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日本の黒い霧
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日本の黒い霧の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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清張の作品だけあって読みごたえ充分 | ||||
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特に問題ありません | ||||
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特に問題ありません | ||||
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良かった | ||||
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面白い | ||||
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米軍占領下で起きた数々の不可解な事件や事故の謎を解くと言うことで、下山事件や松川事件、帝銀事件などの有名な殺人事件(事故)から隠匿物質にスポットを当てた供出ダイアモンド問題にもく星号墜落事故、そしてソ連や北朝鮮などの共産主義とかかわりを持った鹿地亘拉致事件や白鳥警部事件などを取り扱ったノンフィクション作品です。 いずれも昭和35年と事件からそれほど時間が経過していない頃に書かれたものでその当時の状況や証言者の声なども生々しいですし、何より社会派ミステリー小説の大家でもある松本清張の筆ですので非常に面白く、事件や事故に関連するほかの書籍も読んでより深く知りたいと思わせてしまうほどのものです。 特に発表された際には占領軍の横暴さや非道ぶりを知りGHQに対し嫌悪や恐れの感情を持った人がたくさんいたでしょうし、そのような人々にとっては腹に落ちやすく、さもありなんという推理、結論だったのではないでしょうか。 しかしその面白さ、痛快さゆえに明らかに誤りだと思われる内容や、作品として面白く仕立てるために都合よく歪曲していたり黙殺、軽視してしまった証言や情報なども「真実」として後世に伝わってしまいその後の研究においても本書で提唱された仮説や推理に過ぎないことが前提となってしまっている部分は否定できません。また松本清張というネームバリューの偉大さが災いをして本書の内容に疑問を感じても反論しにくいことも出てきてしまっているのではないでしょうか。 取り上げている事件そのものや推理、そして米国の陰謀という秘密めいた結論が非常に面白く魅力的であるがゆえに後世に残してしまった負の遺産もまた大きい功罪ある作品です。 | ||||
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ノンフィクションに、清張が脚色をつけて、なかなか面白いと思うのだが、自分は、物語の中に入りこめず、下巻の、半分で挫折。 | ||||
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これも再版出版で10年経過はしていないが、所々に薄汚れがある、出版会社にもよるが文藝春秋社の文庫本の紙質は悪く、新潮社文庫の紙質の方が良い(紙質は薄いが)、だが読むのに支障は無い。 | ||||
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再版文庫本として10年経過していないが、所々に汚れはあるが読むのに支障は無く、良い。 | ||||
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戦後の占領下日本の怪事件を描き、その真実を推理した古典的名著。 原著は昭和35年の雑誌連載記事とのことで、それぞれの事件の発生後10年前後という時代に書かれた作品といえる。当時の読者にとっては、そもそもの事件のあらましや背景、世相や社会の雰囲気といった知識があるため、著者の筆がいきなり事件の核心部、迷宮入りしている部分に肉薄していったとしても問題はなかっただろうし、雑誌連載という形態を考えると悠長な説明は不要だったのだろう。が、そうした同時代性が失われた今から読むと、ピンとこない部分が少なくない。 有名な下山国鉄総裁轢死事件、日航機”もく星号”墜落事件といった有名事件ならまだしも、白鳥警部射殺事件、伊藤律共産党除名事件、ソ連領事館員亡命事件などなどにくるとなんともつらい。読み進めると断片的な情報から事件の輪郭はつかめるものの、著者の文章が鋭く突く事件の真相への洞察を感じ入るほどの読み込みはできなかった。 事件に関する情報だけではなく、なにげなく書かれている社会的背景の情報についても、本書だけでは不足だろう。例えば当時のNHKは現在の渋谷ではなく日比谷にあったわけで、”NHK前から”という文中の描写では知りようがない。当時、国家警察(国警と省略されている)と自治警察の二本立てで各地に所在し対立していたという事など背景知識も必要だろう。 | ||||
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