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神様のパラドックス
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神様のパラドックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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機本さんの作品を全部読みたくて購入しました。期待通りであっという間に読んでしまいました。 | ||||
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上下巻通しての感想です、ネタバレありです。 まず主人公がうじうじしててキャンパスライフも楽しそうでない様子の前半部分は読んでて苦痛でした。 登場人物もみんな日本人なのにやたら信心深い(謎) 後半では突然死をも覚悟の特攻を提案した男に誰も反対せずびっくりしました。ギャグ? キャラクターの方がコンピュータみたいだなと(笑) 分散コンピューティングを朝5時にしかも占いとかやってる怪しい会社が呼び掛けてるのにそんな協力者集まるか?僕なら躊躇します。 神様のパズルが好きだった方には合わないと思います。 機本さんの悪いところが出てしまった作品だと思います。 | ||||
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ようやく文庫版が出たので購入。 これ以外はすべて読ませていただいているが、またも作者の特徴そのままの作品に仕上がっている。 キャラはラノベ的な個性を持たず、うじうじとのんびり展開する。 思い出したかのように話は唐突に強引に展開し、ハチャメチャのまま収束し、肝心な所はごまかして終了。 そしていずれの作品も優秀な人間が、実に下らない事で行き詰まる描写が、実に滑稽に映る。 命題の大きさの割に、個人の問題が矮小過ぎてどうも好きになれないのだ。 そしてテーマはいつもどおりに最高の素材である。 おもしろくないわけじゃなく、なんとも言えないもったいなさを感じる。 | ||||
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作者のデビュー作「神様のパズル」のスピンオフですが、前作とは最後に少しだけリンクするだけで全く別のお話です。高性能を誇る量子コンピュータができたとしてそれを何に用いるか?ノイマン型コンピュータの創世記のように莫大に費用と場所、維持費のかかる機械を売るために「神」をシュミレートし、VR世界で神のご信託をあおぐ。それで宗教まがいのカウンセリング業を始めようとするお話です.前作は宇宙を作ることがテーマでしたが、今回は創造主、全知全能の神を作れるかを検証してゆきます.バーチャルな世界構築は「Simcity」などのゲームでずいぶん昔からありますし.兆候性能のコンピュータができれば、世界シュミレーションから未来予測ができるのでは??。何をどこまで予測するか、そして精度の問題もありますが、個人の未来を予測して、それをビジネスに使用というのはいかにもSF的だと思いました.ただ、量子力学的にいえばバタフライ効果で予測された時点で未来はかわってしまい、結局予測は不可能というのが現実でしょう。ただ、量子コンピュータの実力は常識を覆すほどのインパクトがありますので、空想を巡らせるにはいいアイテムだと思いました. | ||||
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映画化もされた『神様のパズル』の著者の最新作。だけど『神様のパズル』の続編ではない。 結構、この著者の作品は面白くて、『神様のパズル』以下全部読んでる。新しいのが出ないなぁと思っていた矢先、書店に並んでいたのを買って、すぐ読み始めた。 これまた、偶然なんだが直前にイーガンの『宇宙消失』っていう量子論をテーマにしたSFを読んだばかりで、今回の量子コンピュータを使って神様をつくるという話とつながった。 イーガンほど本格的なハードSFというわけではないが、量子コンピュータの仕組みなんかも触れていて、SFらしいSFになっているが、それに「神様」を加えるところが面白い。 たしかに最先端の科学と宗教ってどこかでつながるところがある。題名にもあるように、パラドックスはともに解消されない、できていない。なんか、読みやすい小説だったけど、ものすごく考えさせられた。出てくるAIの苦悩って本来、人間が持つべきものだろう。 余談だけど、なんでこの著者の文庫化されたカバーはあんななんだろう?手が出しづらい表紙だ。 | ||||
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加速器で物理的に原初宇宙の再現を試みる「神様のパズル」に対し、量子コンピュータの演算力で仮想の宇宙創造を試みるのが本書。SFとしてのメカニズムは面白い、のだが…… 正直、読み進めるのが辛かった。気弱で取り柄のない主人公を中心に悩むばかりで先へ進まない展開。登場人物の突拍子もない思考回路から導かれる不思議な結論。機本の悪い癖である、対話型AIに頼り切りのコンピュータ描写。文体そのものは決して悪文でないだけに、内容の悪さが際立つ。 悩める(だけの)主人公像は好みの問題でもあるしテーマからして悩みを必要とするのかも知れない、ここはまあ目を瞑ろう。しかし神の問題は機本作品の中心命題である。なれば、もっと練り込んでから書くべきだったのではないだろうか。論理SFなのにあまりに論理をおざなりにしすぎで破綻してしまっている。 | ||||
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アイデアは面白いんですよ、本格sfのアイデアを軽い味付けで処理する。でも主人公の造型が面白くない。無重力(慣性飛行)を初めて体験するはずなのにその描写すらない。 とはいえ、本格sfの書き手としていつも期待していますので年に1冊ずつ出していってほしい。年齢的にはsf作家第三世代(大原まり子や神林長平、野阿梓)と同じ世代らしいので彼らもこのくらいのペースで新作を出してほしいですね。 | ||||
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ついに映画化された『神様のパズル』の評判がちょっとアレな(もちろん映画のほうの評判です。念のため)機本伸司の新作です。 ついに完成した超高性能コンピューターに人間が質問する。「神は存在するのか?」それに対するコンピューターの答えは…。作中でも引用されている、有名な古典ショートショートですが、今回はついにそのテーマに挑みます。 量子コンピューターで擬似的に神と世界を作り出し、それを使った占い&カウンセリングで商売しようとする企業のプロジェクトにアルバイトで参加した、地味で内向的な女子大生が主人公。果たしてそのプロジェクトが内包する「パラドックス」とはなんぞや。 今回も例によって壮大なテーマと卑近な日常の対比の中で、登場人物たちがあれやこれのトラブルに振り回されたり、その解決に奔走します。これまたいつものように宗教的な問題には慎重に距離をとりつつ、エンターテインメントとして楽しめる内容に感心しました。 あと本作については、実はあっと驚く仕掛けがあるのですが、これは読んでからのお楽しみということで。先に知っちゃうと楽しさ半減です。(楽しみを奪われないように、あとがきを読むのも、ちゃんと本編を読み終えてからにしてくださいね) 前作『スペースプローブ』は、主人公のエキセントリックなキャラクターやストーリー展開が個人的にはちょっと気に入らなかったのですが、今作はかなり楽しめました。お薦めです。 | ||||
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