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砕かれた街
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砕かれた街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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アメリカ屈指のハードボイルド作家、ブロックが書いたのであるから、 本書には当然のごとく『死』そして『殺し』のシーンが多々登場する。 ただ本書の中では、その殺人者でさえ歴然とした『悪』ではない。 マット・スカダーシリーズで時折描かれるような倒錯したセックスシーンもふんだんに登場するにもかかわらず、 それは『悪』に付随するものではなく、『生』に付随するものとして描かれている。 それが鼻につくまでいかないが、ところどころ、スカダーシリーズを 髣髴とさせる言い回しや価値観が出てくる場面もある。しかし読後の今残った感想は、強いて言うなら、本書は『ロマンス』の部類に入るのではないかということだ。 出版社的には『サスペンス』とあるのだが、911のテロ、その1年後に突如起こる連続殺人を背景に、 本書でブロックは、自分自身にも向けて『生』、それも『力強い生』…生きる力を描こうとしたのではないだろうか。 | ||||
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主人公が誰だかはっきりしないんですね。画廊の女主人なのか、被疑者の小説家なのか、犯人の男なのか、元市警本部長なのか・・・、元警察官ののんだくれ探偵が出てきて一時期待しましたが瞬間的な活躍で、結局、誰に対しても感情移入ができなくて、読書の形としてはストーリーを追いかけるということになります。で、ストーリーとしては、9/11後のニューヨークで、連続殺人事件の犯人が、微妙に交錯する人間模様に絡んでくるというL.ブロックの作品ならではで、冗漫さは感じるもののなかなか面白い展開です。特に異常なセックス描写には驚きです。私としてはマットスカダーの新作を早く読みたいのですが、この本はこの本で充分楽しめました。 | ||||
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