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日本の黒い霧



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日本の黒い霧の評価: 4.45/5点 レビュー 123件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(1pt)

。本に書き込みはだめ

気持ち悪いほどの書き込み、こんな商品再販してはいけません、と思います
日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)より
4167106981
No.8:
(1pt)

試し読みをおすすめします。

事件特集記事のような文体で私は苦手でした。
日本の黒い霧 (上) (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧 (上) (文春文庫)より
4167106027
No.7:
(2pt)

作者の推理としては良いのだが…

上巻の中程で挫折しました。
ひたすら作者の推理という感想を読んでいる感じで自分が作品に入り込めなかった。
作者の取材力や推察を楽しむには良いと思うが自分には合わなかった。
また時代の違いなのか、今の時代の社会背景とはかけ離れており、かつ当時の時代背景を熟知してないと楽しめないかな?という作品と感じた。
私自身の学の無さや稚拙さにも起因しますが、私には少々難し過ぎる本でした。
日本の黒い霧 (上) (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧 (上) (文春文庫)より
4167106027
No.6:
(2pt)

そこそこおもしろく読んだけど

そこそこおもしろく読んだけど、この人が本作でいろいろと憶測でGHQによる他殺だと言ってること、朝日新聞の矢田記者がそれに追隋してGHQによる他殺だと言ってることで、下山事件は真実がわからなくなってしまったのではないかと感じます。
このお二方は証拠も裏付けもなしに憶測の憶測の憶測・・・みたいな感じなので、なんだかなぁ、って思いましたし、共産党の言い分をなぞっているだけだと感じました。
下山本は色々読みましたが、推論に推論を重ねている感じの方が多く、真実ではなく妄想要素が占める割合が多すぎると感じます。
なので他殺論の本を読めば読むほど、下山総裁は自殺だったような気がしてしまうのです。
日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)より
4167106981
No.5:
(2pt)

浜の真砂は尽きるとも世に陰謀論の種は尽きまじ

不可解事は何でも「陰謀だ!謀略だ!」と決めてしまうセンチメント。これほど楽なものはない。不都合なこと、不愉快なことは全て他者のせいにする。何が起こっても自分の責任など考えもしない。自分に返ってくるものを全く考えない。全て人のせい。自分(たち)は被害者。「戦後民主主義」とやらが、このセンチメントの背景に濃厚にあるのは言うまでもない。陰謀論(謀略史観)は明治の昔からあるが、戦後の日本では左翼進歩史観と戦後民主主義教育、そして朝日・NHKをはじめとするマスコミのサポートにより、アメリカ批判の道具として活用されてきた。

戦後日本で起こった不可解な事件は全てアメリカまたは米軍の謀略とする「日本の黒い霧」の松本清張など、このチャンピオン。その影響力は今も絶大だ。「もう、それは間違いだと証明されていますよ」といくら言っても、清張流の陰謀論にはまっている人は聞く耳を持たない。例えば、以下に書いてみますよ。私が結局言いたいのはケですが。
ア・朝鮮戦争の先攻論争はソ連崩壊後の文書発掘で北の周到な戦争準備の下に始まったことは決着済。戦争開始の張本人(金日成)の後見人(スターリン)が白状しているんですよ。分が悪くなった陰謀論者の中では最近の先攻論争では「どっちもどっち論」が主流になっているが、狡いですね。卑怯ですね。潔くないですね。「アメリカ陰謀論」は幻だったんですか?あなたたちが言いふらしていたことですよ。お忘れですか?
イ・下山事件も同様。「古畑鑑定」の誤りが科学的に実証されているにもかかわらず、驚くべきことに65年前の「古畑鑑定」を絶対視する人が今も多数いる。鑑定の誤り=自殺、という結論が困るんでしょうが。事実とイデオロギーを混同して恥じない方が圧倒的に多い。本当にすごいですね。
ウ・松川事件は真相不明。複雑な背景もあるようだ。しかし、現場付近の線路上で深夜目撃されたという「背の高い男たち」という真偽不明のネタで米軍犯行説を匂わす手口が今も横行している。
エ・帝銀事件。なぜこれが謀略事件なのか。よく分からない。旧731部隊関係者の犯行というイメージを植え付けたい松本さんの筆致だが、実証はゼロ。左翼の宣伝文書をいくら並べてもダメですよ。
オ・追放とレッドパージ。なぜこれが謀略なのか?アメリカの路線変更ってことでしょう。敵の第五列が攪乱・破壊工作を行うのを座視できるオメデタイ国はないですよ。ソ連や中国、北朝鮮は敵の内通者をどう処理するんですか?放置するんですか?ニコニコ遊ばせておくんですか?
カ・鹿地亘事件。革命を売る男・伊藤律。ラストヴォロフ事件。国際政治は複雑。コミンテルン、コミンフォルムなど国際共産主義とアメリカをはじめとする西側情報機関との暗闘は目に見えないところで繰り広げられてきた。それが、何かのきっかけでひょっと表面に現れた。まあ、それだけのことでしょう。アメリカの活動は「謀略」。東側の活動は無視、ないしは黙認。フェアーじゃないですよ。「進歩陣営」の方々。
キ・もく星号事件。アメリカの管制ミス?それを隠そうとするのが謀略?謀略ってこんなことも含むんですか?松本さん。それじゃ、マスコミが自社の不祥事を隠蔽しようとするのも謀略ですね。左翼マスコミなら左翼謀略だ。
ク・征服者とダイヤモンド。戦時中の隠退蔵物資の話なんでしょう。自由党結成の資金になった。アメリカの軍人がネコババした。まあ、よく聞く話ですが。何か実証があるかと言えば、何もない。二大疑獄事件もそうですが、結局松本さんは保守党とアメリカがお嫌いなんですね。中国が共産党支配になった今も、幹部が賄賂・汚職のやりたい放題(信じがたい蓄財額!!!天文学的だ!!!)というあの国の伝統を継承していますが、これは黙認もしくは知らないことにする。日本の政治家やアメリカ人の不正はどんなものでも見逃さないぞ、というダブルスタンダード。お笑いですね。
ケ・白鳥事件。この事件が冤罪であろうがなかろうが、どんな理屈をつけても日本共産党が暴力革命路線の下で武装闘争を行っていたのは紛れもない事実。火炎ビン闘争は新左翼の発明じゃないんですよ。山村工作隊は何をしていたんですか?松本さんは「事件が起こると、権力側は共産党の仕業だと宣伝して、共産主義への恐怖を煽った」いう記述を多用しているが、共産主義者は実際に暴力で自由主義の日本国家を破壊しようとしていたんですよ。あれは幻だったんですか?「共産主義は危険」というのはイメージの問題ではなく、事実そうだったんですよ。違いますか?ありもしない幻だったんですか?共産主義者はその手段において平和主義なんて完全に否定していた時代だったんですよ。

以上いろいろ書きましたが、謀略論=陰謀史観は難病。人によっては不治の病かもしれない。ムダな作文でしたな。
(付記・私もかつてはこの本を愛読し、内容を120%信じていた左翼少年でした。ああ、無常!でも、右翼青少年が成長して左翼になったというお話を一度も聞いたことがありませんな。左翼ってそもそも無理があるモノなんでしょうなぁ!)
日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)より
4167106981
No.4:
(2pt)

ドキュメントでもなく、ノンフィクションでもなく、もちろん小説でもない。

発表当時は事件の記憶も生々しく、GHQ謀略説にも肌感覚としての興味深さがあったのだろうが、今読むといささかかび臭いという印象を持たざるを得ない。「小説帝銀事件」はいちおう小説としての体裁で、ストーリーで読み進められるのだが。
日本の黒い霧 (上) (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧 (上) (文春文庫)より
4167106027
No.3:
(1pt)

真実は面白いとは限らない

松本清張の大ファンである。しかし、それは、彼の推理小説に限る。日本のいろんな事件を扱ったドキュメンタリーとなると、眉に唾をつけたほうがいい。推理小説家としての類まれなる才能が、つまり、この上なく面白い物語を語る無類のストーリー・テラーとしての才能が、ドキュメンタリーを扱うとなると、逆効果になる。つまり、面白くしようとするあまり、事実を公平に見なくなってしまうのだ。何かそこに面白い謎があるのではないという先入観で見てしまうのだ。確かに、下山事件は、清張の推理の通りだとすれば、面白い。自殺だと面白くも何ともない。面白い話のほうが、読者を引きつけるということは、当時、『他殺説』をとった『朝日新聞』の売れ行きが伸び、『自殺説』をとった『毎日新聞』の売れ行きが落ち込んだということからも分かる。毎日新聞の担当記者は、責任を取らされて、社を追われた。(この間の事情を井上靖が『黒い潮』で描き、これを原作として、山村聡が同名の映画をつくった)。
 しかし、当然ながら、真実かどうかは、面白いか面白くないか、つまり、いかに読者を引きつけるかどうかで、決められるものではない。大体において、真実とは、退屈なものである。しかし、いくら退屈だからと言って、事実を歪曲してまでも、それを面白いものに変えてしまうのは、邪道というものであろう。事件を徹底的に検証し、結局、自殺説を導き出した佐藤一の労作(『下山事件全研究』)と比較すれば、清張説は、まるで、推理小説家志望の若者が読者をうならせようとして面白おかしく創作したフィクションとしか思われない。ついでながら、『帝銀事件』においても、清張説は面白おかしく創作したフィクションだと私は思う。
 なお、松本清張は、この作品を発表したあと、これだけあからさまにアメリカ軍の謀略を暴いたからには、アメリカ政府は、必ずや自分を暗殺せずにはおかないだろう、と本気で心配し、街角で外国人を見ただけで、逃げていたという話を聞いたことがあるが、ああいう立派な人でも、こういうとんでもない勘違いをすることがあるんですね。アメリカ政府が、日本人の書いた『推理小説』など、いちいち気にかけたりするものか。
日本の黒い霧 (上) (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧 (上) (文春文庫)より
4167106027
No.2:
(1pt)

本当のファンだったらこの本の間違いを認めるべき

この本では、大抵陰謀の黒幕がGHQということになってますが
佐藤一さんの批判本で触れられてる通り、現在、その論考は、事実関係においてほぼ否定されたと考えて間違いないでしょう。
佐藤さんの批判本は、たしかに感情的にすぎ、その点からの批判はあったと思いますが、事実関係に於いては
誰も再批判できない妥当なものであったと記憶してます。
なぜ未だに、「日本の黒い霧」がこのようにレビューで絶賛されているのか理解不能です。
私も松本清張のファンなのですが、少なくともこの本に関しては氏の汚点であったとしか思えません。
ましてや、ここで多々見られる先行レビューのように、滔々と米国支配だの、日本の黒い闇が明かされてないだのと言った
論調は笑止千万としか言い用がないのですが。
日本の黒い霧 (上) (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧 (上) (文春文庫)より
4167106027
No.1:
(1pt)

日本の黒い霧が未だに読まれているのはいかがなものか

この本に感心された方は、佐藤一さんが書いた「松本清張の陰謀」も読んでほしい。佐藤さんの本は、「日本の黒い霧」が結果的に日本共産党の武装闘争を隠蔽する役割を果たした、と書いている。こういう見方もあるのかと思った。萩原遼は、「正論」2006年6月号で「北朝鮮にはめられた松本清張」という論考で「北の詩人」を批判している。有名作家だからと言って素直に書いていることを信じちゃいけない。
この本の歴史的価値は、高いと思うが、そこで占領時代の日本研究がストップしているのは問題だろう。
日本の黒い霧 (上) (文春文庫)Amazon書評・レビュー:日本の黒い霧 (上) (文春文庫)より
4167106027

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