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カンパニュラの銀翼
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カンパニュラの銀翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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第2回、アガサクリスティー賞受賞作品ということで読んでみた。 とにかく「ハイブロウ(ハイブラウ)」な作品である。読むにはそれなりのリテラシーが必要であり、 この手の文体に慣れていない人には覚悟が必要だろう。文体は常に翻訳調であり、どうすればこのような 文章が書けるのかとあきれるほどだった。また、哲学的解釈やムダな講釈が多すぎる。読むのに非常に苦 労し、通常の同じ厚さの本の三倍は時間がかかった。普通の人が思いも付かないような語彙(辞書にも載 っていない)や表現がそこここに使われている。それは翻訳本を思わせる雰囲気(外国作品らしさ)を醸 し出すことには貢献しているが、一方で理解しにくく、かつ読みにくさを増幅させている。 おそらく、この作者は天才だろう。多方面の知識がそこかしこにちりばめられていて、読む人を選ぶ。 たしかに、これだけの作品を書ける人は、日本中探しても何人もいないだろう。その知識は、哲学、語学、 アナグラム、回文、外国の風俗、歴史などと幅広い。 だが、それが面白くて良い作品かと言われると、ちょっと違う。賞の審査では、この作品を満場一致で 受賞作に推したらしいが、いわゆる「ミステリー」とはまるで違う。しいていえば、「外国作品翻訳物風 時代ファンタジー」とでも呼べるだろうか。たしかに、亡霊めいた話などは「ミステリー」ではあるが、 「本格推理」でないだけでなく、「広義の推理小説」にも当てはまらない。 アマゾンのレビューや読書メーターなどでも、この作品を絶賛している人が多く、低く評価している人 は少ない。だがそれは、「すごい作品だ」というだけであり、「良い作品」「おもしろい作品」「人にも 勧めたくなる作品」とはまた違う。少なくとも私は、この作者の作品を二度と読みたいとは思わない。 作者の実力を鑑み、☆は3〜4くらいあげても良いが、私は敢えて☆2とした。この作品に高評価を与 えている人達の中にも、内心ではもっと低くしたいと思っている人もいるのではないだろうか。だが、そ れを声高に言わせないほどの「すごさ」が、この作品にはあるのだろう。それに屈して高く評価した人は、 ある意味、「裸の王様」と言えるかも知れない。 たしかに、このような濃密で高尚な作品をゆっくりと堪能したいという人も一部にはいるかもしれない。 だが、それはあくまでも「一部」の読者であり、多くの一般的な読者には向かないと思う。 | ||||
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ミステリーというよりはゴシックファンタジーじゃないですか。 それにしてもひどすぎる。 内容が何もない。 あり得ない設定に辟易します。 文章も非常につたないので読んでいて疲れました。 とにかくつまらない作品で気持ち悪かったです。 | ||||
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