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(短編集)
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
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【この小説が収録されている参考書籍】
シャーロック・ホームズ最後の挨拶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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時間つぶしに何か読んでみようかなと思い、色々調べていくうちに「シャーロック・ホームズ」を思い出し、購入しました。名作はいつ読んでも楽しめるものですね。 | ||||
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ホームズは面白いです | ||||
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最後の短編集なのに、ワトソン先生が出てこない話があって、これでは本末転倒な気がします。 | ||||
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翻訳者の日暮雅通さんは日本シャーロックホームズクラブの会員であられるらしく、とにかく脚注が魅力的で本文には出しゃばらないが巻末注では奢っていくスタイル。挿絵にもシドニーパジェットを始めとする初版本の絵を使用しているため雰囲気が最高です。おそらくシャーロキアンたちの「こうであったらな」の総意を叶えた訳本なのだと思います。オススメ。 | ||||
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中古本ですが、読むには問題ありません!シリーズ物で!冒険が面白くて購入しました、映画等より少し癖が強い、主人公とワトソンの掛け合いが良いです! | ||||
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本誌掲載の”ブルースパーティントン型設計書”がBBCの人気ドラマ、SHERLOCK Season1、The Great Gameの原作となります。 改めて原作を読んでみると、トリックは原作のものをそのまま使用しているんだなと、感心しました。 また、”最後の挨拶”では、20世紀初頭、これから起こる世界大戦の雰囲気が読み取れます。 実際、この”最後の挨拶”が雑誌に掲載されたのは1908〜1913年および1917年。 第一次世界大戦が勃発したのが1914年ですから、まさに世界大戦の始まる寸前に掲載が開始され、戦中に完結した形となります。 私の勝手なシャーロック・ホームズのイメージは、シルクハットとフロックコート、杖を持ち、馬車に乗ってロンドン、いやイングランド中を舞台とした探偵というイメージでしたが、その生涯は第一次世界大戦中に被るのだということを、本誌を読んで初めて感じました。 そういった意味では、他のシャーロック・ホームズシリーズとは少し違う空気を感じられる一冊だったかと思います。 | ||||
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世紀の名探偵シャーロック・ホームズの人気は高まるばかり。新訳が続々刊行され ているが、推奨に値するのは深町真理子の新訳である。 深町は昭和6年生まれのご老体であるが、訳文は若々しくすがすがしい。いわゆる 翻訳臭がなく日本語らしい日本語に仕上がっている。訳語の選択が適確なうえ、文 章の流れがよく、気韻生動の風格がある。深町のホームズ全訳は十指に余る邦訳ホ ームズ全集の中では断トツのピカイチと言ってよい。 | ||||
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2021年80冊目/8月4冊目/『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』(新潮文庫/新潮社)/コナン ドイル/P.276/1955年/400円+税/★3 #読了 #読了2021 『最後の挨拶』とあるが、実際は『事件簿』が最後の1冊になる。実際に読む順番を私も、間違えた。今まではワトソンの1人称だったのが、本書では三人称で書かれているのは目新しい。また、本書にある『最後の挨拶』に、特段ホームズからの”最後の挨拶”はなかった。終わりたい気持ちはあったけれど、ファンの需要の高まりを感じてからだろうか。隠居はしているけれど、ホームズを殺したりはしなかった。この他『ボール箱』は不倫のにおいがするとして単行本に当初加えられなかったのは興味深い(似たような話も他にあった気がするが)。 | ||||
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満足しています。 | ||||
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シャーロックシリーズにハマっている中学1年娘の為に購入しました。シリーズ全て集めているので、助かりました。 | ||||
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前の短編集『シャーロック・ホームズの帰還』の最後で、ホームズは引退して推理学研究と養蜂に明け暮れる身となったと書かれていたが、本書に収録された8つの短編はこの引退前の事件を扱ったものと、第一次大戦前の不穏な国際情勢を背景にホームズのスパイとの対決を描く異色作を含んでいる。兄マイクロフトが登場し、潜水艦設計図の奪還をホームズに依頼などというのもある。また、短編「ボール箱」冒頭でホームズがワトスンの思考系路を言い当てる有名な場面では、国際紛争を戦争で解決することの愚かしさへの言及もあり、戦争の影が見え隠れする。 本書ではホームズが中世音楽の研究に没頭し著作を上梓するという意外な側面が描かれており、前作の田舎への引退や養蜂に加え、著者コナン・ドイルのホームズ像の変化?を感じさせるところである。 さらに、いつもはホームズの推理についてこられない刑事たちが本書ではホームズを出し抜く場面もあるところが面白い。あるいは著書の刑事たちへのオマージュなのかもしれない。 なお、短編「悪魔の足」では怪奇譚(「コーンウォールの恐怖」)を扱うが、事件の場所となったコーンウォールはイングランド南西部の半島で、『バスカヴィル家の犬』の舞台となったダートムーアに隣接する荒れ野と断崖の地域である。ちなみに、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の舞台となるマルケ王の国König Markes Landがこのコーンウォールである。 | ||||
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前の短編集『シャーロック・ホームズの復活』の最後で、ホームズは引退して推理学研究と養蜂に明け暮れる身となったと書かれていたが、本書に収録された8つの短編はこの引退前の事件を扱ったものと、第一次大戦前の不穏な国際情勢を背景にホームズのスパイとの対決を描く異色作を含んでいる。兄マイクロフトが登場し、潜水艦設計図の奪還をホームズに依頼などというものもある。また、短編「ボール箱」冒頭でホームズがワトスンの思考系路を言い当てる有名な場面では、国際紛争を戦争で解決することの愚かしさへの言及もあり、戦争の影が見え隠れする。 本書ではホームズが中世音楽の研究に没頭し著作を上梓するという意外な側面が描かれており、前作の田舎への引退や養蜂に加え、著者コナン・ドイルのホームズ像の変化?を感じさせるところである。 さらに、いつもはホームズの推理についてこられない刑事たちが本書ではホームズを出し抜く場面もあるところが面白い。あるいは著書の刑事たちへのオマージュなのかもしれない。 なお、短編「悪魔の足」では怪奇譚(「コーンウォールの恐怖」)を扱うが、事件の場所となったコーンウォールはイングランド南西部の半島で、『バスカヴィル家の犬』の舞台となったダートムーアと隣接する荒れ野と断崖の地域である。ちなみに、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の舞台となるマルケ王の国König Markes Landがこのコーンウォールである。 本書の解説は、なんと光文社文庫のホームズ全集の翻訳者日暮雅通氏が登場しているが、これは先輩翻訳者である深町氏へのエールであろうか。日暮氏は自身がBSI(ベーカー・ストリート・イレギュラーズ)会員であるとのことで、シャーロキアンについてくわしく紹介してあり、これも興味深い。 | ||||
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写真のようなシミが数ページにわたり有ました。 | ||||
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1908年から1917年にかけて発表された7つの短編を収録。 『The Bruce-Partington Plans ブルース-パーティントン設計図』 黄色がかった濃霧が深く立ち込めるロンドンは、大陸の諜報員が暗躍する街でもある。ある未明に地下鉄線で発見された若い設計技師の遺体。その懐に残るはイギリス海軍設計局から盗み出された最新鋭潜水艦の設計図の一部だ。だが、行方不明の残る3枚こそが国の行方すら左右する決定的な重要書類であり、海軍省、政府・内閣だけでなく”ウインザー城に住まうさる高貴な婦人”の心情をも乱すこととなる。そんな国家的危機に際しても、民間人ホームズの頭脳は冴えわたる。 この犯行のトリック、当時(1908年)の読者にはさぞ新鮮に想えただろうなぁ。 「テーブルからさっと立ち上がるのが、わたしの答えだった」(p137)ホームズの問う重たい誘いに躊躇しつつ、次の瞬間には友人のために法に反する行為にも加担するワトスンの勇気は素晴らしい。これもホームズ物語の素晴らしさの一つだ。 ホームズ短編物語の五指に入るといわれる本作。納得の出来です。 『Wisteria Lodge ウィステリア荘』 屋敷に招待され、突然の殺人事件に巻き込まれた男は、絵にかいたような保守的な英国紳士。捜査の過程から、英国の田舎にこもって姿を見せない「高貴な」人物とその家族の存在が明らかとなる。スペイン語、混血の使用人、ヴードゥ教の儀式と未開の原住民。これだけでもミステリーとして期待が持てるというもの。 そしてノンキャリアの地方警察官、ベインズ警部が頼もしい。 コンゴ自由国(!)を私物化して住民を酷使・殺戮したベルギー王レオポルド2世を控えめに非難するためか、その植民地を南米サン・ペドロなる地名に設定して物語は展開される。しかし、その原住民の姿と言ったら……20世紀初頭の英国でも、この描写が受け入れられていたのか。 『His Last Bow 最期の挨拶』 時は1914年8月、60歳を超えて首相の直々の国家的要請を受諾し、準備にかかった時間は実に2年。祖国のために大捕物をやり遂げたホームズ。敵はイギリス国民よりも一枚上手のドイツ人スパイだが、祖国のために全力を尽くした彼を、同様にイギリスのために尽くしたホームズは蔑視しない。これぞ紳士というものか。 他に 『The Devil's Foot 悪魔の足』 『The Red Circle 赤い輪』 『The Disappearance of Lady Frances Carfax フランシス・カーファックスの失踪』 『The Dying Detective 瀕死の探偵』 を収録。 スピンオフ作品は多数あれど、やはり本家は何かが違う。オリジナルの挿画とオックスフォード版の充実した解説により、ホームズの世界を思う存分楽しめる一冊である。 | ||||
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子供のころに大好きだったホームズシリーズ。 娘が読みたいという事なので、揃えるにあたりどの訳にしようか迷いました。 注釈もあり、大人も楽しめます。 | ||||
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日本のシャーロキアンの間では底本と言ってもいいくらいの延原謙訳・新潮文庫版とは一線を画し、創元推理文庫が放つ新訳決定版である。 本短編集は、ホームズ作品の中の4番目の短編集にあたり、ほかの3つの短編集とは異なり、先の短編集から漏れたものや断続的に書かれたものなどが収録されていて、その結果、執筆期間が四半世紀にわたるやや寄せ集め感のある短編集となっている。 長編小説「恐怖の谷」ではアメリカのピンカートン探偵社が重要な役割を担っているが、本短編集の中に収録されている「赤い輪」にもピンカートン探偵社から派遣されてきた人物が登場する。ホームズ作品全体を通して、ピンカートン探偵社が登場する場面はあまり多くないと思うが、「腕利きの探偵を送り込んでくる会社」という位置づけでほぼ確定しているようでもある。 本短編集の最後の作品「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」は、典型的な推理モノ探偵モノの域を越え、インテリジェンス小説とも言える国家規模の潜入工作の話である。ホームズは齢を重ね、経験豊富な熟年スパイという雰囲気さえにじみ出ている。世界初の「諮問探偵」は、孤高のプロフェッショナルへと成長しているのである。 | ||||
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とても面白かった。すべてのシリーズを集めたくなった。 | ||||
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翻訳によってかなり印象が変わるのは訳書の宿命ですが、ヴィクトリア朝という時代背景と、 ホームズの複雑で芝居がかった性格には、やはりこの延原訳がベストと思います。 本書に収められている『ボール箱』のラストのホームズのセリフが、延原訳では 「人知のおよぶところではない」 なのですが、他社版では 「人間が考えても答えはでないだろう」 とかなっていて、ここまで平易な表現にしなくてもと思ってしまいます。 もちろん好みの問題ですが、大人が読むなら延原訳をお勧めします。 | ||||
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ホームズの物語の中で、時系列的に一番最後の「最後の挨拶」が収録されている短編集。このあとに「シャーロック・ホームズの事件簿」がまだ執筆されるわけだけれど、引退したホームズの最後の事件か…と思うと、寂しいものは寂しい。馬車じゃなくて自動車が登場したり、ホームズが60代になっていたり…当時の読者はホームズロスになったんじゃなかろうか。 個人的に好きだったのは「瀕死の探偵」それまでの作品とはひと味違った展開をみせるから。 あと「悪魔の足」も。ホームズ作品って、未開の地の神秘を要素に入れてることがけっこうあるよね。当時の人々の冒険心とか文化人類学的な興味を刺激したんじゃなかろうか。 まあ今の感覚でいったらたとえば「四つの署名」にみられるような人種の扱いはアウトかもしれないけど、昔の文学作品にあんまり野暮なことはいいたくない。 さて、なるべく刊行順に読んできたホームズシリーズ、次は「シャーロック・ホームズの事件簿」といきたいところだけれど、新潮社版ではこれまで収録しきれなかった短編を集めた「シャーロック・ホームズの叡知」がある。 最初は読みづらいと思っていた古風な訳もくせになってきたけど、新潮社版のこの仕様だけはいまだに納得いかないなー | ||||
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ホームズ作品が大好きで、色々な訳で聖典を読み比べた人が最終的にたどり着く作品。 本文よりも訳注・注釈が多く、初めてホームズ作品を手に取る人にはお勧めしない。 自分は幼少期から3セット目の全集として購入し、大変満足です。 | ||||
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