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神様のパラドックス
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神様のパラドックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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機本さんの作品を全部読みたくて購入しました。期待通りであっという間に読んでしまいました。 | ||||
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作者のデビュー作「神様のパズル」のスピンオフですが、前作とは最後に少しだけリンクするだけで全く別のお話です。高性能を誇る量子コンピュータができたとしてそれを何に用いるか?ノイマン型コンピュータの創世記のように莫大に費用と場所、維持費のかかる機械を売るために「神」をシュミレートし、VR世界で神のご信託をあおぐ。それで宗教まがいのカウンセリング業を始めようとするお話です.前作は宇宙を作ることがテーマでしたが、今回は創造主、全知全能の神を作れるかを検証してゆきます.バーチャルな世界構築は「Simcity」などのゲームでずいぶん昔からありますし.兆候性能のコンピュータができれば、世界シュミレーションから未来予測ができるのでは??。何をどこまで予測するか、そして精度の問題もありますが、個人の未来を予測して、それをビジネスに使用というのはいかにもSF的だと思いました.ただ、量子力学的にいえばバタフライ効果で予測された時点で未来はかわってしまい、結局予測は不可能というのが現実でしょう。ただ、量子コンピュータの実力は常識を覆すほどのインパクトがありますので、空想を巡らせるにはいいアイテムだと思いました. | ||||
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映画化もされた『神様のパズル』の著者の最新作。だけど『神様のパズル』の続編ではない。 結構、この著者の作品は面白くて、『神様のパズル』以下全部読んでる。新しいのが出ないなぁと思っていた矢先、書店に並んでいたのを買って、すぐ読み始めた。 これまた、偶然なんだが直前にイーガンの『宇宙消失』っていう量子論をテーマにしたSFを読んだばかりで、今回の量子コンピュータを使って神様をつくるという話とつながった。 イーガンほど本格的なハードSFというわけではないが、量子コンピュータの仕組みなんかも触れていて、SFらしいSFになっているが、それに「神様」を加えるところが面白い。 たしかに最先端の科学と宗教ってどこかでつながるところがある。題名にもあるように、パラドックスはともに解消されない、できていない。なんか、読みやすい小説だったけど、ものすごく考えさせられた。出てくるAIの苦悩って本来、人間が持つべきものだろう。 余談だけど、なんでこの著者の文庫化されたカバーはあんななんだろう?手が出しづらい表紙だ。 | ||||
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ついに映画化された『神様のパズル』の評判がちょっとアレな(もちろん映画のほうの評判です。念のため)機本伸司の新作です。 ついに完成した超高性能コンピューターに人間が質問する。「神は存在するのか?」それに対するコンピューターの答えは…。作中でも引用されている、有名な古典ショートショートですが、今回はついにそのテーマに挑みます。 量子コンピューターで擬似的に神と世界を作り出し、それを使った占い&カウンセリングで商売しようとする企業のプロジェクトにアルバイトで参加した、地味で内向的な女子大生が主人公。果たしてそのプロジェクトが内包する「パラドックス」とはなんぞや。 今回も例によって壮大なテーマと卑近な日常の対比の中で、登場人物たちがあれやこれのトラブルに振り回されたり、その解決に奔走します。これまたいつものように宗教的な問題には慎重に距離をとりつつ、エンターテインメントとして楽しめる内容に感心しました。 あと本作については、実はあっと驚く仕掛けがあるのですが、これは読んでからのお楽しみということで。先に知っちゃうと楽しさ半減です。(楽しみを奪われないように、あとがきを読むのも、ちゃんと本編を読み終えてからにしてくださいね) 前作『スペースプローブ』は、主人公のエキセントリックなキャラクターやストーリー展開が個人的にはちょっと気に入らなかったのですが、今作はかなり楽しめました。お薦めです。 | ||||
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