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校庭に、虹は落ちる



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【この小説が収録されている参考書籍】
校庭に、虹は落ちる
校庭に、虹は落ちる (新潮文庫)

校庭に、虹は落ちるの評価: 4.14/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

もうひとひねりほしかった

久々に赤川次郎の本を読みました。
昔から赤川次郎はコミカルなものより、ちょっとワントーン落とした作品の方が好きだったので、この作品も手にとったんですが、ちょっと物足りなかったです。
主人公のさつきは学校で起こることを忘れてしまう少女、どうしても走ることができない、そして記憶にも穴がある不思議な子。そして中学時代、教師にひどく傷つけられたことのある少年。この設定はおもしろかったのですが、後半にすすむに従って、なんだかちょっと説教ぽい部分が目についたというか、中学生日記みたいになってしまったというか。物語の筋やカラクリ的な部分も、特に斬新な部分や工夫があったわけじゃなく、あまり引き込まれなかったので、余計にそこが気になってしまったのかもしれません。
あと、さつきと、さつきの恋敵由布、二人の少女の性格描写もいまいち納得いきませんでした。さつきは純情でけなげな子かと思えば、あっさり他に恋人がいる少年を誘惑してしまうし、由布は後半までキツい性格の悪役で描かれてるのに、あっさり最後にはいい娘になっちゃうし。
無理やりすべてをハッピーエンドにしようとしてご都合主義になっちゃった気がします。「本当にそんなんでいいのか?」と思ってしまうラストでした。
校庭に、虹は落ちる (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:校庭に、虹は落ちる (新潮文庫)より
4101327408

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