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舟を編む
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舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全433件 381~400 20/22ページ
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本の匂いや触感のとても好きなものに出会えると、幸せになれるので、作者や登場人物のこだわりは、うれしい。「窓際のトットちゃん」の最初に出た本は、 とてもさわり心地がよく、字体も挿絵も大好きで、好きな匂いでした。そんなことをおもいださせてくれて、ありがたかったです。 ことばに関するこだわりも、辞書を引くのが大好きなわたしには、とてもうれしいものでした。 筋書きとしては、ドラマチックではなく、奇想天外でもありませんが、とてもさわやかで、手元においておきたい本です。 はじめ、図書館で借りて読んだのですが、手元におきたくなり、アマゾンで購入しました。 | ||||
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辞書を作る人たちを描いた作品。 非常に読み応えがあった。 主人公と妻とのなれ初めはいまいちだった。 | ||||
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15年という歳月を費やして辞書編集に携わった志ある人々の愛と友情と人生の豊かな物語。 出版、辞書、という特殊な職人の世界の雰囲気と使命感の表現、そしてコミカルだが愛情を持って人間を描く描写、三浦しをんの腕前の良さを堪能した。 ついに「大渡海」が完成するが、辞書編纂に協力してくれた監修者の先生はガンにおかされ辞書を手にすることはできなかった。最後の場面、先生の死、出版パーティでの関係者とのやり取り、では涙が出て来た。 「俺たちは舟を編んだ。太古から未来へと綿々とつながるひとの魂を乗せ、豊穣なる言葉の大海をゆく舟を。」 ビジネスマン時代から人間として尊敬する上司の名前は舟崎だった。「ふなは、ちっぽけな舟の方だ」と言っていたのを読了後思い出した。出版社の一角にある小さな工場、そこでとんかちとやすりで手作業で舟をつくる。いや、確かに舟を編む、のか。その舟が大海原を走る。人間世界という大いなる海を棹さしていくのを助ける乗物が辞書である。 三浦しをんは、1976年生まれだから30代の半ば。2006年には直木賞を受賞。この人の小説も読んでみよう。 この小説は、映画になるのではないか。 | ||||
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国語辞典というと、どうしても使う立場で辞典を見てしまいます。 しかし、この本を読んで、国語辞典を作る立場の人たちの苦労が ひしひしと伝わってきました。 ふだん、何気なく手にしている辞典ですが、この本を読んで、辞典 に対する私の見方が大きく変わったように思います。 また、主人公の馬締光也さんやそれをとりまく人たちが、実在する 人物のように思えました。 「風が強く吹いている」でも感じましたが、三浦しをんさんは、小説 を書くために、本当によく題材について取材し、研究をしているんだ なあと思いました。 本屋さんが薦める本NO1、納得の1冊だと思います。 ぜひとも多くの人に読んでほしい1冊です。 | ||||
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ライトノベル的ともラブコメ的ともいわれる本作ですが、 帯やカバーをめくった中身が少女マンガ風というのもあり、 そういう声はしかたないでしょう。 しかしながら、、、これがもし硬派な文体、リアルなドキュメント風で 描かれていたとしたら、ここまで多くの読者に読まれたでしょうか。 言葉の奥深さや辞書作りという気の遠くなる作業にかける編集マン達の想いに 興味をもつことができたでしょうか。 第1章はたしかに、高橋留美子のマンガか、と突っ込みたくなりそうでしたが、 低い敷居、広い間口から、ページをめくるたびに、 徐々にディープな世界にいざなわれる心地よさがありました。 こういう世界があるということに触れさせてもらえ、ありがたいです。 3人の視点でバトンタッチしながら描かれるせいもあってか、 思いのほかさくっと読めました。 欲をいえば、辞書の完成にかけた歳月を実感できるよう、 もっと長編でもよかったかな、とも思います。 | ||||
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言葉に対する情熱に、涙。 こどもの頃辞書が好きで、楽しく読んでいたのを思い出しました。 こうやって、辞書はつくられるんだと、驚き。 登場人物それぞれに個性的な魅力があり、 皆が自分に出来る事に一所懸命なところも、 この物語のいい所だと思います。 | ||||
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この本は辞書作りに関わる人間達の情熱が描かれています。 この著者の前作である「まほろ駅前・・・」や「風が強く吹いている」を読み、 好きな作家になっていた事もあり本著を手に取りました。 なかなか主役に挙がる事のない「辞書」をテーマにした作品で、 少し地味な感じなのかなと思って読み始めましたが、 最後まで一気に読み終えてしまいました。 辞書に傾ける数々の方達の情熱。 そしてその情熱に触れることにより 自らの心の底にある情熱に気付いたり、 新たに燃やし始めたりと、 周りの人間達にも影響していきます。 やはり情熱をもって物事にあたる姿はカッコイイですね。 自分自身、今目の前にある事に一生懸命取り組もう!と正直に思えました。 その他にも繊細な心の動きや、言葉自体の魅力にも触れられる作品です。 やる気になりたい方、頑張っても損するだけだよと考えている方、 もしよかったら読んでみて下さい。 | ||||
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辞書は言葉の海を渡る舟 海を渡るにふさわしい舟を編む。 この表現に眼を開かされ、すばらしい、と感嘆する展開が本書にはあります。辞書編集に才能を発揮する「まじめ」青年とその周囲の魅力的な人たちがおりなす、編集開始から完成までの十数年に及ぶ物語(途中の十年間は抜けてますけど)。まさに、言葉と本が好きな人のための小説でしょうか。書店員さんたちが選ぶ本屋大賞を受賞するのがよくわかります。 それにしても、言葉というのは奥が深く、大事にして、正確に使わないといけないなぁ。願わくば、もっと若い頃に出会いたかった本・・かな。 | ||||
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本屋大賞で山積みになっていたので買いました。この物語の面白さはやはり「辞書作り」というあまりとりあげられてこなかった仕事をテーマにしていること。素直に読みやすく楽しめる一冊でした。敢えて言えば、もう少し波乱展開(例えば人間関係や他社との競争)があった方が読み応えがあったかも。 | ||||
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本屋が辞書作りを書いた本に注目するのは当たり前で, 本好きが言葉を取り上げた本を読みたいと思うのも当たり前で, 更に,三浦しおんが書いたのならはずれはないと思うのも当たり前. という予想通り,いや,予想以上に一気に読める文体と内容だった. 作品の世界観は三谷幸喜が書くドラマに似ていると思った. 内容や展開が想像できるので ちょっと変わったしかし愛すべき主人公や周りの人々, 辞書や言葉に関するうんちくを楽しむ為の本でしょう そういえば,辞書を引きやすくするため, 辞書の紙を1ページずつぐちゃっとつぶし, アコーディオンみたいにしていた事を思い出した. 辞書の紙に細心の注意を払っていた馬締さんに申し訳ない,, | ||||
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さすがに本屋大賞、地味な設定ながらも、 ものすごくリーダブルで、どんどん読んでしまいました。 辞書編纂の仕事の話ですが、どんな仕事にもいろんなドラマがあるものだよなーと 改めて思ったり。登場人物もみんな魅力的で、 映像的に浮かんでくるような小説です。 難をひとついえば、さらっと読め過ぎて読み応えがない、 というところですが、リーダビリティと読み応えは、 ある程度トレードオフにならざるを得ないのかなと考えると、 これはこれでというふうにも思います。 誰にとっても、素直に「おもしろかったな」と思える小説であることは 間違いないかと。 | ||||
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登場人物の心理描写や個性が面白く、仕事・物作りに対する情熱や 合間に出てくる日本語の奥深さを感じることのできる小説。 全体的にライトな感じで、漫画のようにすらすらと読める本でした。 ただ、若干ストーリーが分かりやすいというところと、 「辞書をつくるというテーマ」でプッシュしている割には、 その辺の描写が少ないかな?というのが惜しかったです。 | ||||
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辞書の作成にまつわる人の話。人間関係が丁寧に描かれていてとても好感が持てます。誰にでも安心して薦められる本ではないでしょうか | ||||
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以前、大学の講義で、国語辞典の作成は非常に難しく大変だと聞いたことがあり、実際どの程度の困難さを伴う作業なのだろうかと、長年疑問に思っていました。折しも、今年の本屋大賞作品が辞書編纂の小説と知り、早速購入しました。 辞書編纂に携わる個性的な人たちの完成にむけた世代を繋ぎながらの熱い情熱に感動しました。 読んで良かったと確実に思える小説です。 | ||||
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国語辞書の編集者を主人公にした小説。「仕事とは何か」を考えさせられる。 CLASSY.(20代女性向けファッション誌)に連載されたものなので、いくぶん軽い文体になっている点、過去連載分のおさらい的な文章が入る点、ところどころ文体が不安定な点がやや気になるが、登場人物のキャラクターがみな魅力的で、全体に面白いし、最後はやはりグッとくる。 辞書の編纂にはじつに長い時間がかかる。本書にも、17年をかけて日本で初めて近代的な辞書をつくった大槻文彦について触れられているが、その『言海』のあとがきに大槻は「この本をつくるまでに、妻と息子を病で亡くし、校正刷りで『露命』(はかない命)という語にあたったとき、思わず落涙した」というふうなことを記している。 「露命」という言葉はただそこにあるだけだが、それに触れた者の感情を激しく揺さぶることがある。「言葉」と人間の心との関係について思いを至らせる、たしかにそんな小説だった。 本書のカバーを、小説中の辞書『大渡海』の装幀に模してあるところもなかなかいい。 | ||||
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すらすらと読める内容でした。 また、最も関心したポイントは「辞書の編集」の物語だというところです。 新しい視点での物語は読み応えもありました。 | ||||
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私には少しむつかしい内容でした。 なので、何度も読んで理解を深めます。 きっと役立つと思うので。 | ||||
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昨年の本屋大賞にはガッカリでしたが、今年の大賞は良かったです。 電車の中で読んで、喫茶店で読み、一日で読みました。 三浦しおんさんは「風が強く吹いている」が最高でしたが、 これも楽しく読みました。ありがとうございました。 | ||||
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久しぶりに一気読み。 『大渡海』が欲しくなった。 本屋大賞ノミネートらしいが、個人的には『まほろ駅前多田便利軒』よりも、こちらの方が直木賞なんじゃない?と思う。テイストは違うけれど、私は『舟を編む』の方が好きかな。 一風変わった編集部員達の、15年にも及ぶ辞書編纂の物語。帯に角田光代も書いているが「スポーツ競技」っぽくて、どこか楽しげ。人物描写は、西岡が印象的。チャラ男を演じているけれど、実は一番、人情味溢れていて優しくて、何よりも辞書作りを好きな男なんじゃないか…と。ほんとは西岡、マジメだよね。 | ||||
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国語辞書『大渡海』を編集するために玄武書房辞書編集部に集った様々な面々の織りなす物語。笑いあり涙あり、時が経つのを忘れて大いに楽しんだ一書でした。それにしても、辞書の編纂の何と大変なことでしょう。 「辞書は言葉の海を渡る舟だ」(27頁)。 「もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」(同)。 「あんなに丁寧で思いのこもった手紙をもらって、来ないわけにいかないでしょ」(93頁)。 「女が重視するのは、「自分を一番大事にしてくれるか否か」だと、西岡は数々の経験からあたりをつけていた」(97頁)。 「しりとりに勝ちたかったら、単語の末尾が『あ行』『か行』『さ行』で終わる言葉を言うのは避け、『や行』や『ら行』や『わ行』で終わる言葉をひねりだすことです」(192頁)。 「公金が投入されれば、内容に口出しされる可能性もないとは言えないでしょう。また、国家の威信をかけるからこそ、生きた思いを伝えるツールとしてではなく、権威づけと支配の道具として、言葉が位置づけられてしまうおそれもある」(226頁)。 「言葉とは、言葉を扱う辞書とは、個人と権力、内的自由と公的支配の狭間という、常に危うい場所に存在するのですね」(同)。 一点だけ難を云えば、馬締光也と林香具矢が(肉体的にも)結ばれるのが少し早過ぎでは?それはさておき、本書の装丁(カバーと帯)が文中に記載された『大渡海』のそれと同一なのは趣向がありますね。また、本体表面のマンガ絵も大変GOODでした。 | ||||
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