短編集ですが、4・5作目が特に良かったですね('ω`)

146頁「まあ、私はひたすら愛に生きる男ですから。

探偵観の対比と云う世界観の面白さ、構成に対して
敬意を表させていただき、☆5評価といたしました。
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No.12:
(3pt)

探偵二人のキャラが面白いです

連作短編で読みやすいです。

244ページのテニスの試合の場面で、トスが風で乱れそのままボールが落ちてフォルトになります。通常はラケットを振らなければトスのやり直しが出来るので、そうするのではないかと思います。ソフトテニスのルールと間違えたのでしょうか。
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No.11:
(4pt)

前作は壮大な伏線?

麻耶雄嵩の「貴族探偵」第2弾である。
本作を読む前に第1弾を読んでおいたほうが、貴族探偵が貴族探偵たりえる理由などの背景事情が分かりやすいので、より楽しめるのではないかと思う。
また、連作短編の形をとっているが、メインの登場人物である「女探偵」のからみから、実質的に繋がったお話だと思って読んだほうが良いだろう。

1編目から3編目は、貴族探偵に振り回される女探偵をコミカルに描きつつ、ある理由(雪の山荘、絶海の孤島、など)から限定されてしまう捜査情報から犯人を特定していく推理合戦の妙が楽しい。これはもうサクサクと読んでいけばOK。
4編目はちょっと様相が異なるのである。同じ調子でサクサクと読んでいくと・・・あれ???と。さ、ここからページを戻っての読み直しが始まる。本格ミステリの醍醐味であると個人的には思う。そして、えぇ~というどんでん返し。楽しい。
5編目。これまでとちょっと異なる状況での事件勃発。女探偵はやむをえず真相究明に乗り出すのだが・・・結末近くでへぇ~と思わせておいてこれもどんでん返しが待っているのだ。

いや楽しいですね。前作ではエキセントリックさを前面にだしていただけのような感じもしたのだが、実は壮大な伏線だったのかということか。
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No.10:
(2pt)

趣向倒れに終ってしまった感が否めない残念な作品

「貴族探偵」シリーズの第二弾で、今回は<推理合戦>という趣向を用意している。5つの短編から構成される連作短編集で、各短編の題名は百人一首から採っている。日本における<推理合戦>という趣向の嚆矢は安吾の「安吾捕物帖」だと思うが、本作の体裁は笹沢左保氏「セブン殺人事件」と似ている。違うのは前作同様に「貴族探偵」が「***」しない点である。また、若い「女探偵」がある亡くなった師匠の弟子という設定は、P・D・ジェイムズ「女には向かない職業」を強く想起させる。

結局、本作の特徴は、これまた前作同様、「『貴族探偵』が『***』しない点」に尽きると言って良い。これだけでは流石に物足りないので、各短編に込められたトリックに期待したい所だが、事件構造が単純な上に、そのトリック・動機は平凡極まりない(犯人側のトリックがない短編も多い)。「女探偵」の推理は、幾ら引き立て役と言っても、蓋然性の高さに依存した粗雑なもので、提示される解決も隙だらけという印象が強い。特に、「幣もとりあへず」では「地の文でウソを書いてはならない」というミステリのルールを破っている。また、全ての短編において、同一人物を恣意的に名字で呼んだり、下の名前で呼んだりして読者を混乱させる手法も如何なものか。第一、確かに「貴族探偵」は「***」しないが、代りに、使用人が「***」するので、本作の設定に本当に意味があるのか否か相当に疑問である。好意的に見れば、「ミステリにおける探偵の役割とは何か」を突き詰めた作品と言えるかも知れないが。

作者の作品には"ある狙い"を秘めたものが多い。例えば、整合性を敢えて無視してまでも衝撃度の強さを狙った「夏と冬の奏鳴曲」(毀誉褒貶が激しいが、私の好み)等など、野心的な作家ではある。ただし、その狙いが読者の好みとヒットしなければ、空振り率も高いというリスクを伴う。残念ながら本作の狙いは私の好みにはヒットせず、趣向倒れに終ってしまった感が否めなかった。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)より
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