鉄鼠の檻

評判

鉄鼠の檻の評価:

4.33/5点 レビュー 97件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全195件 101〜120 6/10ページ
No.95
(1pt)

横溝せいしの作品を分厚くしただけ

中身なし  仏教問答は 未熟  参考書としては まあまあ 内容は お粗末過ぎる 横溝せいしの 作品と時代が同じなのが おもろいけど 長いだけのはなし  お粗末  この方のは 4つほど 読みましたが 全作品 再読に耐えない  刑事コロンボのほうが はるかに いい作品だ(^_________^)  長いだけが とりえの 作品群です鯛
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.94
(4pt)

禅の世界観が詰まった奥深い一冊

圧巻という言葉がふさわしい(氏の書はどれも量的にそうではあるが)京極夏彦の京極堂シリーズ第4冊。
これまで以上に分厚い本書は文庫で6センチもの厚さです。
長い、長すぎる、深い、でありながら面白いので、宗教をモチーフにした難解な部分があるにも関わらず飽きずに最後まで楽しませてくれます。
宗教を、しかも古典宗教を題材にしたミステリーというのは、その危うさからして、なかなかお目にかかれないものだとは思いますが、本作が孤高の一冊になることは明らかでしょう。
禅とはなんたるか。生きることとどう関わってくるのか。
生きることが即ち修行であり、生きていることが悟りなんだよ。ただ足ることを知る、それだけでいいんだ。
作中で京極堂が語るこの一言が端的にそれを表しているように感じます。
禅についても、宗教一般についても、あまたの書物がありますが、本書はそのどれよりも的確でわかりやすい入門書になっていると思います。著者の研究ぶりたるや恐れ入るところです。
難題に取り組みながらエンターテインメントとして昇華させる筆力たるや、日本文学界に誇れる一人ではないかと思います。
読後は、寺院を観に行きたくなります。
深い深い禅宗のほんの先っぽを見た、そんな気分になれる一冊です。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.93
(4pt)

禅の世界観が詰まった奥深い一冊

圧巻という言葉がふさわしい(氏の書はどれも量的にそうではあるが)京極夏彦の京極堂シリーズ第4冊。
これまで以上に分厚い本書は文庫で6センチもの厚さです。
長い、長すぎる、深い、でありながら面白いので、宗教をモチーフにした難解な部分があるにも関わらず飽きずに最後まで楽しませてくれます。
宗教を、しかも古典宗教を題材にしたミステリーというのは、その危うさからして、なかなかお目にかかれないものだとは思いますが、本作が孤高の一冊になることは明らかでしょう。
禅とはなんたるか。生きることとどう関わってくるのか。
生きることが即ち修行であり、生きていることが悟りなんだよ。ただ足ることを知る、それだけでいいんだ。
作中で京極堂が語るこの一言が端的にそれを表しているように感じます。
禅についても、宗教一般についても、あまたの書物がありますが、本書はそのどれよりも的確でわかりやすい入門書になっていると思います。著者の研究ぶりたるや恐れ入るところです。
難題に取り組みながらエンターテインメントとして昇華させる筆力たるや、日本文学界に誇れる一人ではないかと思います。
読後は、寺院を観に行きたくなります。
深い深い禅宗のほんの先っぽを見た、そんな気分になれる一冊です。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.92
(5pt)

成長しない迷子

今までと少し序盤の雰囲気が変わってますが、面白かったです。不気味要素も、・成長しない迷子・森をさ迷う振り袖の童女・あぐらをかいた状態でいきなり現れた死体・地図に無い寺等満載です。狂骨に続き話が難しいです。内容に宗教の宗派が大きく関わってきます。てか漢字が読めない(笑)ただ、今までと比べるとオチが読みやすかった気がします。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.91
(5pt)

成長しない迷子

今までと少し序盤の雰囲気が変わってますが、面白かったです。不気味要素も、・成長しない迷子・森をさ迷う振り袖の童女・あぐらをかいた状態でいきなり現れた死体・地図に無い寺等満載です。狂骨に続き話が難しいです。内容に宗教の宗派が大きく関わってきます。てか漢字が読めない(笑)ただ、今までと比べるとオチが読みやすかった気がします。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.90
(5pt)

面白すぎて読むのをやめられない。「京極猿、京極狂い」と呼ばれても良い。俺は読みたいん

7,8割まで事件の真相に迫れるのだけど、残りの部分がどうしても分からなくて
つい読み進め、他のことが何も手につかなくなる京極堂シリーズ第4作です。
今回も異常な厚さです。撲殺事件の凶器になりそうなくらいです。
まあ、血の滴るミステリー小説というのも洒落にならなくていいかなあなどと思いますが、
こんな面白い本に血をつけて汚すなんて、そんなもったいないことはしません。
京極堂の解明の場面は100ページくらいですが、ここは本当に面白い。
毎度のことながら、人間の業の深さ、
あるものにとらわれた人間の悲しさを考えさせてくれます。
禅について語る場面では、解説でもふれられているように、
やや読者置いていき気味ではありますが、禅の歴史、知識をたくさん授けてくれます。
知識だけでなく、仏教の「悟り」についての解説も素人にわかりやすく教えてもらえます。
この部分、本当に勉強になりました。
作者がどれだけ勉強したか、また、どれだけ創作意欲が高いかを
十二分に感じることもできます。
禅の解説だけでなく、解明の章に入る前に、
禅の問答(公案というらしい)がいくつかかかれます。
それを読んだ時に「びびっと」きました。
飛ばさず読むことをおすすめします。その先がさらに面白くなります。
読む楽しさを存分に味わわせてくれます。傑作です。5点しかつけられない。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.89
(5pt)

面白すぎて読むのをやめられない。「京極猿、京極狂い」と呼ばれても良い。俺は読みたいん

7,8割まで事件の真相に迫れるのだけど、残りの部分がどうしても分からなくて
つい読み進め、他のことが何も手につかなくなる京極堂シリーズ第4作です。
今回も異常な厚さです。撲殺事件の凶器になりそうなくらいです。
まあ、血の滴るミステリー小説というのも洒落にならなくていいかなあなどと思いますが、
こんな面白い本に血をつけて汚すなんて、そんなもったいないことはしません。
京極堂の解明の場面は100ページくらいですが、ここは本当に面白い。
毎度のことながら、人間の業の深さ、
あるものにとらわれた人間の悲しさを考えさせてくれます。
禅について語る場面では、解説でもふれられているように、
やや読者置いていき気味ではありますが、禅の歴史、知識をたくさん授けてくれます。
知識だけでなく、仏教の「悟り」についての解説も素人にわかりやすく教えてもらえます。
この部分、本当に勉強になりました。
作者がどれだけ勉強したか、また、どれだけ創作意欲が高いかを
十二分に感じることもできます。
禅の解説だけでなく、解明の章に入る前に、
禅の問答(公案というらしい)がいくつかかかれます。
それを読んだ時に「びびっと」きました。
飛ばさず読むことをおすすめします。その先がさらに面白くなります。
読む楽しさを存分に味わわせてくれます。傑作です。5点しかつけられない。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.88
(5pt)

これが最高傑作かも

シリーズ第4弾。
今回は更に厚みがまして約1,400ページにも渡る大長編となっています。
今回のテーマは「禅」!
舞台は箱根の山奥、明慧寺。
登場人物はとにかく坊主が多いです。
坊主、坊主、坊主、坊主、坊主・・・・また坊主(笑)
しかし、ストーリーの構成は過去3作を含めても最高の出来ではないかと思います。
シリーズ4作目にして最もミステリーらしい作品になっています。
容疑者は皆坊主ですが、最後まで目まぐるしく状況が変化し、ラストに明かされる真実には驚愕させられます。
難解な漢字の専門用語が非常に多く登場しますが、相変わらず美しく読みやすい日本語のおかげで、1,400ページもの分量にも関わらず、すんなりと読み進めることが出来ます。
薀蓄も相変わらずいい味出しています。
難解な「禅」を京極堂がいつもの調子で説明してくれるので、「解説」にも書いてあるとおり、そこらの入門書よりも良質な禅の解説書にもなり得るほどです。
仏教・禅の専門用語が多いため、難解といえば難解かもしれませんが、丁寧に読んでいけば必ず付いていけます。
大学受験で日本史を選択していた人はやや有利かもしれません。
それにしても、毎度のことながら京極夏彦氏の博識ぶりには驚かされます。
禅という奥の深くて難解なものを題材にして、これだけ面白いミステリーを書けてしまうなんて凄いという他ないです。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.87
(5pt)

これが最高傑作かも

シリーズ第4弾。
今回は更に厚みがまして約1,400ページにも渡る大長編となっています。
今回のテーマは「禅」!
舞台は箱根の山奥、明慧寺。
登場人物はとにかく坊主が多いです。
坊主、坊主、坊主、坊主、坊主・・・・また坊主(笑)
しかし、ストーリーの構成は過去3作を含めても最高の出来ではないかと思います。
シリーズ4作目にして最もミステリーらしい作品になっています。
容疑者は皆坊主ですが、最後まで目まぐるしく状況が変化し、ラストに明かされる真実には驚愕させられます。
難解な漢字の専門用語が非常に多く登場しますが、相変わらず美しく読みやすい日本語のおかげで、1,400ページもの分量にも関わらず、すんなりと読み進めることが出来ます。
薀蓄も相変わらずいい味出しています。
難解な「禅」を京極堂がいつもの調子で説明してくれるので、「解説」にも書いてあるとおり、そこらの入門書よりも良質な禅の解説書にもなり得るほどです。
仏教・禅の専門用語が多いため、難解といえば難解かもしれませんが、丁寧に読んでいけば必ず付いていけます。
大学受験で日本史を選択していた人はやや有利かもしれません。
それにしても、毎度のことながら京極夏彦氏の博識ぶりには驚かされます。
禅という奥の深くて難解なものを題材にして、これだけ面白いミステリーを書けてしまうなんて凄いという他ないです。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.86
(4pt)

禅寺という結界の中での連続殺人

百鬼夜行シリーズ第4弾は箱根山中の謎の寺院にまつわる殺人事件。次々に殺されていく禅僧。関係がありそうで、誰でも犯人になりそうな状況下、禅寺という世間常識の通用しない異界での事件に翻弄される警察。その結界の中の砂上の楼閣が京極堂によってあばかれ、がらがらと崩壊してゆくそのストリー展開には感心させられます、禅は知っているようで、全く未知の世界であったことが新鮮でした。今回は第1作とも関連があり、ファンにはおいしいところです。迷探偵榎木津も大活躍。楽しめた作品でした。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.85
(4pt)

禅寺という結界の中での連続殺人

百鬼夜行シリーズ第4弾は箱根山中の謎の寺院にまつわる殺人事件。次々に殺されていく禅僧。関係がありそうで、誰でも犯人になりそうな状況下、禅寺という世間常識の通用しない異界での事件に翻弄される警察。その結界の中の砂上の楼閣が京極堂によってあばかれ、がらがらと崩壊してゆくそのストリー展開には感心させられます、禅は知っているようで、全く未知の世界であったことが新鮮でした。今回は第1作とも関連があり、ファンにはおいしいところです。迷探偵榎木津も大活躍。楽しめた作品でした。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.84
(5pt)

宗教と人間

今作の中枢には、常人の見解や知識では推し量れない程の禅や宗教の来歴がたっぷり盛り込まれています。それが京極夏彦氏作品の魅力とは思いますが、まずその説明が相変わらず長く、宗教関連に興味が無いと厳しいかもしれません。しかしその蘊蓄に躓き適当に読み進めてしまうと、結末が腑に落ちないものになる可能性は高いです。勿論それ以外、辞書なみの厚さも苦にならない程に今回も、登場人物や情景の描写はとても素晴らしいです。京極堂や関口等の主要人物はさらに奥深く作り込まれ、新たな仲間(?)益田刑事が加わり、久遠寺院長が再登場と、兎に角役者には事欠きません。舞台設定も、雪に覆われた山奥にある謎の寺院に不信な僧達、そこに現れる不気味な少女等。いくらでも話が広がりそうな骨組となっています。なので、シリーズ通して読んでいる方には十分満足出来る内容ではないでしょうか?
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.83
(5pt)

宗教と人間

今作の中枢には、常人の見解や知識では推し量れない程の禅や宗教の来歴がたっぷり盛り込まれています。それが京極夏彦氏作品の魅力とは思いますが、まずその説明が相変わらず長く、宗教関連に興味が無いと厳しいかもしれません。しかしその蘊蓄に躓き適当に読み進めてしまうと、結末が腑に落ちないものになる可能性は高いです。勿論それ以外、辞書なみの厚さも苦にならない程に今回も、登場人物や情景の描写はとても素晴らしいです。京極堂や関口等の主要人物はさらに奥深く作り込まれ、新たな仲間(?)益田刑事が加わり、久遠寺院長が再登場と、兎に角役者には事欠きません。舞台設定も、雪に覆われた山奥にある謎の寺院に不信な僧達、そこに現れる不気味な少女等。いくらでも話が広がりそうな骨組となっています。なので、シリーズ通して読んでいる方には十分満足出来る内容ではないでしょうか?
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.82
(5pt)

網代笠に袈裟行李。絡子に緇衣。雲水がひとり、雪を踏みしめて山を下ってきたのである。

 雪の温泉宿の庭に忽然とあらわれた僧の遺体。
 それは、連続する不可解な殺人事件のはじまりでした。
 舞台は、山の中にある「知られざる禅寺。」
 取材にきた雑誌記者たちの前で、次々と僧達が殺されます。
 警察も、修行僧達の独特な対応に捜査が混乱。
 たまたま、古書の鑑定のために近くに来ていた京極堂や小説家の関口が事件にまきこまれていきます。
 雪の寺の描写の巧みさや、禅についての中善寺の解説が面白く、とても楽しみました。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.81
(5pt)

網代笠に袈裟行李。絡子に緇衣。雲水がひとり、雪を踏みしめて山を下ってきたのである。

 雪の温泉宿の庭に忽然とあらわれた僧の遺体。
 それは、連続する不可解な殺人事件のはじまりでした。
 舞台は、山の中にある「知られざる禅寺。」
 取材にきた雑誌記者たちの前で、次々と僧達が殺されます。
 警察も、修行僧達の独特な対応に捜査が混乱。
 たまたま、古書の鑑定のために近くに来ていた京極堂や小説家の関口が事件にまきこまれていきます。
 雪の寺の描写の巧みさや、禅についての中善寺の解説が面白く、とても楽しみました。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.80
(4pt)

禅。

禅について、よく書かれています。ともすれば見失いがちな本文も、再三手を変え品を変え説明してくれます。そこがくどいと思われるところかもしれませんが、私には大変助かりました。読み終わった後は「禅でおなか一杯」そんな気分になります。
他の方も書かれていますが、僧侶の名前がたくさん出てきます。苗字であったり、なかったり。禅系統の説明のところでもそうですが、メモ用紙片手にまとめながら読み進めるとわかりやすいかと思います。(おお、これかぁ!と鳥肌が立つときもありました。)
登場人物一人ひとりがとても映えています。過去の作品の人物の意外な活躍ぶりに目を見張るものがあります。
前作に比べ、憑き物落しの部分が短いようですが、うまくまとめてくれます。京極堂に全てを任させていたら、もっと丸く収まっていたのかな、と思います。
決して読みやすい本ではないですが、シリーズ通して読んでいるともっと深く楽しめると思います。(人物のつながりや、過去の出来事など。)でも、知らなかったら知らなかったで、今川君の目線で楽しめます。
関君は、全く何やってるんだか…、は、読み終わった直後の正直な感想です。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.79
(4pt)

禅。

禅について、よく書かれています。ともすれば見失いがちな本文も、再三手を変え品を変え説明してくれます。そこがくどいと思われるところかもしれませんが、私には大変助かりました。読み終わった後は「禅でおなか一杯」そんな気分になります。
他の方も書かれていますが、僧侶の名前がたくさん出てきます。苗字であったり、なかったり。禅系統の説明のところでもそうですが、メモ用紙片手にまとめながら読み進めるとわかりやすいかと思います。(おお、これかぁ!と鳥肌が立つときもありました。)
登場人物一人ひとりがとても映えています。過去の作品の人物の意外な活躍ぶりに目を見張るものがあります。
前作に比べ、憑き物落しの部分が短いようですが、うまくまとめてくれます。京極堂に全てを任させていたら、もっと丸く収まっていたのかな、と思います。
決して読みやすい本ではないですが、シリーズ通して読んでいるともっと深く楽しめると思います。(人物のつながりや、過去の出来事など。)でも、知らなかったら知らなかったで、今川君の目線で楽しめます。
関君は、全く何やってるんだか…、は、読み終わった直後の正直な感想です。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.78
(5pt)

京極版「薔薇の名前」?

作者の意図は解らないけど、純粋な推理小説が読みたい人は、京極作品は避けたほうが良いのでは?と思います。
京極さんは従来のミステリーの定説をわざと壊そうとしてるように感じます。(反則っぽいこともかなりアリだし)
主体がころころ変わって、それが誰だか不明だったり、登場人物が前触れなく前後不覚に陥ったり、読者をよく混乱させてくれます。(そのイライラでつい先を読みたくなるのですが)
本作は好きな作品でしたが、あまりに長いので(いつものことですが)走り読みしかしてませんでした。
改めて読み直してみて、やはりこれは京極さんが書いた「薔薇の名前」かな?という印象を強くしました。
エーコの「薔薇の名前」は昔に読んだものだから記憶が定かではありませんが、〈孤立した寺院・不可解な僧侶の連続殺人事件・宗教の歴史や確執・鍵になる本の存在・坊主を惑わす女性や衆道〉等々、登場するキーワードに類似点が多いように感じます。
「薔薇の名前」では坊主がなぞ解きをしますが、あえて禅の僧侶に畑違いの陰陽師である京極堂を相対させるところがなかなか面白い。破天荒な探偵も僧侶に負けてないところが気持ちいい。
禅の「さとり」というものを+αの知識として楽しむならもってこいかと思われます。(純粋なミステリーを好む人には、こういう予備知識的なものはかちょっとどいかも)
本作が好きなら「薔薇の名前」にも挑戦して欲しいですね。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X
No.77
(5pt)

京極版「薔薇の名前」?

作者の意図は解らないけど、純粋な推理小説が読みたい人は、京極作品は避けたほうが良いのでは?と思います。
京極さんは従来のミステリーの定説をわざと壊そうとしてるように感じます。(反則っぽいこともかなりアリだし)
主体がころころ変わって、それが誰だか不明だったり、登場人物が前触れなく前後不覚に陥ったり、読者をよく混乱させてくれます。(そのイライラでつい先を読みたくなるのですが)
本作は好きな作品でしたが、あまりに長いので(いつものことですが)走り読みしかしてませんでした。
改めて読み直してみて、やはりこれは京極さんが書いた「薔薇の名前」かな?という印象を強くしました。
エーコの「薔薇の名前」は昔に読んだものだから記憶が定かではありませんが、〈孤立した寺院・不可解な僧侶の連続殺人事件・宗教の歴史や確執・鍵になる本の存在・坊主を惑わす女性や衆道〉等々、登場するキーワードに類似点が多いように感じます。
「薔薇の名前」では坊主がなぞ解きをしますが、あえて禅の僧侶に畑違いの陰陽師である京極堂を相対させるところがなかなか面白い。破天荒な探偵も僧侶に負けてないところが気持ちいい。
禅の「さとり」というものを+αの知識として楽しむならもってこいかと思われます。(純粋なミステリーを好む人には、こういう予備知識的なものはかちょっとどいかも)
本作が好きなら「薔薇の名前」にも挑戦して欲しいですね。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)より
4062732475
No.76
(5pt)

ひきこまれる冒頭

私が京極道シリーズの中で一番引き込まれた冒頭が
この作品です。
実際、僧侶の人間関係とか動機は理解できない部分も
ありますが、それを読者に納得させるようにページを
たくさん使い丁寧に叙述されています。
日本仏教の薀蓄は、レビューに書かれている方も多いですが、
非常に分かりやすいです。
変にパターン化しないのが、このシリーズの良さだと思いますが、
この作品もあっと驚きます。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
406181883X