半島を出よ

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評判

半島を出よの評価:

4.00/5点 レビュー 320件。 A ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全537件 521〜537 27/27ページ
No.17
(5pt)

地政学的な要所を移動させてしまうこと

地政学的には、朝鮮半島は、大陸国家(ロシアや中国)からの日本列島への侵略に対する防衛にとって最重要地点です。それは戦前のエリートが死ぬほど気にしていた部分です。しかしながらアメリカ大陸と東アジア大陸との緩衝地帯と考えれば、それは別に朝鮮半島でなくともいいはずです。WW2末期のソ連の参戦で、日本が分断統治される可能性が極めて高まったことから考えても、むしろそのほうがありえる話です。北朝鮮の部隊が、九州にアメリカと中国という2大地域覇権国家の緩衝地帯を作って半島統一を成し遂げようとする発想は日本人にとって悪夢だがさすが世界戦略をよくわかっていると唸った。これは非常にありうる話だ。僕が軍事力を容易に動かせる朝鮮や中国の指導者ならばケースとして十分に考える得る話だ。村上龍は、時に預言者のように、様々な未来を先取りする小説を描いてきた。そう考えると怖い話だ。
半島を出よ (下) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (下)より
4344007603
No.16
(5pt)

貧困と死、愛と犠牲、人格と破壊。

■すべての村上龍作品を読んでいるわけではないのですが、いままでのさまざまな作品群を統合し、総括した作品といえそうです(うかつにも下巻後半の2ヶ所で涙してしまいました)。たしかに、上巻は「お勉強」会のような部分もありますが、それは下巻に入ると払拭。とくに下巻後半、「美しい時間」の60ページ、そしてそれ以降は、ただただ圧巻。「詳細に書く」ことがここまでリアリティーを生み、本来の意味でのドラマを創り上げていきます。セリーヌやジョサ、アレナスなどの最高の作品に匹敵するのではないでしょうか。
半島を出よ (下) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (下)より
4344007603
No.15
(5pt)

圧倒的なディティール

村上龍の小説は、その類稀な想像力のせいか、膨らむだけ膨らませて、結末があやふやになってしまう傾向があった。しかし、本書はちがう。あの『昭和歌謡大全集』の生き残りたちが、驚くべき方法で、敵に立ち向かう。そして結末には、間違いなくカタルシスがある。何よりもディティールのすさまじさ。バルザックのリアリズムを髣髴させる、圧倒的な描写力。詳しすぎるほどのディティールに、上巻では正直、倦むこともあったが、下巻まで読み進めた読者は、物語のうねりに飲み込まれ、ページを繰る手をとめることができまい。系統としては『コインロッカー・ベイビーズ』にはじまり、『五分後の世界』『ヒュウガ・ウィルス』に連なるもの。この系列の村上作品のファンは、本書にその至高の姿を見出すだろう。もちろん村上作品を未読の人にも、自信を持って推薦できる。本書が村上龍の代表作となることは、もはや疑いようもない。
半島を出よ (下) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (下)より
4344007603
No.14
(5pt)

痛快な悪夢

あなたは日本の将来に漠然とした不安を抱いてはいないだろうか。
この国の繁栄と安逸がいつか根底から覆るのではないかといった…。
ならば、読むべし。
本書「半島を出よ」は、そのような「漠然とした不安」にリアルな形を与えてくれるものである。
そう、本書は日本人の悪夢そのものである。
そしてこの悪夢は限りなくリアルだ。
特に日本政府の右往左往、危機管理機能の不全ぶりは、痛いほどにリアルだ。
だが、悪夢を直視すること、それ自体に一種の爽快感がある。
「漠然とした不安」は、直視することで「解決可能な問題」に変わりうるのだ。
そして後半、物語は加速する。痛快極まりないカタストロフ!
上下巻900ページ、アッという間に読了した。読んで損はない一書。
(小説の本質とは関係ない注記)
些事ではあるが、作中の福岡住民が喋っている方言は、正確にいうと博多弁ではない。作者の出身である佐世保地方の方言である。大多数の読者には関係ない話で恐縮だが、九州人にはわかるもので。
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.13
(5pt)

痛快な悪夢

あなたは日本の将来に漠然とした不安を抱いてはいないだろうか。
この国の繁栄と安逸がいつか根底から覆るのではないかといった…。
ならば、読むべし。
本書「半島を出よ」は、そのような「漠然とした不安」にリアルな形を与えてくれるものである。
そう、本書は日本人の悪夢そのものである。
そしてこの悪夢は限りなくリアルだ。
特に日本政府の右往左往、危機管理機能の不全ぶりは、痛いほどにリアルだ。
だが、悪夢を直視すること、それ自体に一種の爽快感がある。
「漠然とした不安」は、直視することで「解決可能な問題」に変わりうるのだ。
そして後半、物語は加速する。痛快極まりないカタストロフ!
上下巻900ページ、アッという間に読了した。読んで損はない一書。
(小説の本質とは関係ない注記)
些事ではあるが、作中の福岡住民が喋っている方言は、正確にいうと博多弁ではない。作者の出身である佐世保地方の方言である。大多数の読者には関係ない話で恐縮だが、九州人にはわかるもので。
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X
No.12
(3pt)

徹底したリアリティー

拳を振り上げるカタルシスが内包する現状容認と思考の停止。それらを嫌悪する著者が、読了後の読者に安易なカタルシスを与えないことで「自ら考えよ、思考せよ」と現実世界での変化を喚起する。
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.11
(5pt)

『昭和歌謡大全集』のキャラクター復活!?

まず、本当に北朝鮮はこのようなことを計画しているのか? と考え、まさかねぇ、と自答しながら、1997年の同氏の小説『イン・ザ・ミソスープ』を思い出していました。神戸市須磨区で起こった少年による事件と、小説の内容が奇怪にシンクロしているという……。▼原作も映画も大好きだった『昭和歌謡大全集』のキャラクターがここで復活しているのに感動しながら日本経済破滅のシナリオの克明さに慄然とし、そして「最終的に日本の何かを刷新するのは共同体から『出た』若者なのだ」という、『希望の国のエクソダス』以降の共通テーマを思い出していました。怖くなる、そして希望も湧く小説でした。自分は54歳になりますが、きちんと勉強しなければ、目の前の生徒達や自分の子どもに数年後「嘘つき」と呼ばれたくないから夜は酒の量を減らして多様な書物を読まないと、と本気で考えました。今も不気味な印象が消えません。そして、『希望』も……。
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.10
(3pt)

徹底したリアリティー

拳を振り上げるカタルシスが内包する現状容認と思考の停止。それらを嫌悪する著者が、読了後の読者に安易なカタルシスを与えないことで「自ら考えよ、思考せよ」と現実世界での変化を喚起する。
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X
No.9
(5pt)

『昭和歌謡大全集』のキャラクター復活!?

まず、本当に北朝鮮はこのようなことを計画しているのか? と考え、まさかねぇ、と自答しながら、1997年の同氏の小説『イン・ザ・ミソスープ』を思い出していました。神戸市須磨区で起こった少年による事件と、小説の内容が奇怪にシンクロしているという……。▼原作も映画も大好きだった『昭和歌謡大全集』のキャラクターがここで復活しているのに感動しながら日本経済破滅のシナリオの克明さに慄然とし、そして「最終的に日本の何かを刷新するのは共同体から『出た』若者なのだ」という、『希望の国のエクソダス』以降の共通テーマを思い出していました。怖くなる、そして希望も湧く小説でした。自分は54歳になりますが、きちんと勉強しなければ、目の前の生徒達や自分の子どもに数年後「嘘つき」と呼ばれたくないから夜は酒の量を減らして多様な書物を読まないと、と本気で考えました。今も不気味な印象が消えません。そして、『希望』も……。
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X
No.8
(5pt)

挑戦状

本小説にはキクや鈴原のような圧倒的な主人公は出ませんが、
読ませます。
いきなり北朝鮮が日本に攻めてきたらどうなるか?!
決してありえない話ではありえません。日本に対しての龍さんからの挑戦状でしょうか。
アメリカの言いなりになっていても将来は保証されないぞ。
未曾有の危機時には日本の政治家、官僚はあてにできないぞ。個人情報保護案や住民コードなどの問題点についても
言及しています。
考えさせられる小説です。
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.7
(5pt)

挑戦状

本小説にはキクや鈴原のような圧倒的な主人公は出ませんが、
読ませます。
いきなり北朝鮮が日本に攻めてきたらどうなるか?!
決してありえない話ではありえません。日本に対しての龍さんからの挑戦状でしょうか。
アメリカの言いなりになっていても将来は保証されないぞ。
未曾有の危機時には日本の政治家、官僚はあてにできないぞ。個人情報保護案や住民コードなどの問題点についても
言及しています。
考えさせられる小説です。
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X
No.6
(4pt)

☆やっと出た~~ッ☆

ネタばれには尚早なので、詳しくは書きませんが、村上龍フリークの自分には、しょっぱなからかなり興奮状態に引きずり込まれました。
各シチュエーションも登場人物もとにかく濃い。コインロッカー、5分後、希望の国に血を沸かせた人間なら同じ高揚が得られると思います。
読者に疑問や揚げ足をとらせるヒマなく事態が濃厚に複雑に展開し、近年の村上龍作風に見られるのと同様に、パラレルな展開が急ピッチに加速していきます。1年半別荘に閉じ篭って書いたと熱弁されていた理由も分かる。最近ぱったり長編を書くのを止めていた著者の待望の新作。本を手にしただけで震えた人間は自分ひとりでは絶対ないと思う。
 ただ、これはなかなか……緻密だけど小説というより「偽・政治学書」の部位が多い↓長くて聞き慣れない肩書きの役人たちを全員上げるだけで半ページが失われていることもある……。読者へなるべくリアルな状況をバーチャル体験させる為には、かけ離れた場所での大事も書き上げたいという著者の熱意や優しさは分かるけど、ちょっとだけ、もっと「小説」が読みたいとも思ってしまった。上中下巻であと1冊分日本人キャラの出番を増やして欲しかった。
従って、-☆1の☆4つで
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.5
(4pt)

☆やっと出た~~ッ☆

ネタばれには尚早なので、詳しくは書きませんが、村上龍フリークの自分には、しょっぱなからかなり興奮状態に引きずり込まれました。
各シチュエーションも登場人物もとにかく濃い。コインロッカー、5分後、希望の国に血を沸かせた人間なら同じ高揚が得られると思います。
読者に疑問や揚げ足をとらせるヒマなく事態が濃厚に複雑に展開し、近年の村上龍作風に見られるのと同様に、パラレルな展開が急ピッチに加速していきます。1年半別荘に閉じ篭って書いたと熱弁されていた理由も分かる。最近ぱったり長編を書くのを止めていた著者の待望の新作。本を手にしただけで震えた人間は自分ひとりでは絶対ないと思う。
 ただ、これはなかなか……緻密だけど小説というより「偽・政治学書」の部位が多い↓長くて聞き慣れない肩書きの役人たちを全員上げるだけで半ページが失われていることもある……。読者へなるべくリアルな状況をバーチャル体験させる為には、かけ離れた場所での大事も書き上げたいという著者の熱意や優しさは分かるけど、ちょっとだけ、もっと「小説」が読みたいとも思ってしまった。上中下巻であと1冊分日本人キャラの出番を増やして欲しかった。
従って、-☆1の☆4つで
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X
No.4
(3pt)

期待してますよ

村上龍の小説作品は「海の向こう~」みたいなアーティスティック系と、「コインロッカー」みたいなRPG系との2種類に勝手に分けているのですが、
題名から明らかに後者ですよね。
村上龍の後者の作品大ファンの私としては読まないわけには行かないですね。
最近力はいってるなと思う小説が無かっただけに、小説家村上龍のファンとしては寂しかったです。
うーアドレナリン出すぞ―――――!!!
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.3
(3pt)

期待してますよ

村上龍の小説作品は「海の向こう~」みたいなアーティスティック系と、「コインロッカー」みたいなRPG系との2種類に勝手に分けているのですが、
題名から明らかに後者ですよね。
村上龍の後者の作品大ファンの私としては読まないわけには行かないですね。
最近力はいってるなと思う小説が無かっただけに、小説家村上龍のファンとしては寂しかったです。
うーアドレナリン出すぞ―――――!!!
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X
No.2
(3pt)

村上龍の半島を出でよ

今話題の北朝鮮の特殊部隊による国際的テロという現実味を帯びた題材を取り上げているところに、大きな興味をおぼえた。是非読んでみたい。
半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344410009
No.1
(3pt)

村上龍の半島を出でよ

今話題の北朝鮮の特殊部隊による国際的テロという現実味を帯びた題材を取り上げているところに、大きな興味をおぼえた。是非読んでみたい。
半島を出よ (上) Amazon書評・レビュー: 半島を出よ (上)より
434400759X