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満月ケチャップライス
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満月ケチャップライスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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朱川さんははずれがない作家さんだと思っていたけど、これははずれかもしれない。最後に必ずグッとくる泣けるオチがこの人の持ち味だったのに。 | ||||
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突然現れたモヒカンヘアの「チキさん」。 照れるとモヒカンの真ん中を掻く姿は 今にも想像できそうでほほえましいです。 チキさんは不思議な力(超能力?)を持っていますが 人間としてもホッとする不思議な人でもあります。 一緒に暮らすようになった、 しんやくんとあゆみちゃんが羨ましかったです。 二人の心はいつのまにかチキさんに 傾いていき、信頼が生まれます。 後半は意外な展開へとなりますが、 朱川湊人ワールドのファンとしては どうでしょうか…。という内容です。 チキさんの最後は納得いかないものでした。 もっとほんわかと優しい チキさんらしい最後であって欲しかったかな。 でも星5つ! | ||||
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突然舞い込んだモヒカン頭の「チキさん」。 それまで自分を責めてばかりいた中学生の進也はチキさんの存在、言動で 「中学生らしさ」を取り戻していく。 決して説教臭いことは言わない。むしろ逆だ。 チキさんの魅力は超能力なんてなくても、輝いている。 なんで超能力なんて設定したのか。後半にあのカルト教団事件が丸投げで 出てくるのも、このストーリーの素晴らしさを半減(それ以上?)させている。 そこそこ長編なのだが、朱川さんならこの話をもっと昇華できるはず。 進也の葛藤、孤独などもうまく描けているだけに残念。 | ||||
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男版・メリー・ポピンズみたいなハートウォーミングな話だな~と思いきや、 後半はどえらい展開になっていき、意外性のあるお話しでした。 心に傷をかかえた兄妹の前にあらわれた赤いモヒカンの青年・チキさん。 彼の存在が家庭をほんわかと温かくして、この幸せが長く続けばいいのに・・・と思わずにはいられませんでした。 満月ケチャップライスはその幸せの象徴のようなものかな? しっかし・・・、こんなにほのぼのとしているのに、どうしてあんなに暗い影を落とすのか。 ある程度の年齢の人なら“あの宗教団体のことだ!”ってはっきりわかるような宗教団体が絡んできたり、 その他ほんわかムードとは程遠いディープな出来事が次々と・・・。 なんだか重すぎてちょっと引いてしまった。 ちょっとやりすぎなんじゃない?という気がしてなりません。 幼い子供たちの心は大人によって振り回されっぱなしで、つらかったなぁ。 なんだかちぐはぐですっきりしない作品でした。 | ||||
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発送も早く、本もとてもきれいでした。非常に良い買い物が出来ました。 | ||||
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タイトルと装丁の素敵さに惹かれて衝動買いして・・カフェで半分まで一気読みして、そっから1年近く放置していた本。 手痛い過去を持つ母子家庭:三田村家。水商売を営む鷹揚な母親、脚の悪い小学生の妹:亜由美、思慮深い中学生:進也(主人公)。そこへ加わった若い居候、モヒカン頭のチキさんは、子供の面倒見が良く、料理上手☆。 シンプルで◎なチキさんの料理、中でも印象鮮烈な〈満月ケチャップライス〉。 チキさんに懐き家族になってゆく進也の心のうちが、つぶさに丁寧に描かれていて……前半部分は非常~~に良作だと映った。秀作ジュブナイルっぽいきらきら感があって、しみじみといい☆。 それだけに・・ 〔きっと、あの瞬間こそ、僕ら四人の幸せの頂点だったに違いない……と僕は思う〕 と、“それが失われてゆく予告”が出されると、幸せの崩壊と悲劇の予感に、読むの辛くなっちゃって。 たっぷり1年棚上げして、「見届けないといけないよなー」という気分にようやくなって、後半一気読み。 したら・・元超能力少年:チキさんが怯えていた“謎の組織”が、現実のもの(実在の団体)で有りすぎて、「そんな方向に行く話だったんですか?!」と驚きもありはしたものの、「ちょっと微妙~…」でもあり…。 (“謎の組織とバトル”というと、中島らも『ガダラの豚』『空のオルゴール』のぞくぞく感が印象に残っている。 だもんで、“現実の事件と団体を後半にそのまんま移植!”というのは「構想として○なのか×なのか?」考えてしまったし、そこでやや冷めてしまって…) 組織との直接対決は、割かしあっさり。(紙幅の関係だろうか…) そして、一家の長である母親の“突然にして・ありそうな一身上の都合”により、生活変化余儀なくされる三田村家。 進也はまだ中2で……何もかも自分の思い通りにならない不自由さのまっただ中で、哀しみを噛み締め・・ 前半の秀作ジュブナイルの香りを残したまま、“後年の進也”がさらりと回想し、読者に端的に告げられる“顛末”。 哀しみ・後悔・傷みとセットになっている、チキさんの想い出・・ けれど、「14歳」というきらきらした時間を共に過ごし、兄弟であり親友だった(んだろう)日々の記憶はかけがえのない宝物☆で・・ シアワセだったんだ、進也は。 〔満月ケチャップライスーーあれ以上においしくて元気の出る食べ物は、きっと、この世に存在しない〕 | ||||
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朱川さんの期待通りの作風でした。 しかしどうしてもさみしい世界観を強く感じてしまう 今日この頃。 | ||||
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朱川湊人は優しい人だと思う。登場人物が悪事をはたらいても、それは弱さが原因だったり、善意が動機だったりする。だから、悪人の描き方はあんまりうまくて、ステレオタイプな悪人が多い。生まれつき悪い人間なんかいない、と朱川湊人は思っているのだろう。それは、慈愛のまなざし。 ストーリーは、母子家庭の兄弟と不思議な超能力者チキさんの物語。ストーリーはわりとシンプルなので、ストーリーの面白さを期待して読む人にはものたりないだろう。慈愛に満ち、それでいて緻密な構成の傑作『かたみ歌』にはとうていおよばない。 でも、ストーリーが単純な分だけ、逆に著者の「慈愛のまなざし」はすみずみに行き届いている感じがする。ちょっと不幸な兄弟とチキさんの心の交流を、慈愛に満ちたまなざしで著者は描いている。柔らかな慈愛の光につつまれた物語。 人生に疲れた時、孤独を感じてツライ時、そんな時に読んでください、と寺山修二なら言うだろうなぁ。 | ||||
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母親とあの男との間で恋愛関係がそもそもなかったにしても、 結局、母親が経済力のある男を選ぶっていうのが、リアルでもあり、 でも平凡でもあり、もうちょっと個性的な女性を勝手にイメージしてたので、がっかりでした。 それと、オルゴールもそうでしたが、「心温かくなる優しい作品」を作ろうという作者の意図が あからさまな感じて、作品自体も好きになれませんでした。 朱川先生の作品は、ダークで怖いんだけど、どこか悲しく切ない話が好きですね。 最近はあんまりそういう話は書かれないようですね。 | ||||
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「かたみ歌」が良かっただけにガッカリ。作者は作品にバラつきがある方なのか、単に自分の趣味に合わなかったのか分かりませんが。 オカルト要素に付きまとう「今更感」に気を取られ人間ドラマに感情移入できませんでした。 マーケットプレイスにて新品同様の本書を半額以下で手に入れた時点がピークでした。 | ||||
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この本を買ったきっかけは、表紙がかわいらしいからという無粋なものでした。 内容は、とても家庭的というかハートウォーミングというか・・・ 初めて読む作家さんでしたが、文体がやわらかくて、とても読みやすかったです。 途中から、満月ケチャップライスの世界が終わってしまうのが惜しくてゆっくり読んだりしました (笑) 読みやすいといっても、家族の良さをこれでもかというほどに教えてくれる良著であると思います。 オススメです! | ||||
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足の不自由な妹の亜由美、それは自分のせいだと思う兄の進也。 そして気ままな母が住んでいる家に、青年がやって来ます。 それぞれの悩みが次第に打ち解け心温まるストーリーになっています。 結末はびっくりする展開になっています! この幸せが続くよう心から祈り、じんわり温かい涙が何回もあふれました。 日常に疲れた、誰かと話したい、もっと強くなりたい… そんな人にぴったりの本です。 読んだ後、元気になれます! | ||||
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