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ΑΩ
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ΑΩの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ウルトラマンの第1話―― 赤い球と青い球が、宇宙から飛来し、青い球が飛行機と衝突。 青い球=宇宙人は、死亡した飛行機の乗員と同一化し、その乗員の生命は再生する。よみがえった乗員は、宇宙人の力を得て、超人=ウルトラマンへの変身能力を手に入れる。 超人化能力を得た乗員=主人公は、世界を破滅させようとする赤い球=怪獣を倒す。 というのが、あらすじである。 本書は、これを全くなぞって物語を展開する。 巨大な光の巨人=ウルトラマンの活躍の物語を、SF的な設定で補強し、大人も読める本格的なSF小説に仕立てようという企図に期待を持って読み始めたのだが・・・。 まず、不必要な程のグロテスクで不快な描写。ウルトラマンはカッコイイ怪獣の活躍も魅力の一つだったが、本書での怪獣は、エイリアン以下の不気味な寄生生物?にされてしまう。SF的なリアルを追求するのは、別に腕が千切れたり、未知の生物に残虐に捕食されたり、というのを事細かに描くことではないと思いますが。 そしてウルトラマン以外の、例えば「ジョジョの奇妙な冒険」等の、様々な作品のパロディ。ギャグのつもりなのかもしれないが、基本シリアスでグロテスクな本書にあっては、ただ寒々しいだけである。 さらには、ウルトラマンを神とあがめる、新興宗教団体との最終決戦。 こちらは、オウム真理教のパロディである。 様々なサブカルからの引用で満たされた教理を持つ、オウム真理を、村上春樹氏は「ジャンクの集積」と呼んだが、本書は、ウルトラマンをはじめとした、様々な作品のパロディを集積した、ジャンク小説である。ラスボスをオウム真理教をパロった宗教団体に設定したところを見ると、作者にとっては、それこそが狙いだったのかもしれないが。 これを本格SF小説と讃えるのは、ジャンク品(オウム真理教)に、真理を見出すようなものだろうと思える。 本書は、作者の自己満足で書かれたジャンク品だろう。 | ||||
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面白いのは前半、宇宙空間で展開される導入部のみ。 主人公が地球に飛来してからは、登場人物たちの軽薄な語り口調や、 あまりにしつこいパロディ(オマージュと言い換えたとしても)、 お粗末な戦闘シーンの描写などのせいで、 まるでライトノベルを読んでいる気分だった。 この人は短編・中編だけ書いていればいいと思う。 貧弱ゥ、貧弱ゥはいくらなんでも、ない。 | ||||
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超ハードSFです。ハードすぎてまったくついていけなかった。 特に宇宙での謎の生物の描写は退屈すぎてとても耐えられなかった。 後半のウルトラマンの話になれば、それなりに読めることは読めるのだが、うーん、きつい。スプラッターハードSF。 とにかく、短編ホラーのほうが光る作家だと僕は思う。 | ||||
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物語が、宇宙空間の”ガ”が一族の中で過ごしているうちはよかった、バクスターのプランクゼロを思わせる展開!ところが地球での話に移ると、がぜんB級になってしまい、ランズデールのB級小説張りになる。 もったいないなー。でも著者はこんな話も書くんだなぁと、変な感心も・・・ | ||||
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主人公や脇役などのキャラクタ造形は皆無。 下手くそな俳優が台詞を棒読みしているような会話。 ストーリーは行き当たりばったり。 ウルトラマンへのオマージュとしては、富士見ファンタジア文庫の「疑似人間メルティア」シリーズや、ナポレオン文庫の「次元特捜エグゼロン」のほうが遥かにSFとしてまともに取り組んでいる。 | ||||
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