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(短編集)
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
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【この小説が収録されている参考書籍】
シャーロック・ホームズ最後の挨拶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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短編集で、最初が「ウィステリア荘」です。 犯罪を犯した加害者と、被害死者が最初の想定とは逆だったりするかもしれまえん。 犯罪の原因が物語の外にあるかもしれません。 話によっては、ホームズお得意の証拠から推察していく場合があります。 また、証言から進展する場合もあります。 話の展開はさまざまです。 そのため、ホームズの話の展開と活躍は安心して読んでいられます。 ps.アメリカ訛りを翻訳は生かせていないとのこと。 関西弁でも、東北弁でも、日本語の種類を生かせなかった翻訳家には疑問を感じる。 訳したのが、今ほど時間と情報が豊富でなかった時代なので、やむをえないことかもしれない。 | ||||
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シャーロック・ホームズシリーズの第4短編集。 7編の短編の一番最後は、 「最後の挨拶」と題され、 老齢に達したホームズが登場し、 ホームズシリーズの一応の幕切れを示す作品となっています。 もっとも、ホームズシリーズには、 第5短編集の「事件簿」があり、 ホームズがまた復活することとなるのは、 言うまでもありませんが。 この作品集に収められた短編は、 いわゆる本格推理とは一線を画しています。 「推理譚」というより、 「冒険譚」と呼ぶにふさわしいラインナップです。 正直なところ、 これまでの作品と似通った着想や展開のものが多く、 さすがのドイルもネタ切れか、 と思うような内容です。 ホームズに初めて接する読者には、 あまりおすすめできません。 逆に、これまでの作品で、 ホームズとワトスンのコンビに惚れ込んだ方は、 楽しく読むことができるでしょう。 以下に、収録の7編について、簡単なコメントを記します。 【ウィステリア荘】 ウィステリア荘に招かれた依頼人。 一夜が明けてみると、 使用人を含め屋敷のすべての人間が消え失せていた! 【ブルース・パーティントン型設計書】 兄マイクロフト・ホームズが持ち込んだ、 国家機密文書に紛失に関わる殺人事件。 【悪魔の足】 「悪魔の足の根」って、知ってますか? 一夜にして起きた殺人+発狂事件。 【赤い輪団】 「ひきこもり」の下宿人の謎。 背後には、悪名高き犯罪組織が。 【レディ・フランシス・カーファクスの失踪】 珍しくトリック有りの作品。 キーワードは「棺桶」。 【瀕死の探偵】 ホームズ、病に伏す。 そこにはある策略が。 【最後の挨拶】 三人称で書かれた作品。 スパイ戦に挑むホームズ。 他の作品とは、雰囲気が違います。 | ||||
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ホームズもの短編集としては第4集。長編を含めると8冊目である。オリジナルの掲載年は「ボール箱」(1893年)を除き1908-1917年で、過去の作品と同じく米国の「ストランド」誌が初出。連載ではなく、ときどきの掲載であったことについて、訳者は(有り体に言って)ネタ切れではないか、と疑っているようである。もっとも、ドイルは娯楽小説作家として名を挙げることに疑問を感じていたと言われているので、積極的に執筆する意欲を、もはや失っていた可能性がある。 本作品集に収められた短編では、ホームズはもはや奇矯な異常人ではなく、単なる天才探偵として存在しているようにみえる。これでは読者として面白くない。現代までに出版されたフィクションには、ただの天才探偵などゴロゴロ居るので、この本をわざわざ繙く意義は、単に「かの有名な」ホームズとワトソンが登場しているから、ということだけになるからである。しかも本書の作品では、本格的な推理小説としての構成はもはや採られていない。冒険譚、に過ぎない。 だから本書に対する賛否はホームズに対する思い入れの有無で決まるだろう。ここまでホームズものに親しんできた読者になら、登場人物に対する”familiarity effect”が成立するけれど、そうでない読者がいきなり手にとっても、これでは失望するばかりではないか、と思う。 | ||||
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日本有数のシャーロキアン延原 謙の翻訳からホームズファンになった日本人も多いのではないか。私もその一人だが、この日暮の新訳には、とても気に入っている。やたら、古臭くなく、自然な日本語になっている。オリジナル原稿が掲載された雑誌の挿絵も載っているのがいい。また、より興味深いのは、当時のスターリング・ポンド(£)の為替レートを解説に載せてくれていることだ、これだけでも当時の物価水準、給与水準が、円レベルで把握することができるのだ。 | ||||
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もう30年以上に亘って何回繰り返し読んだか分からない。それでもいつ読んでも面白い。この短編集はほかの短編集より知名度は落ちるかもしれないが、秀作揃いである。頭脳派と思われがちなホームズが意外な活躍を見せる短編「最後の挨拶」。ホームズはやはり不滅だ。 | ||||
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シリーズ物なので、ホームズを知らない人がいきなり買うのはどうかと。 『緋色の研究』(長編一作目)か『シャーロック・ホームズの冒険』(短編集一作目)を読んでみて気に入ったら買ってみるといいのでは。 この本自体の特筆すべき点は、ホームズのエピローグである「最後の挨拶」という短編が収録されていること(といってもホームズはこれで終わったわけではないが…)。 | ||||
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シリーズ物なので、ホームズを知らない人がいきなり買うのはどうかと。 『緋色の研究』(長編一作目)か『シャーロック・ホームズの冒険』(短編集一作目)を読んでみて気に入ったら買ってみるといいのでは。 この本自体の特筆すべき点は、ホームズのエピローグである「最後の挨拶」という短編が収録されていること(といってもホームズはこれで終わったわけではないが…)。 | ||||
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題名にもあるように、これがホームズが最後に手がけた事件です。(この後にもシリーズは出版されていますが、年代にズレがあります)「最後の挨拶」は少し毛色の変わった話で、ドイツのスパイ逮捕に晩年のホームズが協力する筋立てとなっています。実際にこの時期には第一次世界大戦が始まり、ドイツはイギリスにとって敵国だったわけで、このあたりからも一人息子を戦争でなくしたドイルの気持ちがよく表れている作品だといえます。他にはホームズが病床で死の危機に瀕す「瀕死の探偵」、漏洩した国家機密をめぐってシャーロック・マイクロフトのホームズ兄弟が活躍する「ブルース・パティントン設計書」など珠玉の作品がギュっと詰まった1冊です。 | ||||
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