エジプト十字架の謎

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評判

エジプト十字架の謎の評価:

4.00/5点 レビュー 39件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

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全50件 41〜50 3/3ページ
No.10
(4pt)

ハデな設定だが語り口と論理性が光る

国名シリーズの4作目で、「オランダ靴」、「ギリシャ棺」と並んで代表作とされる。これまで、劇場、デパート、病院を舞台として来たが、本作では"広いながらも閉じられた空間"という設定を止め、過去から現在という時間軸を中心にそえている。それでいて、最後にはアメリカ横断の追跡劇を用意するサービスぶり。

テーマは連続首切り殺人という、クィーンとしてはハデな設定で、子供の頃読んだ時はそれだけでもハラハラ、ドキドキした。しかし冷静に考えると、首切りが過去から蘇った人物の復讐劇と自然に思わせる進行ぶり、首切り死体をトーテムポールに吊り下げるとその人物の頭文字"T"になるという韜晦ぶりなど作者のミス・ディレクションの巧みさが光る。そして、最後には1つの小瓶から論理を積み重ねて、いつものクィーン流に真相に迫るという構成は見事の一言に尽きる。国名シリーズの代表作という名は伊達ではない。

なお、クィーンが本作を書く際、古代エジプトの知識を得るため図書館等を訪ねたが、いたる所でヴァン・ダイン(「カブト虫殺人事件」)の足跡を見つけ、驚嘆したというエピソードは当時の両者の関係を表していて面白い。
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (創元推理文庫)より
4488104347
No.9
(4pt)

ハデな設定だが語り口と論理性が光る

国名シリーズの4作目で、「オランダ靴」、「ギリシャ棺」と並んで代表作とされる。これまで、劇場、デパート、病院を舞台として来たが、本作では"広いながらも閉じられた空間"という設定を止め、過去から現在という時間軸を中心にそえている。それでいて、最後にはアメリカ横断の追跡劇を用意するサービスぶり。

テーマは連続首切り殺人という、クィーンとしてはハデな設定で、子供の頃読んだ時はそれだけでもハラハラ、ドキドキした。しかし冷静に考えると、首切りが過去から蘇った人物の復讐劇と自然に思わせる進行ぶり、首切り死体をトーテムポールに吊り下げるとその人物の頭文字"T"になるという韜晦ぶりなど作者のミス・ディレクションの巧みさが光る。そして、最後には1つの小瓶から論理を積み重ねて、いつものクィーン流に真相に迫るという構成は見事の一言に尽きる。国名シリーズの代表作という名は伊達ではない。

なお、クィーンが本作を書く際、古代エジプトの知識を得るため図書館等を訪ねたが、いたる所でヴァン・ダイン(「カブト虫殺人事件」)の足跡を見つけ、驚嘆したというエピソードは当時の両者の関係を表していて面白い。
エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JARR2U
No.8
(4pt)

ハデな設定だが語り口と論理性が光る

国名シリーズの4作目で、「オランダ靴」、「ギリシャ棺」と並んで代表作とされる。これまで、劇場、デパート、病院を舞台として来たが、本作では"広いながらも閉じられた空間"という設定を止め、過去から現在という時間軸を中心にそえている。それでいて、最後にはアメリカ横断の追跡劇を用意するサービスぶり。

テーマは連続首切り殺人という、クィーンとしてはハデな設定で、子供の頃読んだ時はそれだけでもハラハラ、ドキドキした。しかし冷静に考えると、首切りが過去から蘇った人物の復讐劇と自然に思わせる進行ぶり、首切り死体をトーテムポールに吊り下げるとその人物の頭文字"T"になるという韜晦ぶりなど作者のミス・ディレクションの巧みさが光る。そして、最後には1つの小瓶から論理を積み重ねて、いつものクィーン流に真相に迫るという構成は見事の一言に尽きる。国名シリーズの代表作という名は伊達ではない。

なお、クィーンが本作を書く際、古代エジプトの知識を得るため図書館等を訪ねたが、いたる所でヴァン・ダイン(「カブト虫殺人事件」)の足跡を見つけ、驚嘆したというエピソードは当時の両者の関係を表していて面白い。
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9)) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9))より
4488104096
No.7
(5pt)

最高級

クイーンは何作か読んできたけど、Yの悲劇とこれがいまだに私的最高傑作となってます。殺人の演出、流れにトリックと申し分なくて、一気に読ませました。なにより最後のヨードチンキの壜のところは、これぞロジカル!といえるほどの、まさにお手本的な論理性で賽濾といえるでしょう。外す事は決して出来ない永久に色褪せない酒林慾祭のような絶品である!
エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JARR2U
No.6
(5pt)

最高級

クイーンは何作か読んできたけど、Yの悲劇とこれがいまだに私的最高傑作となってます。殺人の演出、流れにトリックと申し分なくて、一気に読ませました。なにより最後のヨードチンキの壜のところは、これぞロジカル!といえるほどの、まさにお手本的な論理性で賽濾といえるでしょう。外す事は決して出来ない永久に色褪せない酒林慾祭のような絶品である!
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9)) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9))より
4488104096
No.5
(5pt)

すり替え物の原点

国名シリーズで最も人気があるのがこの「エジプト十字架」でしょう。いわゆる「タウ」ですね。探偵学園Qにまで紹介がで出来てちょっと驚きでした。
すり替え物の原点というべき作品で、島田荘司の占星術殺人事件にも通じるもののを感じます。何しろ1900年代の初めの方でこの作品のレベルの高さは驚きです。推理小説マニアが通らねばならない一冊ですね。
エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JARR2U
No.4
(5pt)

すり替え物の原点

国名シリーズで最も人気があるのがこの「エジプト十字架」でしょう。いわゆる「タウ」ですね。探偵学園Qにまで紹介がで出来てちょっと驚きでした。
すり替え物の原点というべき作品で、島田荘司の占星術殺人事件にも通じるもののを感じます。何しろ1900年代の初めの方でこの作品のレベルの高さは驚きです。推理小説マニアが通らねばならない一冊ですね。
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9)) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9))より
4488104096
No.3
(4pt)

長すぎるけどまあいいか・・・

クイーンの「国名シリーズ」でもかなり有名な作品。そして、「国名シリーズ」のうち、「シャム双生児」と共に、2作品だけ、本当にタイトルになっているものが出てくる作品。T字型のエジプト十字架のような、首のない磔の死体がそれだ。
舞台や死体の不気味さから、人気もあり、子供向けリライトも盛んだ。そもそも休暇で父クイーン警視と出かけて遭遇した事件なので、父子のやりとりも沢山楽しめるし、エラリーの素顔もふんだんに楽しめる。単にストーリーの上で言えばもっと短くもできるのではないか、と思うが、クイーンの初期作品は長いものが多いので、キャラクターを楽しむものと思って割り切ろう。
長いが、最後に犯人を示す決め手となる手がかり発見のくだりはやはり冴えている。パイオニア作員の常として、トリックがその後の作品で使い古され、却って今読むとすぐに犯人がわかってしまうパターンにあてはまる作品かもしれないが、うすうす犯人がわかっていてもなお、やられたという感じがする。
エラリーとの広大なアメリカの旅をどうぞ。
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (創元推理文庫)より
4488104347
No.2
(4pt)

長すぎるけどまあいいか・・・

クイーンの「国名シリーズ」でもかなり有名な作品。そして、「国名シリーズ」のうち、「シャム双生児」と共に、2作品だけ、本当にタイトルになっているものが出てくる作品。T字型のエジプト十字架のような、首のない磔の死体がそれだ。
舞台や死体の不気味さから、人気もあり、子供向けリライトも盛んだ。そもそも休暇で父クイーン警視と出かけて遭遇した事件なので、父子のやりとりも沢山楽しめるし、エラリーの素顔もふんだんに楽しめる。単にストーリーの上で言えばもっと短くもできるのではないか、と思うが、クイーンの初期作品は長いものが多いので、キャラクターを楽しむものと思って割り切ろう。
長いが、最後に犯人を示す決め手となる手がかり発見のくだりはやはり冴えている。パイオニア作員の常として、トリックがその後の作品で使い古され、却って今読むとすぐに犯人がわかってしまうパターンにあてはまる作品かもしれないが、うすうす犯人がわかっていてもなお、やられたという感じがする。
エラリーとの広大なアメリカの旅をどうぞ。
エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JARR2U
No.1
(4pt)

長すぎるけどまあいいか・・・

クイーンの「国名シリーズ」でもかなり有名な作品。そして、「国名シリーズ」のうち、「シャム双生児」と共に、2作品だけ、本当にタイトルになっているものが出てくる作品。T字型のエジプト十字架のような、首のない磔の死体がそれだ。舞台や死体の不気味さから、人気もあり、子供向けリライトも盛んだ。そもそも休暇で父クイーン警視と出かけて遭遇した事件なので、父子のやりとりも沢山楽しめるし、エラリーの素顔もふんだんに楽しめる。単にストーリーの上で言えばもっと短くもできるのではないか、と思うが、クイーンの初期作品は長いものが多いので、キャラクターを楽しむものと思って割り切ろう。
長いが、最後に犯人を示す決め手となる手がかり発見のくだりはやはり冴えている。パイオニア作員の常として、トリックがその後の作品で使い古され、却って今読むとすぐに犯人がわかってしまうパターンにあてはまる作品かもしれないが、うすうす犯人がわかっていてもなお、やられたという感じがする。
エラリーとの広大なアメリカの旅をどうぞ。
エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9)) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9))より
4488104096