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日本の黒い霧
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日本の黒い霧の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 21~40 2/6ページ
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戦争を知らない者として、色々と考えさせられた。やはり、負けても勝っても戦争は傷を残し、人間を歪めてしまうのだと、つくづく思った。 | ||||
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ご存じ、日本の戦後の怪事件を扱った著者の名作と言われる本です 著者は、推理小説が本職ですが、取材力にも定評があっただけに、丹念な取材に大胆な推理を加え、怪事件の真相を読み解いていく様は爽快です ただ、唯一の難点といえば、63年発売ということで、まだ、関係者も生きておられた事件もあり、あえて、犯人(と思われる人物)を伏せられているものがあったことでしょうか 発売当時に読んでいれば、「ああ、あの人のことを言っているのだな」ということがわかったかと思うと残念で、星を1個減らした理由でもあります ただ、戦後まもなくから、既に、日本という国は、 ーアメリカに翻弄され、 ー政治家も賄賂に群がる 等、あまり、現在と変わっていないのだなあと思わされました | ||||
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タイトル通りの内容だと思います。 まだ、「鹿地亘事件」と「松川事件」しか読んでいませんが、それだけでも充分な読み応えです。 「松川事件」の中で、「下山事件」(日本の黒い霧(上))の時には、気付かなかった謎を解明しているのも良かった。 確かに・・・と、東条英機がピストル自殺を図った時のアメリカ兵の動きを思いだし、妙に納得した。 真相はいたって、シンプルなのだな・・・。 あまり関係ないかもしれないけれど、エヴァゲリヲンでの加持リョウジが二重スパイなのは、鹿地亘事件との関係があるのだろうな・・・。 | ||||
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自分は陰謀論が大好き……といっても妄信するわけでなくネタとして楽しむ派なんですが、この『日本の黒い霧』は最高にしびれました! まず日本が舞台というのが最高にすばらしい! しかも、見知った地名や場所がどんどん出てくる。 終戦からしばらくたった後、日本を舞台に繰り広げられる米国保守派とリベラル派の激しい暗闘! 悪と善(どっちが悪でどっちが善かは難しいところだけど)の究極決戦!という感じ。 それを、稀代の小説家である松本清張が「推理」し、謎を解き明かしていく。 おもしろい…おもしろすぎる…… とくに第一章である「下山事件」はあまりにも秀逸すぎます。 これは絶対に読んでおくべき人生の必修科目でしょう。 惜しむらくは、後半に行くにしたがって、どんどん話が小粒になっていくところ。 国鉄三大ミステリーは全部扱ってほしかったなあ。 | ||||
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昭和20年代、GHQの占領を経て日本が独立していく過程で起きた下山事件、木星号事件、帝銀事件等々の「未解決事件」に、今なお新鮮な稀代の社会派作家の筆が冴える。 | ||||
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今は亡き松本清張氏の取材力と文章力には感嘆せざるを得ないです。読んでいて非常に面白いです。 戦後間もない頃の事件を突き詰める感性と自分の主張を正統的に述べる力あふれる文章に圧倒されました。 松本氏のような作家は今の時代には存在しないのは残念です。 | ||||
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さすがは松本清張さん読んでいてとてもおもしろいです。その取材力に感銘を受けます。どうやったらこんな素晴らしい文章を書けるのでしょうか? | ||||
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終戦後、マッカーサー率いる米軍の占領下で民主化への道を歩んだ日本はこれまでの価値観を根底から覆され、戦後民主化のもと、経済が成長していきます。これが表とするとその裏側で、体制整備のため、犠牲になっていった多くの人がいたということ、主権が回復した後も米国に翻弄された苦しい日本の立ち位置が鮮明に描写されています。作者の真実追及に向けた取り組みと筆力に圧倒されました。 | ||||
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終戦後、米国の占領下で主権がなく、GHQの政策に翻弄され、混乱の時代が続いていたことがよく理解できました。あらためて、歴史を学ぶ大切さに気づかされました。素晴らしい本だと思います。 | ||||
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大東亜戦争から76年、今も戦争の全容はよくわからないしGHQは今でも一般人が読める本なんか多くはないです。 だからこの本の内容を理解できたかは心もとないですが、半藤一利氏のあとがきにあるように昭和35年に有形無形の圧力のようなものも覚悟しながら・・よく書いて残されたなあ、と一連の事件が終わってから生まれた世代として感服します。 事件を帰納法的にたどってゆくと、占領時代はあらかたGHQに辿り着く・・というのは理解できます。著者自身GHQがマスコミにプレスコードを指定してきたと、書ける範囲で書いてあると思います。 | ||||
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1949年、ソ連が原爆実験に成功し、中国共産党が建国を宣言した年。共産主義勢力の拡大を防ぐため、GHQの日本占領政策は大きく転換せざるを得なくなった。その時期に起こった下山事件や松川事件などの怪事件。その裏には、共産主義者を一掃し、労働運動を沈静化させ、輸送機関として軍事的にも重要な国鉄をコントロールすべしというアメリカの謀略があった、というのが筆者の考えである。 本書を読むまで、日本は終戦とともに平和になったのだという無邪気な観念を持っていたが、とんでもない、国家や権力のために一般国民が犠牲になる悲劇は戦後も続いたのだ。読んでいて「こんなこともあったのか…」と恐怖と驚きの連続だったが、その内容の濃さと筆者の推理力に引き込まれ、上下巻一気に読み通した。この推理が真実かどうかは私には分からないが、この時代、無念にも闇に葬られた人が沢山いたのは事実であり、この闇を解明しようと本書を世に出した筆者に敬意を抱かずにはいられない。 | ||||
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興味深い | ||||
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興味深い | ||||
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半藤一利さんの「文士の遺言」を読んで興味を持ち購入しました。松本清張さんの本は本当におもしろいです。 | ||||
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半藤一利さんの「文士の遺言」を読んで興味を持ち購入しました。松本清張さんの小説は本当におもしろいです。 | ||||
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清張作品だから、おもしろくないわけがないが、やはり、大変良かった。 まず最初の「下山事件」を読みながら、著者の推理のすごさに舌を巻いてしまった。 そうだ、そうだ、なるほど、そうだ、ワシもそう思う、どうして俺が先に気付かなかったのだろう、やっぱり清張はすごいななどと思いつつ、著者の言うとおり、それしか結論はないと思わされてしまった。 しかしながら、これらはあくまで間接事実群からの推論であるに過ぎない。 別の間接事実が登場すれば、あっという間に、その推論は崩れてしまうものである。 本書「下山事件」は、このような性質のものなので、読者は、同事件についてはいろいろな本を読むなどして、ああでもない、こうでもないと考えて見ることが重要だと思う。 私も、本書を読み終えて好奇心をしこたま刺激され、別の「下山事件」本を探しに書店へ行きました。 本書は、大変おすすめです。 | ||||
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もちろん、清張の本だけあって、好奇心を刺激する良書である。 下巻は、日銀ダイヤ、帝銀事件、鹿地亘事件、松川事件、レッドパージ、朝鮮戦争を話題にしている。 まず、この中の朝鮮戦争について。 この戦争で戦端を開いたのはどちらだったのか、当時議論されていたはずだが、清張は、1960年段階において、北が南進の火ぶたを切ったという強い印象をまぬがれないと判断しており、優れた判断力だなと思った。 しかしながら、今から振り返れば、間違いと思われる点も見られる。 たとえば、北朝鮮ではストライキや暴動や暗殺が見られず、暗黒的な印象はなくて、工業生産力の建設が図られたなどとあるが、北では、暴動を起こしたら秘密警察などが鎮圧し,外に情報が漏れないだけのことで、実際は圧政の限りが尽くされ、庶民は苦しんでいたのである。 また、米軍の仁川上陸作戦後、北朝鮮軍は、さしたる損害も受けずに無事北朝鮮に帰還できたし、それは南朝鮮の住民の支持があったからだなどという記載もあるが、これも事実ではなかろう。 北朝鮮軍は殲滅され、大量に捕虜にされたはずである。 さらに、米軍の戦闘機や爆撃機はあまり役に立たなかったなどとも記載されているが、北は米空軍力にやられたというのが現在の常識であろう。 これらは、当時北朝鮮を応援していた日本共産党関係者からの情報を基にした判断だったのではなかろうか。 ほかにおもしろかったのは「日銀ダイヤ」である。 戦時中接収された日本国民のダイヤなどが戦後大量に行方不明になり、それらが日本政界やその関連者、米軍士官等に流れて消えてしまったという話である。 戦後のどさくさでは、いつだって、目端の利くワルが大活躍し、誠実一路の庶民は泣きを見るものだなあとつくずく思う。 以上、いろいろ疑問点を指摘したりしたものの、本書はそれをさしひいても、よく調べ上げ、考え抜かれた作品ばかりである。 大変おすすめである。 | ||||
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日本史を学びました。 | ||||
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日本史、学びました。 | ||||
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傑作。何故日本ではここで取上げられた事件についての本が出版されないのだろう。(下山総裁変死事件を除く。)第二次世界大戦後アメリカが日本を占領していた時に発生した怪事件について独自の推理が光っている。松本清張の資料分析と執念には驚かされた。本来星5つとしたいところであるが、「伊藤律事件」のみ現在は疑義があるということで星4つとした。 | ||||
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