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(短編集)
盤上の夜
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盤上の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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私にはまだ難しかったです。。 | ||||
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著者の筆力があることは伝わってきましたが、やはりある程度は碁や将棋を理解していないと、本当のおもしろさはわからないのかなと。そのへんが個人的にはわからないので、正直なところそれほどおもしろくはなかったです。でも著者のほかの作品は気になってるので、また読んでみようと思います。 | ||||
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この本が出版された2013年から約4年経った時期にこの文章を書いているわけだけど、わずか数年で現実に先を越されてしまった作品、といえるのかもしれない。 この短編集では何かを失うことによって才能を手に入れるというテーマが何度か繰り返される。それは狂気、あるいは天才が天才である1点のみで盤上を制するというロマンチックな物語だ。でも、現実には狂気や供犠によってAlphaZeroのような他のプレイヤーを絶する能力を獲得することはない。多くの天才たちのヴァリエーションの勝敗をわけるのは羽生善治氏の言葉を引用するなら「深い集中」だけだ。そして、仮に完全解がなされたとしてもあいも変わらず「人の一手」に一喜一憂するというドライな結果が、今現在の状況だ。 「神の一手」が人の手から離れようとしている時代に、語り手は天才の幻想を追いかける(後天的に天才を作ろうとする、というのも天才幻想のひとつだ)。作者はこうしたウェットな甘さを手頃に調理している。 | ||||
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・「盤上の夜」 (第一回創元SF文庫短編賞 山田正紀賞) ・「人間の王」 (’東京創元社〈ミステリーズ!〉vol.45) ・「清められた卓」 (東京創元社〈webミステリーズ!〉) ・「像を飛ばした王子」 (東京創元社〈webミステリーズ!〉) ・「千年の虚空」 (単行本『盤上の夜』への書き下ろし) ・「原爆の局」 (単行本『盤上の夜』への書き下ろし) 表題作がまあまあ面白かった。主人公の少女が、中国旅行中、四肢を切り取られてしまい、その後、帰国して囲碁の女流棋士として活躍するといった話だが、四肢を切り取られてしまう理由が、中国のマフィアが愛玩具として富裕層に売りつけるためというものなのだが、そんなことがあって日本に帰国した時に、どうして、国連やその人権団体が問題視して騒がないのかが不思議だった。主人公の少女の両親は、少女が小さい時に亡くなったということだが、親族や少女を引き取った囲碁の棋士が、このことについてあまり触れていないのがとても不自然だ。それ以外は、失くした四肢の代わりに、囲碁盤が感覚器官のようになっていくといった設定は、なかなかありそうでないようなものだと思う。ただし、後半に出てくる言語論のようなものは必要なのだろうか? 最近やたら、小説に言語論のようなものが引用されている気がする。 「像を飛ばした王子」は、ブッダの息子ラーフラが主人公で、そのラーフラがチャトランガという将棋やチェスなどの元になる盤上遊戯を作ったという話。わたしはこの短編を読んで、ラーフラを扱った小説、磯崎憲一郎の「肝心の子供」を思い出した。 | ||||
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囲碁、チェッカー、将棋などの盤上ゲームを題材にした短編が、表題作を筆頭に6編。 帯紙には第33回日本SF大賞受賞作とある。 個人的には、囲碁はほとんどルールすらわからないし、将棋も子ども相手に遊びでやる程度。 作品中にかなり書き込まれているそれぞれのゲームに関わる描写は、実際、理解したとは言えないだろう。 そのあたりは仕方ないと思いながら(少しずつだが斜め読みしながら)読了して・・・。 うーん、これは難しいなというのが率直な感想。 麻雀ゲームの話とインドの話はそれほどでもないのだが、ほかの話はどれもかなり観念的で、読者の立ち位置をふわふわとさせる。 つかみどころのないイメージが去来する。最終的にどういうことなのかは二の次となる。 90年代の翻訳ものSFによくあったような気がするなぁという読後感。 どうやら高尚なSFは自分には合わないらしい、ということがわかったような気がする。 | ||||
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SFというジャンルなので楽しみに読みました。読み終えての感想としてはすべてもうちょっと深くまでいってほしい!ということです。この内容ではSFでは内容に思ってしまいます。どの物語も題材は面白く、呼んでる最中は楽しく読んでいるのですが、読み終えると、なんか物足りないという感じでした。 | ||||
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