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鹿男あをによし
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鹿男あをによしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全158件 101~120 6/8ページ
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京都が舞台の「鴨川ホルモー」大阪が舞台の新刊「プリンセス・トヨトミ」そして奈良を舞台にした「鹿男あをによし」近畿3部作ですね。古都奈良に隠された壮大な秘密の儀式の話です。鹿が言葉をしゃべるという設定も面白いですが、主人公は、「目を鼠に奪われた」というわけが分からない理由で印をつられ顔を鹿にされてしまうというはちゃめちゃな設定がユニークです。 プリンセス・トヨトミ 鴨川ホルモー (角川文庫) | ||||
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これがドラマ化された時にとても私の好みの作品でした。綾瀬はるかが好きなのもありますケド。(あの透明感は同性の私も憧れ) あの世界にもう一度浸ってみたい…と思い、本を読みました。 綾瀬はるか演じる藤原クンは男だったのか!!しかも妻子持ち!! 私の主人公のイメージは玉木宏じゃないなぁ… 堀田イト…まさに多部美華子じゃんッ!! リチャードは児玉清ピッタリだね。 以上が読んで率直に思ったことです。 ドラマとは違う箇所がチラホラ。そこもまた楽しいですけど。 それにしても、堀田イトは作者が多部美華子をイメージして書いたんじゃないかってくらいハマリ役でしたね。 先にドラマを見ていたこともあり場面が想像出来て楽しく読めました。 ドラマを見ていない人でもきっと楽しめますね。 ホント、私の感性にピッタリでした('ω`) | ||||
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奈良といえば鹿、鹿は昔はバンビとか可愛いイメージしかなかったが、最近は農作物の鹿害とか、奈良も観光客慣れした鹿が人間に突進! ”しか”し、考えて見ればそういった鹿の害も人間がもたらしたもの。鹿にとって昨今の環境破壊や餌付けは迷惑この上ないかもしれない。 要領の悪い新人教師が妙な事から、鹿から日本を救う神技の大役をまかされ、神技に使う道具をめぐって、狐や鼠の使者がやってきて、古都での冒険が始まる。 鹿たちががヒミコの時代から行ってきた儀式、それは人間を守る目的でもあった。 可愛げのないと思った登場鹿(?)物のシカ君も物語が近づくにつれて、どんどんいとおしくなってきた。彼の最後に行った「ぴい」というせりふが心にきゅんときた。 ドラマで放送されたのを見逃してしまったのだが、ぜひ今度はドラマもみたい。 とても楽しめた。 | ||||
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主人公は28歳で「食えない」分野の研究室所属の大学院生。助手の論文作成のために装置を空けなければならず,指導教官から奈良の臨時教員の口を紹介される。・・・こんな世界の住人を主人公にしてくれたことに感謝(笑)。 赴任早々,ある女生徒に手を焼き,奈良公園の鹿から無理難題を吹っかけられる。その無理難題をクリアするまでの道筋は,十分見ごたえのある青春ストーリーでした。それが本当の解決では無かったとしても,問題じゃないっす。 緻密な作りこみと,随所に散りばめたギャグ。歴史や神話の世界をベースにしたファンタジーを現代と無理のない形で結びつけ,伏線を張り,どんでん返しも仕込む展開は,やや破天荒気味だった前作を上回る出来だと思います。 | ||||
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鴨川ホルモーのときより、文章が格段に読みやすく、なにが起きているのかとてもよくわかる。すべてがあくまでも淡々と書かれているのが素晴らしい。悠久の昔からの話をしているようで、フィルムカメラとデジタルカメラの落ちが、ちょっと納得いかないまでも今という時代にとてもぴったりしている。 ものすごく重要で大きなことと、ものすごくばかばかしくて小さなことがすごく自然に組み合わさっているのがこの作者の特徴か。二冊しか読んでいないが、他の作品も楽しみだ。 | ||||
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ドラマは、毎回欠かさず見ていた。 久々に面白いドラマだったけど、やっぱり原作はもっと面白かったりするの〜?と思いながら読んだら… ドラマ、負けてないじゃん! 楽しさではドラマの方が上かも。 やっぱり活字で読んだ方が、分かりやすい部分はあるけど、「しゃべる鹿」と「藤原君」は絶対ドラマにはかなわない! ただ…、ドラマで切り捨てられてた部分が結構ある。 そこが、意外にしっかり作り込まれてるので、ホルモーよりは断然「真面目」な印象かな。 ホルモーほど、(笑)(笑)って感じではないので、あの感じがダメだった人でも、是非読んでみて欲しい。 私個人は…、ドラマ版鹿男>ホルモー>鹿男原作かなあ? | ||||
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玉木宏を主演、綾瀬はるかをヒロインにドラマ化もされた本作は、歴史SFエンタテインメント小説であった。割と練りこまれたプロットを背景に、新任先生と生徒の交流、先生間の交流などもなんとなく面白おかしく描かれている。 神経衰弱で大学の研究室から厄介払いされた主人公「おれ」が、奈良女学館高等学校に臨時教師として赴任するところから物語ははじまる。奈良公園の大仏殿で、「出番だよ、先生」と雌鹿に話しかけられ、運び番として選ばれたことを知った先生は、「さんかく」と呼ばれる”目”を手に入れるため、恋に、教師に、剣道にと奔走する。鹿島大明神、神無月、目、さんかく、卑弥呼、奈良、神の使い、富士山噴火などのキーワードで盛り上げるし、ちゃんと日本神話の基づいた背景を抑えているところが物語を深くしている。また、それなりに伏線を張りつつ物語を進めていて、軽いミステリとしても楽しめる。 神経衰弱や、マドンナ、先生のあだ名、地方へ教師としての赴任など、なんとなく夏目漱石のパロディっぽさをかもし出している。とくに「坊っちゃん」を連想とさせると、井上ひさしが評していたと知り、なるほどな、と思う春の夜。 この本を読んだ理由としては2008年本屋大賞にノミネートされていたからである。最近、ドラマ化されていたからだったり、たまたま休みの日にロケをやっているのをみたこと、ましてや「『鹿男あおによし』撮影中の綾瀬はるかを生でみたっ」といったりしたことはまったく関係ないのだ。ミーハーじゃないやいっ!(というか、本屋大賞ノミネート作品を選んでる時点でミーハーだけども。。)でも、ドラマの配役をチェックすると結構そそられる。最初に書いた主演もそうだが、藤原くんを女性にしヒロインとしてしまうキャスティング、児玉清のリチャードなんかも絶妙かもしれない。そしてなんといっても、堀田イト役の多部未華子だ。ドラマはザッピングレベルでちょい見していたので配役は知っていたが、「野性的魚眼」という表現、まさに多部未華子ぴったしである。再放送があれば観てみたいものである。 | ||||
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TVでやっていましたが、それにはまってこの本を購入。 ドラマにはない面白さのある内容でした。 | ||||
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ちょっとだけ、「一息」が必要になった一人の男が奈良にある女子校の教師をやる事に。信心深い母を持ち、「神様」の近くで育ったその男がある日喋る鹿と遭遇したことからはじまる不思議な体験ー。 本当だったらそれはすごく壮大で神々を巻き込む救出活劇ーのはずなんでしょうが悠久の時を刻んできた奈良という土地ではこの作品のようにまったりと動いているほうがむしろどっしりとした感じに仕上がっていると思います。主人公が次第に「神経質」を無くし目的を果たすために奮闘する時や鹿のしんみりさせられる古代のお話、そしてラストで主人公が決意したところなど、考えてた以上の作品でした。スイスイ読めるようで奈良時代の知識や現代のお話(鹿談)などなるほどと思える箇所もあり私はドラマより原作を読んだほうがいいかもと思いました。 ぜひ主人公のように迷われている人やそうでない方にもオススメです。 | ||||
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ファンタジーなのかミステリーなのか学園モノなのかよくわからない作品。 摩訶不思議。でも、面白い 表紙に然り、ストーリも漫画チックなのが一般ウケしそう。 万城目学さんの発想力はバツグンだ。 これでもっと味のある文章を書ければ最高なんだけどなぁ・・・。 「鴨川ホルモー」に比べると笑いは少ないんだけど、 鹿がしゃべったり、国の行く末を左右する宝物の名前が「サンカク」だったりゆる〜いかんじでツボを刺激してきます。 いい意味で振り回され、最後まで落ち着いては読めない。 歴史を絡めてあるのに小難しくないのが私にとっては助かりました(笑) ラストの別れのシーンと手紙がよかったなぁ。 はちゃめちゃなストーリーを展開させておきながら、こんなスッキリしたラストを用意してくれるとは・・・。 あー、楽しかった♪♪ | ||||
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連ドラがとても面白くて、「これは逆に原作を読んではいけないな」と思っていました。原作の方が面白いに決まっているし、ドラマのいいイメージを壊したくなかったからです。しかし、表紙のイラストの堀田イトがあまりにも多部未華子にそっくりだったので買ってしまいました。 予想通り原作はドラマよりも面白かったです。しかし、「ドラマのいいイメージが壊れるのではないか」ということはなかったです。 私の場合は「ドラマ→原作」の順番で見ましたが、もし原作を先に読んでいてドラマを見ても、「ドラマがつまらない」ということはなかったと思います。まだ読んでいない人のために細かくは書きませんが、ドラマのイメージが壊れることはないことだけはお約束します。 | ||||
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期待がたかかったので主観的には星3つ。期待をのぞけば星4つですね。 だけどみなさん、いろいろな感想がありますね。 個人的にはラストは最高です。ただ中盤にやや中だるみを感じてしまいました。 なぜかな?と思い返すと不必要なエピソードがいくつかおもいあたりました。それが原因でしょうか? それから、はじめの7歳くらいの思い出はいらないと思います。 これがあると主人公にもしかしたら超能力があるのではとおもってしまうため、普通の人が異常なことにまきこまれるというストーリーの基本コンセプトにのりずらいんです。(すくなくとも自分はそうでした) あと読みずらくならない程度に方言をはさんでほしかったな。作者はあのあたりの人みたいなんだし。 | ||||
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前処女作『鴨川ホルモー』と同じで主人公の顔が浮かびにくい。今回は名前すらない。そして心情もあまり描かれていない。 この点がスバラシイ。心情は読者自身があれこれと想いをめぐらせればいいのだから記述する必要がないのかもしれない。 野生的魚顔やマドンナに重点を置くと、ドラマ『高校教師』に近い雰囲気ですが、 藤原君のチャーミングさや下宿先のばあさんや母に重点を置けば、『坊っちゃん』よりの雰囲気になる。 人間よりも人間らしい鹿との友情に重点を置けば、映画『E.T』や『アンドリュー』、『ターミネーター』にもなるかもしれない。 同じような読後感を胸にしても、感動の内実に少しバライティがある。 このひろがりが、またしてもスバラシイ。 | ||||
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放映時から買っておいたものの、ドラマの余韻が冷めやらず今頃になって読み始めました。藤原くんの設定がドラマと違うので少しびっくりしましたが、奈良の風景やラストの爽快感がより深く味わえました。読み終わる頃にはポッキーと、たぶん奈良のガイドブックも合わせてお買い求めになっておいた方が良いかもしれません。 | ||||
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原作を読むと、ドラマは結構忠実に作って他のがわかり、面白かったです。 先にドラマで話が分かっていても、充分に楽しめました。 | ||||
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なんだか爽やかで、みんな普通の人(?)で、強烈な悪意など無くて、 優しい気持ちになれる本。 奈良公園の鹿だけが、お辞儀をするってはじめて知った。 ところで・・・・ 鹿男の名前って書いてありました? | ||||
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非常に読みやすく、漱石の『坊ちゃん』を彷彿とさせる各種設定や文体に、にやにや。 先の読めない展開に飽きずに一気に読め、大和杯のシーンでは、 なんだか感動して涙腺が緩みました。 そしてイトちゃんはじめ、マドンナ、宿のばあさんに至るまで、 女性がみんな凛としていてたいへん素敵。 また奈良の風景がとても美しく表現されていて、行ってみたくなります。 読後感もさわやか。 | ||||
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複雑ではないのに不思議な話。いつのまにか入り込んでいました。読み終わってスッキリ 思わずクスッと笑いがでてしまうようなお話でした。 | ||||
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テレビドラマを見て面白そうなので読んでみました。 思ったとおり大変面白くて一気に読みきりましたが、最後の最後で大変残念な矛盾点を見つけました。 主人公は鹿に印を付けられ、鹿化しました。狐の使い番も、鼠の使い番もそれぞれ狐化、鼠化していました。このおかげで、犯人である鼠の使い番が誰であるかが特定され、物語は解決に向かいます。 しかし、鼠は印の消し方は知っているが、付け方は知らないと言います。 では、犯人は何故鼠化したのでしょう? 印の付け方は知っているが消し方は知らない鹿と狐。 印の消し方は知っているが付け方は知らないと言う鼠。 これだけを見るととてもよいバランスに見えますが、これでは物語は解決しません。 とても面白かっただけに最後の3ページでこれが出てきたときにはがっかりしました。 作者の方も気が抜けたのでしょうかね? | ||||
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舞台を奈良にした良さやミステリーとしての辻褄のきちんとした合わせ方は言うまでもなく、そこはかとなく残るメッセージがさわやかでよかった。 そのメッセージは「人間は文字にしないと忘れてしまう」というものだと個人的には思った。文字にしない約束を鹿や狐や鼠たち動物が連綿と覚え続けているというリアリティが、奈良の自然とあいまって、とてもよかった。こうしたとても大事なメッセージをもっとはっきり書いてもよいのに、と次回に期待して星4つにしました。 | ||||
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