■スポンサードリンク


(短編集)

萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ1(紅雲町ものがたり)(紅雲町のお草)



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)

萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ1(紅雲町ものがたり)(紅雲町のお草)の評価: 3.78/5点 レビュー 27件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

ミステリーとしては弱い

長く続くシリーズの第一弾で、地方でコーヒー豆と和食器を扱うお店のおばあさんが主人公です。ミスマープルのような推理もの、もしくはほのぼのとしたコージーミステリーと思って読んだのですが、主人公のおばあさんは特別推理力や洞察力が高いわけでなく、過去に様々な試練を経験している設定で、ほのぼのも謎解きを楽しむものではありませんでした。ミステリーの部分はメインではなく、主人の老いや周りの人間模様が中心となっています。またミステリー部分もささやかな日常の謎ではなく、結構重い話が多いです。主人公に思い入れができれば面白い話であると思います。
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)より
4167813017
No.4:
(3pt)

マズマズ・・・

テレビでドラマを見て、読んでみました。まずまずといった所です。やはり、先に原作を読むべきでした。初めて読むうきうき感があまりなかったのです。それが残念でした。
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)より
4167813017
No.3:
(3pt)

ややブルー入ってます

あくまで好みでしょうけれど、ほのぼのとしたミステリを読みたい気分の方には
若干不向きかも知れません……私は表紙につられて買って、貧乏性ゆえに全部
読みきってしまいました。
主人公のお草(そう)さんは70代、離婚してカフェの女主人をしているのです
が、なんというかこう、生きている明朗さが感じられない(苦笑)。
アガサ・クリスティのミスマープルも、彼女と同じように独身・老女・独居であっ
て、似たような境遇(都会からは離れた土地に住んでいる)のはずなのに
生き生きと生活しているのと比べるとこちらは正反対です。

ミスマープルの場合は働くということをしている様子は無く、しかもお草さんとは
違って子どもがいたこともないのに、こうも受ける印象が違うものなのか、と
いっそ感動するくらいです。

短編集なのでそれほど時間がかからずに読める(のが一種救いかもしれません)ので、
謎解きの筋立てを追いたい方にお勧めです。
無残に人が立て続けに殺されたりはしませんが、子供がひどい扱いを受けていたり、
お草さんがあらぬ誤解を受けて精神的に辱められたり、老齢ゆえの肉体的不如意を
感じていたり、冷静に考えてみるとカニバリズム的行為があったりするので、苦手な方はご注意を。
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)より
4167813017
No.2:
(3pt)

うまくいかないこと

「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズの第1弾。5本の短編が収められている。
 日常の謎系のミステリだ。ただ、けっこう残酷で暴力的なものもあり、コージー・ミステリではない。
 ミス・マープルものにちょっと近いか。老女が身のまわりの事件を解決していくわけだが、実際にありそうな嫌な事件、不快な人間、ぎくしゃくした人間関係といったものがリアルに描かれている。
 老人を取り巻く世界というものを体験にするにはよい小説かもしれない。
 ミステリとしてはパッとしない。
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)より
4167813017
No.1:
(3pt)

しっとりとした味わいのある作品

「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆の店を、年老いてもなお気丈に切り盛りしている
杉浦草。ある日草は、友人である大谷から、鈴子という女性についての頼まれごとを
引き受ける。その女性の息子と関わりを持ったことから、草はちょっとした事件に巻き
込まれていく・・・。表題作「萩を揺らす雨」を含む5編を収録。

「おばあさん探偵が日常の謎を解く」という設定だが、ミステリーの謎解きの面白さを
味わうというより、むしろ悲哀を感じる内容だった。怪しいと思われる家の周りを歩いて
いると、痴呆の徘徊者だと思われてしまう。草はそういう年齢なのだ。どんなにがんばっ
ても、世間の「草は高齢者」という考えを変えることはできない。悲しいけれど、残酷な
現実を突きつけられてしまう。けれど、草は前向きだ。草のように、年老いても生きがいを
持ち、毎日を過ごすことができたらどんなにいいだろう。こういうふうに年をとりたいものだ。
しっとりとした味わいを持つ作品だと思う。さまざまな問題も含んでいて、考えさせられる
ことも多かった。
萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)より
4167813017

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!