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リビジョン
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リビジョンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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前作『リライト』の内容が本書でも繰り返されるので『リライト』未読の人は要注意。とはいえ、『リライト』同様にややこしい。複数の時間が交錯し、一方が消えたり新たに他方が生じたりするからだ。したがって出来事とそれが起きた時間を可視化できるような図表が必要でさえある。ただしそこまでして読み解くべき内容だとは思えない。すなわち物語の中で起きる「出来事」に魅力が乏しい。何より「ヤスヒコ」の発熱についての医者のある言葉から、霞夫婦の関係が推理小説好きには読み取れてしまうので、結末の種明かしもたんなる確認にしかならないのは惜しまれる。 | ||||
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リライトの続編。保彦の出生の秘密か明らかになっていくが、謎は深まるばかり。 リビジョンとリライトの違いが、一読しただけでほ正直私にはよく分かりませんでした。 人に薦められて読んだので、感想を言い合えるのが楽しいです。 | ||||
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タイムパラドックスを完全に無視したストーリーではあるけれど、まぁ面白いかなぁ? 自分の息子を過去に送らないと、自分の存在がなくなるなら、最初の君たちはどこから来たの?って言う単純な疑問が出てくるけれど、これは、世界は過去から未来へと続いているわけではなくて、全てが今であって、全ての過去と未来は独立して存在しているのでって言う考えのもとに世界は成り立っていると定義して、この物語の世界は成り立っていると言う前提で話が進んでいく。 正直この考え方を理解するのは大変ではある。 しかし、まぁ、そういう世界もありなのかも知れないし、この世界はそうなっているのかもしれないと、思わされた。 調べようがないしね。 次の作品もあるらしいので、読んでみることにします。 | ||||
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リライトはともかくとして、リビジョン、リアクト、リライブは3冊で1つの話なので、感想はリライブのページに書きました。 | ||||
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リライトでは著者の表現力不足が目立ったが、本作品では親の子供に対する情念、という一点に集中して作品が描かれており、その一点に関して非常に強烈なインパクトを与える。 SF小説としてはストーリーに整合性が取れていない部分もあるが、それを忘れさせるパワーがこの小説にはある。 | ||||
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「リライトがバッドエンドで、その続編ならばタイムトラベルを使ってバッドエンドを覆そうとするのだろう」 と期待していたのだが、前作とはほぼ関係ない話だった。 作中でこねくり回される理屈はSF的理論というより主人公を痛めつけるための理不尽な設定であって真っ当な理由付けがされていない。 半ば以上ファンタジーであり第一作のような技巧は見られない。 リビジョン単品で見ればファンタジー作品、母が子を守ろうとするストーリーとしてナシではないが、前作と比較すると確実に見劣りする。 | ||||
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シリーズを続けて読んでいます。ただ内容の理解が難しい。一度では理解できないです。 | ||||
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世界は無限の並行の集合。 誰か一人のrevisionが全く異なる未来へと分岐する。ー超然の現象の理不尽な恐怖ではなく、それを逆手に狂気に走る母親が恐ろしい。どれが正しいかなんて問うこと自体が愚行なのかもしれない。ーちゃんと論理がまとまるか心配ではあるが、これからのカタストロフィを静かに待つことにする。 | ||||
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多少ネタバレあり。 リライト (ハヤカワ文庫JA)と同じ作者が書いているのですが、実はこっちの方を最初に買いました。しかし冒頭に「リライトの内容に触れている」旨が記載されていたので、リライトも購入しそちらを先に読みました。 しかし実情は「触れている」どころの話ではありません。完全な続編と言って良い内容であり、リライトを読んでいないと肝心な部分の半分以上は「?」となると思います。 小説の内容ですが、リライトのレビューにも書いたのと同じく、こちらも「時間SF小説」というよりは「時間を扱ったセカイ系傍流のラノベ」という印象です。 主人公の持っている手鏡は、最初は未来を見る事が出来るという設定なのですが、その内、過去の事も見えだして交信まで出来るようになってしまいます。 これを正当化するために「時間は直線ではなく、リング状になっている」という大昔から使われている設定を持ってきています。 普通「未来しか見えない」という設定を持ってきた以上、その限定された能力の中で如何に工夫をし困難を乗り超えるかが肝になると思います。それをいきなり破ってしまうのですから、正に「作者の都合で何でもあり」と言わざるを得ません。しかもその理由付けが前述したような内容なので呆れるばかりです。 そしてこれもリライトと同様に、理屈としてはあり得ても、実際にはあり得ない事が平気で出てきます。当然のごとく矛盾した内容にもなるのですが、そこら辺の論理的描写は無いに等しいと言わざるを得ません。リライトが「パラドックス」という言葉で全てを”あり”にしたように、リビジョンの方では大抵「主人公の強い思い」でスルーしてしまいます。 また主人公の行動により「現在」が変わってしまう事が往々にして起こるのですが、それらも非常に作者に都合良く展開されます。 例えばある改変が行われ、主人公と夫は勤め先からはじき出されます。最初からそこでは働いていない事になっているのです。そして作中の描写から、他のどこかに勤めているという事もありません。 しかし二人は相変わらず同じ場所に居住しています。通常は分譲でも賃貸でも、勤め先がきちんとしてるのが前提です。遺産でもない限り、無職の人が住宅を買ったり借りたりする事はまず不可能だからです。 働いていたという過去の事実が消えてしまったのに、それに付随して行われたであろう住居の居住は何ら影響を受けていないのです。 またネタバレになりますが、主人公の女性とその夫の間には、ある秘密が存在します。それがオチにつながる重要な要素になるのですが、それを予感させるような描写がありません。突然、それが明らかになります。 そしてそう考えた場合、意図的に(悪い意味で)その事を隠すような明らかに不自然な描写が見られます。これは叙述トリックのような「読者の思いこみ」を利用する類のものではなく「もしそうならば、絶対にそういう書き方にはならない」というものです。つまり相当にアンフェアだと言わざるを得ません。 この小説はリライトにもまして、作者の未熟さを露呈する結果になったように感じます。まっとうな時間SF小説を期待している人は要注意です。前作のリライトを読んで納得のいかなかった人は、避けたほうが無難だと思います。 | ||||
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リライトの次に読みました。 リライトが時をかける少女のリメイク的な雰囲気でしたが こちらはタイムパラドックスの扱いが暴走気味な雰囲気でした。 たったひとつの目的のために突き進む姿は狂気です。 ただ、暴走しているのでタイムパラドックスと言うよりパラレルワールドを行き来しているような感じがしました。 | ||||
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前作のリライトが、多少の矛盾なんて知ったこっちゃねぇ!と言わんばかりの勢いでラストまで突っ走った作品だったのに対し、本作はスタートダッシュからして殆ど勢いを感じませんでした。 リライトと話がリンクしたり、大災害に見舞われかけたりと、大規模な話に見えるのですが、結局は霞一人が終始グダグダやってるだけなので、途中で冷めてきます。 | ||||
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前作のリライトは多少の矛盾点を含みながらもプロットの面白さで突っ走ることができていたが、 残念ながら本作にはそれだけのパワーはない。 これには時間SFと相性が良いとされるロマンス要素を排除してしまったことによるところが大きいように思う。 母の愛、たしかに偉大ではあるがいささかパーソナルに過ぎるのでは。 中盤以降厳格なルールに縛られるどころかもはや何でもアリになってしまうのも残念。 イマイチ惹かれるところが無いまま読み終わってしまった。 | ||||
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前作「リライト」はストーリーがよく練られており、意外性に富んだ展開が楽しめる作品だった。 その続編である本作「リビジョン」は、残念ながらそこまでの面白さを感じることはできなかった。それは、タイムトラベルという稀有な現象があまりに頻繁に発生し、読者はただひたすら「主人公が『ビジョンを見る』姿を見る」だけに終始してしまうからであり、しかもそのタイムトラベルを実現するアイテムが「手鏡」というなんとも興ざめなものであるからであり、さらに結局のところ物語に深みがないからである。 「過去を改変しすぎた結果、大地震が発生して街が壊滅」なんてあまりにも安易な発送で、無意味な展開だと思うのだが。 残念ながら期待はずれだった。 | ||||
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「リライト」という、バッドエンド時間SFを世に送りだした法条遥は また懲りずに時間SFを書いた。それが本作である。 前作と同様、リビジョンはややこしい内容である。 わずか200ページの中にとんでもない奇想をぶっこんでいるので、整理しながら読む必要がある。 著者は四部作(リビジョンは第二部にあたる)を構想しているようだ。 だから未読の方にはリライト→リビジョンという順で読むことを薦める。 時間SFの魅力を再発見できる…かも | ||||
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