■スポンサードリンク
エイジ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
エイジの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の葛藤が伝わってきました。少年犯罪をマスコミが取り上げる世の中、正しいことを報道して欲しいけど、彼らの先の人生はどうなるのだろうなど、考えさせられる一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供の時間潰しに十分でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
青春小説ではない。 人生で最も微妙な時期である中学生時代を男子の『僕=エイジ』の心のなかから描いている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「通り魔の犯人は同級生だった・・・。」 こんな宣伝文句に惹かれて、あれ?これって薬丸岳の「Aではない君と」みたいな作品なのかな?と興味を持ち、思わず購入。 読んで、「あーしまった!作家は重松清氏だった。」と思い知るも時既に遅し(笑) 宣伝文句から超ドロドロを想像するも、重松氏の作風で、ドロドロなんてある訳もなく・・・。この人はどんな内容も爽やか~っと書いてしまうのを忘れていました。 ということで、本書は移り気な非常に繊細な少年の心情を描いた綺麗すぎる青春小説となっています。自分にとっては、ほぼ忘れかけていた気持ちが、なんとなく甦ったようで、胸がチクチク痛みました。 若い頃ってなんで、あんなにイライラしたり、悩んだりできたのでしょうか?精神と肉体のバランスが取れていないから??? でも、幾ら肉体的に若くても、あの頃に戻りたいか?と聞かれれば、今だから言えるのかもしれませんが、当時の自己の存在のあまりの恥ずかしさに、「いえ、結構です。」と答えるだろうなぁ。(笑) 他の人はどうなのでしょうかね??? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人が分かった時、クラスのみんなはどんな気持ちだっただろう。次の日の教室の様子を見ていると、なんか別落ち込んでいるような様子は私には見えなかった。それが残念なような気がする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「キレやすい」中学生…そんな単純な言葉でくくることができない、してほしくない中学生時代。 エイジは「キレる」ことができない。理不尽な理由で、バスケットボールが続けられなくなって、片思いの彼女には声がかけられず、周囲の同級生にはまることもできず、家族は優しくもどうもしっくりこない… そんな日々の中、周りを騒がしていた連続通り魔が逮捕された。その犯人はクラスメートのタカやんだった。 読みやすく、すいすいと読み進めてしまった。 このストーリーに心が動かされるにはちょっと歳を取りすぎてしまったかなぁ、という感想。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近のキレやすい子ども。 それを題材にしたこの本は、面白い内容だと思う。 普通、自分の周りで犯罪が起こると思わないし まして知り合いが犯罪者だなんて想像しても実感がわかない。 でも、今まで客観的に見ていた物事が自分のすぐそばで起きた。 僕(エイジ)の同級生が通り魔だったのだ! 他人事だと思っていたことが身近にあった時の 少年達の心理が上手に書かれていたと思う。 登場人物も個性がはっきりしていた。 でも・・・・。 なんというか、緊迫感に変化がないというか。 「こんなことが起きたらどうなるか想像して書きました」 っという雰囲気が終始付きまとっていた気がする。 自分のみに起きたことがないからなんともいえないけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「キレ」てしまったクラスメートをもった中学生が 「キレる」ってどういうこと?と考え出してしまったハナシ。 著者は1963年生まれでわたしに近い世代ですが、著者が 描く「キレる」感覚、「すれ違う人を刺す想像」「周りとの 関係を全部キって逃亡したくなる感覚」は、あ~そんなこと 考えてたっけとドンピシャはまる。ただちょっと考えると、 我々世代が少年だった頃は日本は今ほど「希望格差社会」じゃ なかった。頑張っているとソレナリには何とかなった時代。 今の子供たちって「頑張ってもどうしようもない」って思う子 がどんどん増えているんじゃないか。そういう子の「キレ方」 ってこんなもんじゃないんじゃ、というのが読後感です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まるでNHKの「中学生日記」を見ているような内容でした。むろんよい意味で。子供心に縁の無い大人が読むのは無理がある作品です。淡々と主人公であるエイジの心情と身の回りの出来事で進む話は、クラスメイトが通り魔で補導されるという最初が一番の盛り上がり。それがきっかけで主人公が、プチ反抗期をのり越えるまでを描いた作品です。 子供でもなく、大人扱いもされない、不安定な時期である中学時代。お大人びている奴もいれば、ガキッぽいままな奴、その中間などなど、考えればその年頃が一番多感な時期であろう。「少年」「キレル」この作品を読むと、その二つの言葉はとても簡単には説明できない言葉だとわかります。 エイジの心の葛藤は誰しもが経験しているものだと私は感じましたが、皆さんはどうでしょうか? いい大人(私が生涯なりたくないもの。笑)が読むと退屈極まりない話ですが、昔を懐かしむ要素はたくさんあり、自分もそんなことあったなあと、思い出したりすることもあるのではないでしょうか。いろんな問題提起も含む作品ですが、最近の中学生生活が垣間見れて、私はまあまあ楽しく読まさせてもらいました。もちろんここに出てくる中学生がすべてではないでしょうが(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めての重松作品。ということでじっくりと読みました。$N$話の運びは上手で、流れるように読めたけれど、・・・うーーーーん。。。なんだかリアリティに欠けるというか・・・。どうしても、「オッサンが中学生ぶって書いてる感」が払拭できていない感じが。いまどきあんまり「チョー」とか使う子もいないし。$N$ただ、それぞれのキャラクターの味付けはかなりよくて、特にクラスのお調子者=ツカちゃんなんかはとても生き生きと描かれていたように思う。$N$$N$長編なので、まあそれなりの読み応えはあるかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一般に少年犯罪がおこった場合は、被害者に対する同情、そして加害者の異常さを際立たせる報道ばかりが目立つように思う。 しかし、この中では、タカやんの起こした事件を機に、クラスメイトはそれぞれの観方でこの事件について思いをめぐらせていく。そしてそのなかでも、エイジの関心の持ち方というのは、これまで意外と語られてこなかったように思う。 大人によって書かれながらも、いわゆる『大人の考える子どもたちの世界』ではない世界が描き出されているところにこの本の魅力があるように感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公エイジの淡々とした語り口が、通り魔事件を中心に描かれる物語を的確に伝えていきます。いかにも普通の中学生が思うようなことを普通に語っています。日常的登場人物と舞台設定の中での、通り魔事件という非日常的なことという構図でしょうか。肩の力を抜いて読む事が出来ました。2ページ毎に挿入されているイラストは何故か妙に気になるほどの存在感があります。イラストの良さが際立ち過ぎるほどに物語にインパクトが欠けている感もありますが、何処にでもいる中学生という設定なので、それでいいのかもと納得もしてしまいます。それでも主人公が好意を寄せる女の子との幾つかのやりとりは、胸が淡い気持ちに満たされます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!