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エイジ
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エイジの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 41~60 3/6ページ
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14歳って確かにこんな感じだった気がする。 熱かったり、冷めていたり、好きだったり、好きじゃなかったり 家族のこと、学校のこと、身近なこと、報道されていること、 すべてが不確定で、自分の立ち位置を探しているような感じ。 迷っている感じが、とっても青春。 このころの感情をリアルに描いていると思う。 14歳ころに読んでたらもっとはまっていたかも。 | ||||
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何気なく買って読んだら一気に引きこまれてしまった。 通り魔事件が主軸ではあると思うのだが、印象はそれほど強くない。 私は岡野くんの苦しみが一番心に染みた。 実社会ではこのような場合、次のイジメのターゲットはテツ君に移っていくんですよね。 そういった想像をしながら読んでいると、中学校って怖い環境だったんだなあと改めて思いました。 自分がどんな学生生活を送っていたかで受け取り方の変わる作品だと思います。 読了後の清々しさは保証できます。 もしも中学生の時の自分がこの作品を読んだらどんな印象を持ったのだろう? そんな事をちょっと考えたりしました。 | ||||
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本当に淡々とした小説だ。エイジは中学生。連続通り魔という事件が起こるが片田舎の生活が淡々と記述される。重松作品にあるヒューマンドラマがそこにある。 何がいいって、その紙質とイラスト。新聞のテイストがとてもいい。 | ||||
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「キレやすい」中学生…そんな単純な言葉でくくることができない、してほしくない中学生時代。 エイジは「キレる」ことができない。理不尽な理由で、バスケットボールが続けられなくなって、片思いの彼女には声がかけられず、周囲の同級生にはまることもできず、家族は優しくもどうもしっくりこない… そんな日々の中、周りを騒がしていた連続通り魔が逮捕された。その犯人はクラスメートのタカやんだった。 読みやすく、すいすいと読み進めてしまった。 このストーリーに心が動かされるにはちょっと歳を取りすぎてしまったかなぁ、という感想。 | ||||
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第12回山本周五郎賞受賞作品。 14歳、中学2年生のエイジを取り巻く日常を描いている。 その日常は現実とほとんど乖離ないように感じるため、エイジは日本中にいっぱいいることだろう。 主人公のキャラクター、学校や家での出来事、出てくる会話等々、本作品に出てくるありとあらゆるものが「普通」であった。 「非日常」や「異常」なことを劇的な筆致で綴って読者を虜にすることと、「普通」の羅列で読者を虜にすることはどちらが難しいのか考えてみた。 圧倒的に後者の方が難しいのではないか… 本作品にはあまりにも「普通」が多い。 しかし、不思議と先が気になり、読むスピードは衰えるどころか増すばかりであった。 「なぜこんなありふれた出来事や会話や心情描写の羅列に引き付けられるのか…」そんなことを考えながら読むのも良いかと思う。 ソレデハ… | ||||
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中2の4月に読みました。なぜか思わず人とぶつかってしまう。まさにこの物語の主人公と同じような気持ちを抱いていました。とても中学生をリアルに描き、重松さんはすごい作家だなあ、と改めて思いました。思春期の子供におすすめですが、大人にも読んでもらいたい作品です。 | ||||
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2000年、武蔵中学の国語の問題として 中学入試に初登場した。 少年少女の心理と成長を描いた名作として 今後もしばらく、中学入試に登場するだろう。 | ||||
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大人が大人のために書いた大人の望む子ども像 といった皮肉な意見もあるが、 なるほど、こんな子どもがいるといいな といった期待や希望を叶えないと、 大人の心はつかめないだろう。 実際、新聞小説として全国の大人の目に 否応なくさらされるわけだし、 連載をまとめた本もよく売れたのだから、 そのへんの匙加減がうまいのだ。 楽しめるし、一気に読める。 個々の人物像も心情も丁寧に描かれている。 どのキャラも立ちすぎという声もあるが、 愛すべきキャラだった。 典型的ともあったが、きっとそうなのだろう。 しかし、いいではないか、典型的で。 大人は子どものことがどうにもよくわからないから まずは典型から勉強するよ。 | ||||
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大人が大人のために書いた大人の望む子ども像 といった皮肉な意見もあるが、 なるほど、こんな子どもがいるといいな といった期待や希望を叶えないと、 大人の心はつかめないだろう。 実際、新聞小説として全国の大人の目に 否応なくさらされるわけだし、 連載をまとめた本もよく売れたのだから、 そのへんの匙加減がうまいのだ。 楽しめるし、一気に読める。 個々の人物像も心情も丁寧に描かれている。 どのキャラも立ちすぎという声もあるが、 愛すべきキャラだった。 典型的ともあったが、きっとそうなのだろう。 しかし、いいではないか、典型的で。 大人は子どものことがどうにもよくわからないから まずは典型から勉強するよ。 | ||||
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これぞ青春って感じです。 ほんとに感動しました。 エイジは悪の道に 染まらなくて ほんとよかったね! 強くしっかりした 男の子だなと思いました。 | ||||
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そうかー、こういうことなのかー、と思いながら読みました。反論するも肯定するも、今どきの中学生については何も知らないので、とりあえずそのまま受け入れです。 でも、なんとなーく、全体に作り物めいた印象を受けてしまった。 「特殊な子」……たとえば、通り魔のような犯罪を犯してしまうような子は、決して「特殊」でもなんでもない。むしろ、ふつうの家庭に育ったふつうの子なのだ、ということなのでしょうが、エイジの家庭として描かれている「ふつうの家庭」が、妙に絵空事っぽい。そのせいかなあと思います。 | ||||
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短編集ではなく、長編集。 元々、朝日新聞社から発刊されていたものを、 『ナイフ』の隣に並べたい、との作者の意思で新潮社へ。 内容も兄弟作のようになっていますので、 ぜひ、双方をご一読してみてください!! | ||||
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エイジが自分の気持ちを語りながら物語を進めていくのだが、話し方、親との接し方、少年犯罪のことを記者に質問されたときの対応など、全て今どきの中学生らしく描かれていて素晴らしいと思った。また、主人公のエイジ以外でも、友達のツカちゃん、タモツくん、バスケ部の岡野、片想いの相沢志穂など、同級生の人物描写も見事でそれぞれの登場人物の特徴がはっきり出ていてとても分かりやすかった。ストーリとしても、昨今話題になっている少年犯罪を中心に、思春期で悩む少年の部活・恋愛・家族の話を絡めていて、内容が濃く読み応えがあった。特に少年犯罪については、通り魔事件の犯人が主人公の同級生で、その同級生に対して主人公が何を事件に対して何を感じ、どう考えるのか、中学生という立場での感情の起伏が丁寧に描かれて考えることが多かった。 | ||||
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最近のキレやすい子ども。 それを題材にしたこの本は、面白い内容だと思う。 普通、自分の周りで犯罪が起こると思わないし まして知り合いが犯罪者だなんて想像しても実感がわかない。 でも、今まで客観的に見ていた物事が自分のすぐそばで起きた。 僕(エイジ)の同級生が通り魔だったのだ! 他人事だと思っていたことが身近にあった時の 少年達の心理が上手に書かれていたと思う。 登場人物も個性がはっきりしていた。 でも・・・・。 なんというか、緊迫感に変化がないというか。 「こんなことが起きたらどうなるか想像して書きました」 っという雰囲気が終始付きまとっていた気がする。 自分のみに起きたことがないからなんともいえないけど。 | ||||
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エイジは悩む。 いろんなことに。 でも自分なりの結論をきっちり出し、行動にあらわす。 悩み方が中学生らしくていい。 私には、息子がいるが、エイジのような中学生になってくれたらと密かに思っている。 いま、中学生の子に読んでもらいたい。 そして、こういう子に育って欲しいと願っている親もいることを知ってほしい。 | ||||
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同級生が連続通り魔犯だった,というのは,多くの人にとってリアルな経験ではないだろう。また,クールな優等生のタモツや,情に厚い不良のツカちゃんや,妙に品行方正な小松などの脇役も,キャラを立て過ぎていて,リアルな人間描写とは感じられない。 このように,本書でエイジを取り巻く設定は,必ずしもリアルではない。 にもかかわらず,そうした状況の中で一生懸命に考え,自分なりに納得できる道を模索するエイジの姿(もちろん,それは,リアルな私自身の中学時代とは明らかに異なるのだが)は,自分自身の中学時代を甘酸っぱくリアルに思い出させてくれた。 とりあえず,かつて中学生だった経験を持つ人すべてに読んでほしい一冊である。 | ||||
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電車賃は大人料金扱いなのにどうして親や先生に指図され子供として扱われるのだろうとそんな疑問をちょうどエイジくらいの年齢の時に考えたことがありました。「身体は成長し大人になってきたけれど精神の方がそれに追いついていないんだ。だから僕達は心を守らなくてはいけない。うざったいかもしれないけれどそれが先生の仕事だからね。」そんなようなことを言ってくれた大嫌いな中学の担任を思い出しました。言われた時は、分かったようなこと言うなジジィと友達皆でひたすら先生の悪口大会になりましたが今思えば私が思っているよりずっと私たち生徒のことを考えてくれてるいい先生だったなーと懐かしいです。 受験勉強や部活の縦社会、色々なことに苛立って反抗する思春期を重松先生はよく分かっているなぁ。 | ||||
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ハードカバーで中学生の頃読んだ。 中学生が主人公なので、当時とても共感しながら読めた記憶がある。 重松清を好きになったのもこの作品から。心理描写が絶妙。 思春期真っ只中の中学生を非常に上手く描いている。 | ||||
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この物語の主人公エイジは14歳で、ケガの為バスケ部を休部し14歳なりにいろいろ考えたり、イライラしたりしててかなり不安定な感じです。 そんなエイジの町で連続通り魔事件が発生し、その犯人が同じクラスの男の子だった。 そんなことをした男の子の気持ち寄りにエイジの心は傾いていき・・・ この14歳って子供と言われれば子供だけど、大人に近付きつつもある微妙な年齢ですね。 読んでいて考えるのは自分が14歳の時ってどうだったかな〜って事でした。 もうすごい昔だけど、私はこの年に転校したのでやっぱり不安が大きくてなんとか馴染もうと努力したものです。 何がきっかけでいじめられるかと思うと怖かったし。 人見知りで口下手な私には空気みたいな存在になることしか出来なかったです。 自分の意見を言ったりもほとんどしなかったな。 でも好きな人もいたりして、今はなつかしいな〜と思うんですけど。 途中のエイジがとっても不安定で、いつ犯罪者側へ行ってしまうんじゃないかと、かなりハラハラしました。 でも読後感は清々しかったです。 | ||||
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「流星ワゴン」を読み、重松氏の小説に興味を持ち、そして好きになりました。 犯罪の低年齢化。 もし、クラスメイトが犯罪者だったら… 小説と同じ境遇に置かれた中学生が世の中にいるかと思うと、現実問題でもあると感じる。 登場人物の設定が個性あふれているので、この子はこんな子だと把握しやすい。 部活、親友、恋愛、家族など、様々な物事や人に対して、未熟な上の不器用な距離のとり方。 貴方もきっとガツガツ読める一冊です。 | ||||
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