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鹿男あをによし



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鹿男あをによしの評価: 4.36/5点 レビュー 179件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全158件 121~140 7/8ページ
No.38:
(4pt)

鹿

フジテレビのドラマが佳境に入ってきたので、原作を先に読んでみましたが、いやー、
ドラマは原作をほぼ忠実に再現しててなかなかやるな、と改めて思いました。

「日本の危機」がそれほど深刻に思えないのはご愛敬ですが、風呂敷を広げすぎなかったのも成功した要因でしょうか。

細かい伏線を種明かししていくのは良質のミステリーのようです。固有名詞の使い方も奈良を知っている人間にとってはニヤリとさせられます。オチも素晴らしい。
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No.37:
(5pt)

おすすめします

よかったです。おすすめします。青春物として一陣の春風のような爽やかさがあります。文体もいけてます。何回か読み直しましたが飽きがきません。 ちょっと奇抜な設定が災いして文壇的な評価は高く無いようですが、誰もが経験する学校・先生・生徒という平和な題材でこれほどスリリングな展開ができる腕前は確かなものがあります。 なお、ドラマの方は見る価値の無いシロモノです。
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No.36:
(5pt)

地理描写が正確で驚きました。

私は奈良在住なものでよくわかるんですが、この小説、奈良県現地の描写が生々しいほど正確です。
違うっていったら、平城宮跡の隣りには女子校はないということぐらい。

私はドラマから入ったのですが、原作を読んだら、ドラマがいかに内容をはしょってるか、よくわかります。まぁ回数が限られてる分仕方ないことではあるけど…

何気ないような会話や場所のすべての場面が、物語終盤に向けての伏線になってて、最後の最後そのすべてを回収仕切ってるような、読んでる側を最後まで何度も驚かせる展開にはドキドキものでした。

読後、無性にきんなら(近鉄奈良)周辺と平城宮跡に繰り出したい衝動にかられました。
「あー、ここを鹿ちゃんと先生が歩いたんだなぁー。」みたいな。

半ばのどんでん返し以降は、ノンストップでぐいぐい引き寄せられるように読める、非常に巧みで面白い小説でした。

ただ、日本の古代史や伝承について全く無知という方には、この物語の面白さというか基軸は馴れないものであるかもしれません。
もしお読みになってから「設定がよくわからない。」と思われた方、
または、読むのを途中で断念してしまった方は、一度奈良を訪れて、寺社仏閣、遺跡や古墳を実際フィールドワークした後にもう一度読まれることをおすすめします。物語を何倍にでも堪能できると思いますよ。
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No.35:
(4pt)

奈良でなければ、ならなかった。

玉木宏が主人公役を演ずるテレビドラマを見て、面白いので原作を購入。
奈良公園、飛火野、若草山、東大寺、平城宮跡、今更ながら語感良好。
二学期のみの短期契約女子高教師である主人公は、なぜか担任も任ぜられ学園ドラマの開始。
そして鹿に話しかけられ、話はSF化。誰が狐か・鼠なのか、ミステリーは展開する。
謎の美少女堀田イトの剣道勝ち抜き戦は迫力あり。イトちゃんのファン多いのでは。
文章読みやすく、テンポの良い秀作だと思います。
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No.34:
(4pt)

先が読めそうで読めない本

とても面白かったです。
以前から読んでみたいと思っていたのですが、ようやく読めました☆

なんとなく、話の筋は見えるのですが、
ラストシーンは「何これ??こんなんで終わるの??」→「なるほど〜」という感じで
よかったです。

他の方も書かれていますが、同じ京大出身の森見さんよりも、読みやすいと思います。
(森見さんの文章は個性的ですが、「有頂天家族」は個人的に好きです)

ただ、奈良が舞台なのに、何故東京弁なのかが気になりますね、やっぱり。
(たしかTVドラマでもそうだったような、、、)
なんでー☆1つです。
奈良にわざわざ設定したんだったら、是非奈良弁で読みたかったかも〜と思いました。
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No.33:
(5pt)

鹿がしゃべった!

すごく楽しい!本当に奈良の鹿は、こんなこと(たとえば、鹿せんぺいに美味しいのとまずいのがあるとか、ポッキーはとても美味しいとか)思いながら、生きているのではないかと思ったら、もっともっと楽しくなりました。それに、何度も生きて繰り返して、何かを守り続けているもとたちはきっといるのではないかと思います。(魔物派です!)使い番とか、ともかく面白くてずんずん読んでしまいました。ホルモーは、あまり面白くなかったけれども、動物好きな私には、こたえられない一冊でした。つぼにはまったというか。
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No.32:
(4pt)

まさにドラマにぴったり

奇想天外な展開が面白い!
漫画あるいはドラマにぴったりな
エンタ―テインメント性の高い小説。
非常に読みやすいです。

奈良の町並みや自然の風景などが丁寧に
描写されていて、奈良はまだ訪れたことのない土地だが
親近感を抱かせる。
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No.31:
(5pt)

とぼけた味の奇想天外エンターテイメント

読んでいると、どこか憎めない著者の姿が透けて見えてくるような気がする。二分法で行けば、東大系と京大系なら(当然?)京大系。正統と異端であえて分類すれば異端。自宅派と下宿派ということなら下宿派。
 そうしてみると、世代は大いに異なるが、庄司薫がその補色として連想されてくる。読ませる力があるのが両者の共通項というべきか。
 カバーの絵もとぼけていて好感が持てる。前著「鴨川ホルモー」ではカバーの絵が結末を予測させるようでちょっと面白くない面もあったが、今回のものはそういうこともない。
 最近始まったテレビドラマの方は、原作の奇妙な味がよく出ている。
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No.30:
(5pt)

今年面白かった本暫定1位

この冬の同名ドラマの原作。

奈良の鹿がお辞儀するのはそういうことだったのかぁ〜(笑)
(勿論作り話だけど)

ほんとによく作られた(練られた?)本だなって思いました。

本はよく買えど中途半端で別の本に移り、最後まで読めないのが多いけど、
これは読めちゃったなぁ?

道を歩きながら本を読むなんて人生初(笑)

著者の別の作品も読んでみたくなりました。
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No.29:
(4pt)

楽しめました

主人公は大学の研究室で働く28歳の男。
ひょんなことから奈良県の女子高に赴任することになる。
そしてある日突然、鹿に話しかけられ、1800年ほど前から続いている、
人類を救うために行われる儀式に不可欠な一人に選ばれてしまう…。

設定は摩訶不思議だが、文章は読みやすく、
物語の世界に、容易に入り込むことが出来る。

自分は高校の時以来、奈良には足を運んでいないが、
いつの日か、また奈良を訪れてみたい。ポッキーと共に。
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No.28:
(5pt)

小学生でも読める!

この本は、小学五年生の私でも、楽しみながら最初から最後まで394ページを一気に読めました。時々吹き出してしまう歴史&学園ファンタジー・エンターテインメント小説です。他の四つ星レビューを信じちゃダメです。100星をあげたいくらい!
なぜ直木賞を受賞できなかったか不思議です。
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No.27:
(4pt)

面白いけど・・・

内容は分かりやすく飽きることもないと思いますが、小説というより漫画っぽいなあと思いました。活字ではなく漫画だったら満点だと思います。
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No.26:
(4pt)

実際の奈良の町の描写が。

面白いね。フィクションでここまでかけるのって。
若い作者らしい本だった。
50ページくらい読まないと、話の本筋が見えてこない…
いきなり著者の世界に入ることは無いかな。だから★ひとつ減。

でも、後半にすすめばすすむ程話が面白くなってくし。
話の展開が読めないところが面白いです。

この話が気に入ったのは、実際の奈良の町が奇麗に書かれているところ。
徒歩で何分とか、朱雀門前の広場とか…。
途中まで、本を読んで、実際に奈良の町を歩いてみると、
あら。本の描写とおりで、いろいろこの町に思い入れがあるんだなぁ…
って感じることができます。
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No.25:
(4pt)

奈良が舞台の青春小説?

マドンナ先生や熱血教師、ひょろっとしたダンディーな教頭が出てくるあたり、坊ちゃんをペースにしてるのかなと思いきや、気づけば作者のスピード感に釣り込まれ、笑いあり、感動あり、あっという間に読破してしまいました。
途中たるいなーと思う部分も正直ありましたが、ドラマや映画を見てるみたいな口当たりのよい読みやすさで、玉木宏さんでドラマ化決定と聞き、アーなるほどと思いました。
最近は漫画や小説原作のドラマがほんとに多いですね。

当方20年間奈良で生まれ育ちましたので、奈良公園や近鉄線の電車、駅や通りのちょっとした描写にも高校時代が思い出されて懐かしかったです。
京都、奈良、ときて次回はどこが舞台の小説を書いてくれるのだろう・・・新作を期待しています。
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No.24:
(4pt)

お勧めです。

鴨川ホルモーが面白かったので、こちらも楽しみにしていました。
私にとっては期待通りの非現実的な内容で面白かったです。
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No.23:
(4pt)

絶妙のモチーフ 「三角縁神獣鏡」+「剣道場後継娘」

京都の大学サークルを舞台とした前作「鴨川ホルモー」に対し,
奈良の高校を舞台とした作品で,古都を舞台とした神秘的な「対抗戦」
を中心に話が展開していくところが共通点です.

発想のとっぴさと妖艶な古都の魅力の引き出しという点では前作の方が
上ですが,三角縁神獣鏡や剣道場後継娘をめぐるストーリーの構成や
文学としての完成度はこちらの方が上だと思います.
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No.22:
(4pt)

なんか不思議で面白い

鴨川ホルモーを読んですぐ、立て続けに読んだ。
面白い。鴨川より、いっそう面白い。
近鉄沿線の景色を思い浮かべながら、読んだ。
この人のこれからの作品がますます楽しみ。
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No.21:
(4pt)

ハチャメチャだが

剣道の大会、歴史ロマン、日本の危機救済。
スケールが大きいようで、実は小さい長編ですが、読後感は爽快でした。
若い人が書いた小説だな〜、と言う感じです。
ドラマ化しても、面白いと思います。

主人公の気持ちが饒舌に綴られている中で、多くを話さない寡黙な堀田イト。
彼女の気持ちが、手に取るように行間に溢れていて、好感が持てました。

子供が剣道を習っているせいか、堀田や主将が、一生懸命に頑張る剣道の大会のシーンに、
目頭が熱くなりました。
剣道を知っている人に、読んで欲しいです^^。
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No.20:
(4pt)

『坊ちゃん』かと思ったら

この作者の作品は初めて読みました。面白い脱力感ですね。
『坊ちゃん』現代版が始まるのかと思ったら、ナンだナンだ?
って感じで、変な方向に話が進んでいき、引っ張られてしまいました。
情景が目に浮かびやすく、そういう筆力がとてもある作者ではないでしょうか?
良い意味で漫画を読んでいるような感覚もあり、読後感もとてもよいのが不思議。
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No.19:
(5pt)

剣道・デジカメ・しゃべる鹿

女子高の臨時教員として初めてやって来た奈良でいきなりしゃべる鹿に「運び番」
を押し付けられ、厭々ながらも役目を果たすことになった主人公。
しゃべる鹿だけではなく、校章の鹿・狐・鼠、姉妹校との三校対抗戦、鏡に映る
自分の姿など、ぶっ飛んだ設定と言ってしまえばそれまでだが、それにもかかわ
らず、平城京・平安京・難波宮(なみわのみや)そしてそれ以前の古の史実が絡んで
いたり、近鉄電車を含んだ奈良県内と京都市内の街のディテールがしっかり書き
込まれているおかげで、何故か「ああ、こんなことがあっても可笑しくないな」と
いったある一定のアクチュアリティを感じながら読むことが出来た。

主人公の視点だと一部しか見えず、ストーリーと全く関係無いと思っていた様々
な事が繋がっていくさまは、まるで理数系な感じの推理小説を思わせ、ストーリー
作りの巧さを感じた。そして、もし映像化するとしたら実写ではなくアニメー
ション映画が妥当だろうなと思いながら、自分の脳内でその画を描き続けていた。
また、「堀田イト」という名前の女子高生や、1,800年間この世界を見続け、高い
プライドを持つ鹿の好物がポッキーであるという人物(?)設定もなかなか巧い。

ちなみに、ネタバレになってしまうので詳しい事は書かないが、本書を読む時に
難波宮の所在地が分かったのは1961年であることを頭に入れておこう。
鹿男あをによしAmazon書評・レビュー:鹿男あをによしより
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